試合情報

今日勝てば首位となるホークス戦。序盤に打線が4点を奪うも、徐々に追い詰められて1点差に。しかし、終盤に再び突き放して逃げ切り、6対4で勝利。再び単独首位に浮上しました。

この試合の途中に史上325人目となる通算1,000投球回を達成した先発･成瀬が、今季ホーム初白星となる3勝目を挙げ、記録に花を添えました。

成瀬は序盤、「味方のプレーに助けられた」と振り返った通り、里崎や今江の好守にもり立てられて2回までを無失点に抑えます。4対0とリードして迎えた3回表に2死から3連打を浴びて2点を失うものの、続く4回表は相手の中軸を3人で仕留めて立ち直りを図ります。そして、5回表を無失点に抑えたところで試合が成立。前の回に通算1,000投球回を達成した成瀬に花束が贈られました。

今日の成瀬は6回を投げて97球、被安打6、奪三振1、無四球、失点3。本調子ではありませんでしたが、今季なかなか成瀬を援護できていなかった打線が序盤からつながり、成瀬の後を受けた中後、益田、薮田の継投がリードを守り抜きました。投手の調子が悪い時でも、他の選手がしっかりカバーできる。今日見せた「和」の力がこれからの長いシーズンでも必要となってきます。

打撃陣では、スタメンに定着している2番･根元と5番･角中が活躍を見せました。

根元は初回、相手先発･千賀に対し1死から内野安打で出塁すると、すかさず今季3つ目の盗塁を決めて好機を拡大。この直後の3番･井口の適時打を呼び込むと、続く2回裏には、無死満塁と絶好の機会で打席へ。「積極的にいこうという強い気持ちで打ちにいきました」との言葉通り、高めの直球に押し込まれることなく打ち返し、右前に運ぶ適時打とします。4対3で迎えた7回裏には、無死1塁と走者を進めたい場面で打席へ。初球でキッチリと犠打を決め、1点差の厳しい場面で与えられた役割を果たしました。

根元が犠打を決めた後、角中が2死1,2塁の場面で登場。ここまで2四球と球がよく見えていた角中は、外角への変化球に食らい付いて左前適時打に。中盤以降に元気の無かった打撃陣を奮い立たせる一打となりました。

明日の両先発は唐川と攝津。今季ここまで両リーグトップ、5勝同士の対決となります。まだ負け無しの攝津を攻略し、唐川を強力に援護しましょう!

-それでは本日のヒーローにお越し頂きました。今シーズン3勝目を挙げました、成瀬善久投手です! お疲れ様でした。

(成瀬)ありがとうございます!

-今日のピッチングを振り返ってみて、いかがですか？

(成瀬)今日はあまりにも良くなかったので、僕以上に里崎さんがすごく配球が大変だったと思います。それでも初回、2回と味方が援護してくれたので気分良く投げられました。

-苦しいながらも先発ピッチャーとしてゲームは作った形ですね？

(成瀬)本当に先発ピッチャーとして最低限の仕事はできたと思いますけど、それでも点を取ってもらった後に点を取られたことが良くないと思いますし、何よりも今日は野手の方に助けて頂いたので感謝しています。

-これが本拠地･QVCマリンフィールド初勝利となりましたが？

(成瀬)だいぶ遅くなりましたけど、QVCマリンで登板するときは大勢のファンの方に来て頂いていて、それに応えるピッチングをしたいと思っていて勝ちが付いたので、これで流れが変わると思います。これからももっと頑張りたいと思います。

-そして、史上325人目の1,000投球回数を達成しました。

(成瀬)ありがとうございます。僕自身、入団したときはこの1,000投球回数にいけると思いませんでしたし、周りに支えられてここまで来られました。この1,000投球回数は僕にとって通過点と思っていますし、これから1,500、2,000と、僕が投げ続けられる限りは投げ続けたいと思います。

-まもなく、交流戦が始まります。

(成瀬)去年一昨年と僕自身は交流戦で勝ち越していませんが、チームも良い状態できているので、自分が先発の先頭に立って、チームを勝ち越しに導けられるように頑張っていきたいと思います。

-それでは最後に、マリーンズファンの皆さんにメッセージをお願いします。

(成瀬)今日も温かい声援ありがとうございます。今日みたいなピッチングはできるだけ、これからはしないように頑張っていきますので、これからもまた応援よろしくお願いします!

-次のピッチングも期待したいと思います! 今日のヒーロー、成瀬投手でした!

(成瀬)ありがとうございました!