試合情報

今季ここまで交流戦無敗を誇るジャイアンツと激突した一戦でしたが、序盤からリードを許す苦しい展開で、カードの初戦を落としました。しかし、マリーンズの誇る外野手三人衆が、随所に持ち味を発揮しました。

昨年、東京ドームのフィールドを縦横無尽に駆け回り、全国にその名をとどろかせた中堅手･岡田が、今年もジャイアンツを相手に好守を披露しました。2回表、無死2塁で阿部が放った打球は、フラフラッと左中間の浅い所に上がった飛球となります。遊撃手と左翼手が追い掛ける中、全力でグラウンドを駆ける岡田が、地面スレスレでスライディングキャッチ。守備範囲の広さで、失点を食い止めます。

今日25歳の誕生日を迎えた5番･角中は、自ら祝う安打を放ちました。4点を追い掛ける8回裏、先頭打者として打席に入ると、カウント1-2からの7球目、外角低めの直球を中堅手の前にはじき返すクリーンヒット。反撃の口火を切りました。

昨夜、お立ち台で「明日は2本打てるように頑張ります」と言ってのけた6番･清田は、宣言通りの活躍を見せました。5回裏、1死から内海の変化球を引っ張って三遊間を破る左前安打を放ちます。8回裏には、無死1塁から外角の直球をおっつけ、一二塁間を割る右前安打で好機を拡大させます。

また、角中と清田がお膳立てした2死2,3塁の場面で、田中が代打として登場。内海から快打を放ちました。直球3つでカウント1-2とされた後の4球目、低めに曲がり落ちるスライダーに対して体勢を崩されながらも、左中間に打ち返した打球は、2者を本塁へ迎え入れる2点適時二塁打となります。チームにとって貴重な右の代打として、しっかりと結果を残した田中。今日のような勝負強さを、今後も発揮してもらいましょう。

明日こそジャイアンツの連勝を止め、交流戦制覇に向けて前進したいところ。エース･成瀬が強力打線に挑む一戦です。大きな声援で後押しして、星を取り返しましょう!