2012.06.27 WED
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
2
0
0
0
0
X
R
H
1
5
2
9

vs埼玉西武 第9回戦

連敗ストップをかけた先発マウンドを託されたのは、久々の1軍登板となった唐川。その唐川が相手打線を最少失点に抑え、2対1で勝利。今季3度目の完投勝利でチームを勝利へと導きました。

6月3日以来の登板となった唐川は初回、いきなり片岡に四球を与えるも、後続を抑え無失点。2回表は3者凡退に仕留めてテンポ良く投げていきます。3回表は1死から星秀にこの試合初めて安打を許しますが、片岡を併殺に打ち取り3人で料理。相手に付け入る隙を与えません。西本投手コーチも「万全に治してきているので、しっかり低めに集めることができている」と唐川の投球を評します。

圧巻だったのは4回裏から6回裏までの投球。4回裏は味方の好守に助けられると、最後は4番・中島を変化球で空振り三振。5回裏、6回裏と直球と変化球のコンビネーションが冴え渡り、3イニング連続3者凡退とスコアボードに0を並べ続けます。

その後、快調な投球を続けた唐川は自ら志願し9回表も続投。先頭の星秀に1号ソロ本塁打を浴びて今季初完封こそ逃しましたが、後続を封じ試合終了。9回、108球を投げ被安打5、奪三振2、与四球1、失点1の好投で今季3度目の完投となる7勝目を挙げました。「初回は緊張していたけれど、何とか乗り越え普段通りに投げることができた」と自らの投球を振り返った唐川。今後もその右腕に期待が掛かります。

その唐川を力強く援護したのは大松の一振りでした。0対0で迎えた4回裏、四球で出塁した5番・角中を1塁に置き、6番・大松が打席へ。相手先発・野上の甘く入った変化球を迷うことなく振り抜き、大きな弧を描いた打球はそのまま右翼席へ飛び込む3号2点本塁打に。「今年一番の感触でした」と自画自賛した一発は、試合の均衡を破る貴重な一打になりました。

女房役・里崎はリードだけでなくバットで唐川を援護。2回裏に左翼線を破る二塁打を放つと、4回裏には三遊間を破る鋭い当たりの左前安打で出塁。6回裏は右翼フェンス直撃の二塁打と3打数3安打。6月17日のタイガース戦以来となる猛打賞を記録し、唐川をもり立てます。

また、見逃せないのは三塁手・鈴木、中堅手・岡田の美技です。4回表、この回先頭の栗山が打ち上げた飛球に対し、鈴木は3塁ファウルゾーンでスライディングキャッチ。続くオーティズの放った打球はフェンス直撃かと思われましたが、追い掛ける岡田がフェンス手前でジャンピングキャッチ。2人の好守が唐川を力強く後押ししました。

今日の勝利で交流戦後待望の初白星。連敗も3でストップしました。この勢いで明日も勝利し、上昇気流に乗って首位固めといきたいところです!

唐川投手、大松選手

投打に活躍した両ヒーロー!
両選手はボールを片手に勝利の余韻に浸る
ファンと喜びを分かち合う両選手

-マリーンズファンの皆さん、お待たせしました。今日のヒーロー、大松尚逸選手と唐川侑己投手です! まずは見事な先制2ランホームラン、大松選手です!

(大松)ありがとうございます!

-大松選手にとってもチームにとっても、貴重な一発が飛び出しました。まずはその気持ちから!

(大松)チームがなかなか波に乗れない中、唐川が先発するので先取点を早く取りたいと思っていました。そういう意味ではいい先制点が取れたと感じています。

-昨日は悔しい敗戦となりましたが、大松選手は2安打を放ちました。今日はいい雰囲気で打席に入れたのではないですか?

(大松)自分の状態も徐々に上がっていますし、余計なことを考えず自分を信じて打席に入ることができました。

-打った感触はいかがでしたか?

(大松)今年一番の感触でした!

-その次の打席もあわや連続本塁打かと思われる当たりでした。

(大松)そんなに甘くないですね。また次の機会があればどんどん狙っていきたいです。

-これでチームの連敗を止めました。

(大松)今日の勝利をきっかけに、マリーンズファンの皆さんに勝ちを多く見せられるよう頑張っていきたいです!

-バッティングに関しては悩み苦しんできましたが、もう悩み疲れたのではないですか?

(大松)なかなか結果には現れませんが、皆さんの前で元気な姿をもっと見せられるようになれば、もっと良くなると思います。

-では、これからはどんどん暴れてくれるのでしょうね?

(大松)そうなれるように頑張ります! 応援よろしくお願いします!

-続きまして復帰戦を完投勝利で飾りました、唐川侑己投手です! 6月3日以来のマウンドとなりましたが、いかがでしたか?

(唐川)いやー、また休んでしまいました。すみません。初回はフワフワしていて緊張していたんですけど、何とか乗り越えることができました。後は普段通りに投げられて良かったです。

-唐川投手らしい雰囲気を持ったマウンドさばきでした。

(唐川)野手がよく守ってくれたので、それに尽きると思います。

-しばらく前回の登板から間が空きましたが、マウンドではどのようなことを考えていましたか?

(唐川)無心で投げていました。

-回を追うごとに良い雰囲気で投げていましたが、完封は意識したのですか?

(唐川)今シーズンはまだ完封していないので、8回はへばっていましたけど「使ってください」と言って投げました。完封ができなかったので次こそは頑張ります。

-昨日の試合は胸に「CHIBA」のマークが入ったユニフォームでした。唐川投手には胸に「CHIBA」が刻まれていますので、次の登板に向けて熱いメッセージをお願いします!

(唐川)ファンの皆さんに喜んでもらえるよう、チームの連勝目指して頑張りますので応援よろしくお願いします!

-今日のヒーローは投打の2人、大松尚逸選手と唐川侑己投手でした!

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート