2012.03.30 FRI
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vs楽天 第1回戦

2012年シーズンの開幕戦は、沢村賞投手・田中から5点を奪うと、最終回の猛追をかわして5対3と逃げ切り。2004年以来、8年ぶりとなる開幕戦勝利を手にしました。

3年連続の開幕投手となった成瀬は、3回まで相手の攻撃を1安打に抑える上々の立ち上がり。4回以降は毎回2人の走者を塁上に背負う展開となりましたが、落ち着いた投球で要所を締めます。6回は味方の失策から無死1,2塁とされましたが、2つの三振などで後続を断って見事に鎮火。スコアボードに「0」を並べ続けます。7回に1点を失い、ルーキー・益田に後を譲った成瀬でしたが、三度目の正直で、初の開幕戦白星を手にしました。

4番に座った新戦力・ホワイトセルは開幕戦から打棒を発揮。1回、2死から二塁打を放った3番・井口を生還させる先制の中前適時打を放ちます。「今まで田中には三振ばかりだったけど、ニューイヤーだから過去は関係ないね。チーム、そして自分にとってもいいスタートが切れたよ」という言葉通り、その後も田中に襲い掛かります。3回には詰まりながらも三遊間をしぶとく抜ける左前安打を放つと、5回、再び二塁打の井口を走者に置いて迎えた打席では、一塁手のミットをはじく適時二塁打を放ち、猛打賞を獲得。マリーンズ打線に新しい「軸」が誕生した一夜となりました。

2007年以来、5年ぶりにスタメンで開幕を迎えた2番・根元も、起用に応える巧打を披露。6回、相手の守備の乱れで1点を追加した後、1死2,3塁で迎えた第4打席で、一塁手の横を破る2点適時打を放って点差を広げます。「みんなが繋いでくれたチャンスを潰さず、大きな追加点を取ることができて良かったです。自分自身も開幕できました」と本人も振り返る、貴重な一打となりました。チャンスメークに回った井口も3安打の猛打賞。昨年は6試合で0勝5敗と抑え込まれた田中を攻略したこの結果を弾みに、開幕ダッシュを決めましょう!

成瀬投手

-3回目の開幕投手で初めて勝利を手にしました。今の気持ちはどうですか?

(成瀬)本当にうれしいです。

-最終回、薮田さんがイーグルスの攻撃を受けていました。どのような気持ちで見守っていましたか?

(成瀬)去年から良い形で薮田さんにつなげていきたいと思っていましたし、薮田さんを信じていました。少し緊張しましたけど、心配していなかったです。

-チームが苦手としていた田中投手との対決に投げ勝っての勝利。これは大きいですよね?

(成瀬)去年はマー君にやられっ放しだったため、今季最初の登板で勝ちがついたことで「今年のロッテは違うんだぞ」と思わせられたと感じています。

-中盤は何度もピンチを迎えましたが、落ち着いて投げていった印象がありました。

(成瀬)今日は再三ランナーを出してキツかったんですけど、その状況でも粘りのピッチングができました。今後も今日のようなピッチングを続けていけば、先発投手として最低限の仕事はできると思います。

-チームとしてもなかなか勝てなかった開幕戦に勝って好スタートを切りました。今シーズンの意気込みをお願いします!

(成瀬)開幕戦に勝ったことで「今年は違うぞ」と見せつけることができました。今後も粘りの野球をやっていけば、自然と上位に行けると感じています。チーム一丸で頑張っていきたいです!

-成瀬投手でした。どうもありがとうございました!

vs楽天 第1回戦

「選手たちがよく戦ってくれた。チームとしての久しぶりの開幕戦勝利は素直に嬉しいですね。

相性が悪い田中投手だったが、昨年とは違う選手たちの気持ちの表れ。初回に2死から3番4番で先制点を挙げてくれたのが大きい。3番4番で6安打としっかり仕事をしてくれた。

先発の成瀬も丁寧に粘り強く投げてくれた。本当は7回を投げ切ってくれればベストだったが、ナイスピッチングだよ。チームを勝利へ導く投球。

その後の益田も一人ランナーを出したが、しっかり後続を打ち取ってくれた。開幕戦で投げれた事は彼の今後に大きな自信につながると思う。

最後はそう簡単には勝たせてくれないという事。しかし、いいスタートがきれた。この流れを明日の試合でも期待している。明日の先発は唐川侑己だよ」

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