2012.05.16 WED
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vs中日 第1回戦

ナゴヤドームでの連敗を10でストップ。両リーグの首位チームが激突する交流戦の初戦を制しました。

先発・グライシンガーは、慣れ親しんだセ・リーグの打者を相手に完璧な立ち上がり。2回まで一人の走者も許しません。3回裏は味方の失策と犠打や死球で2死1,2塁とされますが、荒木を右飛に打ち取って切り抜けます。

4回裏は中軸である森野、和田、ブランコを6球で3者凡退に切って取ると、5回裏は圧巻の投球を展開。井端を直球で見逃し三振に打ち取ると、平田はカーブでタイミングを外します。さらに、谷繁は低めに制球された直球で空振り三振に打ち取り、3者連続三振に仕留めて味方の援護を待ちます。

そして迎えた6回裏、1死から大島に右中間フェンス直撃の二塁打を放たれ、初安打を許します。ここで荒木に打ち返された打球は、グライシンガーの足元を抜け、二遊間を破っていきます。しかし、中堅手・岡田が前方に猛ダッシュして、素早く本塁へ返球。捕手・里崎のミットに正確に届けられ、走者の本塁突入を好ブロック。堅い守備が、グライシンガーを助けます。

7回裏は無死1塁からブランコを併殺に仕留めて無失点に抑え、8回裏は3者凡退に打ち取ったグライシンガー。8回を103球、被安打3、奪三振8、与四死球2、無失点の好投で4勝目をマーク。最多勝を2度獲得した右腕が、交流戦の先発陣を引っ張ります。

初回に先制した以降は、追加点を奪えずにいた打線でしたが、9回表に防御率0.00を誇る新人・田島を捉えました。サブロー、角中の連打で1死1,3塁とすると、6番・福浦が流し打ちで左翼手の前に運ぶ適時打。さらに、途中出場の8番・塀内が詰まりながらも左翼手の前に落とす執念の適時打で3点目をもぎ取ると、代打・金澤にも今季初安打が飛び出し、この回だけで5安打の固め打ち。貴重な2点を奪取しました。

2006年以来、6年ぶりとなる交流戦制覇に向け、順調な滑り出しです!

グライシンガー投手

グライシンガーはファンの声援に手を挙げ応える!

-交流戦開幕戦、見事なピッチングを見せましたセス・グライシンガー投手です! ナイスピッチングでした!

(グライシンガー)アリガトウゴザイマス!

-6回1アウトまで完璧なピッチング。その後も好投を続けました。ご自身ではどのように感じていますか?

(グライシンガー)ドラゴンズ打線はしっかりバットを振れていると思ったので、低めにボールを集めて自分の投球していくよう心掛けました。バックもよく守ってくれましたし、特に里崎のリードが大きかったです。交流戦最初の試合で良いスタートが切れたと感じています。

-以前、セ・リーグで投げていた時はカーブがそれほど多くなかった印象があったのですが、いかがですか?

(グライシンガー)ケガをする前はカーブを投げていましたが、ケガをしてからはひじに負担がかかるためあまり投げていなかったです。ただ、今春のキャンプで西本投手コーチから「カーブが生きてくるよ」ということで一緒に試行錯誤しながら投げ、本当に有効に使うことができていると思います。

-昨年までセ・リーグのチームに在籍していたグライシンガー投手ですが、この交流戦はいかがでしょう?

(グライシンガー)ドラゴンズは以前から強いチームだと感じていました。なかなか勝てる機会もなかったんですが今日、ナゴヤドームで勝つことができましたね。彼らはセ・リーグの首位で僕らはパ・リーグの首位。相手の中田投手もいいピッチャーでした。今日は自分のピッチングができて本当に良い試合ができましたね。

-チームの交流戦3度目の優勝に向けて、一言お願いします!

(グライシンガー)自分が所属したチームで交流戦優勝の経験がなかったので、ぜひこのマリーンズで優勝を果たし、皆さんと喜びたいと思います。

-グライシンガー投手でした。ありがとうございました!

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