2012.04.22 SUN
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vs埼玉西武 第4回戦

8回裏にライオンズの救援投手陣を攻略し、鮮やかな逆転勝利。このカードは2勝1敗の勝ち越しで終えました。

本拠地初勝利を狙った藤岡は、雨の中で制球が安定せず、5回までに3点を失います。しかし、5回裏に味方の4連打などで同点に追いついてもらうと、本来のピッチングを展開。直後の6回表に3者連続三振を奪う快投を見せます。実績十分のライオンズ先発・西口に対して堂々と投げ合った藤岡は、7回に勝ち越し点を許し、プロの厳しさを味わいました。次の登板に向けて、しっかり調整してもらいましょう。

同期・藤岡が降板した後、1点を追う展開の8回表を任された3番手・中後が、プロ初勝利を挙げました。「この前は悪いピッチングをしてしまったので、絶対に0点に抑えたい」とマウンドに上がった中後は、1死から安打を放たれますが、切れ味鋭い球で原、炭谷を打ち取り、無失点に抑えます。ライオンズペースで進んでいた試合の流れを引き戻す快投を披露した中後。「毎試合緊張しっぱなしですが、それでも抑えるんだ、という強い気持ちで投げてます」と語る細身のルーキーの背中が、頼もしく見えました。

決勝打を放ったのは、開幕から不調に苦しんでいた清田でした。8回裏、4番・サブローの適時打で同点に追いつき、なおも2死1,2塁となったところで打席が回ると、「いつも通りのスイングをしよう、三振してもいいから思い切り振ろう」と、集中力をさらに高めます。ここで岡本篤の直球を引っ張った打球は前進守備を敷く左翼手の後方に上がります。2人の走者を生還させ、3塁に滑り込んだ清田は2010年の日本シリーズ第3戦での三塁打を思い起こさせるように右手を握りしめて渾身のガッツポーズ。「昨日に引き続き、緊迫した戦いだったけど、勝ちのうれしさは大きい」と振り返った清田。そのバットから今後も数多くの打点がたたき出されることでしょう。

来週は上位を走るファイターズ、ホークスとぶつかります。この勢いを持続させて、勝ち越しましょう!

中後投手、清田選手

サインボールを手にする清田と中後
中後と清田はファンの声援に両手を挙げ応える!
プロ初勝利を挙げた中後はファンと笑顔でハイタッチを交わす!

-まずはプロ初勝利をマークされました、中後投手です。おめでとうございます!

(中後)ありがとうございます!!

-味方の逆転で初勝利を手にされました。どんな思いですか?

(中後)藤岡が先発で投げてくれて、僕はしっかり抑えるだけだったので、野手の方が打ってくれて本当にうれしいです。

-今日は1点リードされた中、マウンドに上がりました。どんな事を考えながらマウンドに上がりましたか?

(中後)この前は悪いピッチングをしてしまったので、今回は絶対に0点に抑えるんだ、という気持ちで投げました。

-初登板から8試合目。厳しい場面での登板が続いていますが、プロのマウンドはいかがですか?

(中後)毎試合緊張しっぱなしですが、それでも抑えるんだという強い気持ちで攻めて、投げています。

-改めて今後の決意の一言をお願いします!

(中後)これからももっと、バンバン投げるので、応援よろしくお願いします!

-続きましてその中後投手に初勝利をプレゼントする決勝タイムリーを放った清田選手です!

(清田)まずは3打席凡退していて、4打席目をくれた監督に感謝しています。

-今日も厳しい試合展開でしたね。

(清田)昨日に引き続き、緊迫した戦いだったんですけど、勝ちのうれしさは大きいですね。

-打席に入る直前、ランナーが3塁で刺されて2アウトとなりましたが、どんな思いで打席に入ったのでしょうか?

(清田)いつもどおりのスイングをしよう、三振してもいいから思い切り振ろうと思って打席に入りました。

-藤岡投手や中後投手など、若い投手が粘りの投球を続けている中で、野手がその期待に応えました。

(清田)藤岡も良いピッチングをしていて、もっと早い回から点が取れればよかったんですけど、プロという世界は厳しい世界なので、これも良い経験になると思います。

-清田さん自身も久々の打点となりました。最後にファンの皆さんに一言お願いします!

(清田)今すごくチーム状況が良いので、このままシーズンが終わるまで頑張っていきます。応援よろしくお願いします!!

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