2023.05.05
4月22日(土)、23日(日)の2間、社会貢献プロジェクトMARINES LINKSの一環として「マリーンズ・キッズボールパーク」を開催しました。この活動は、子どもたちがボールにふれてスポーツに親しむ機会と、野球やマリーンズを身近に感じてもらえる機会をつくりたい思いから誕生しました。「投げる・捕る」という野球の基本動作によって、ボールで遊ぶ楽しさを伝えます。


今年で2年目を迎える「マリーンズ・キッズボールパーク」は、これまで新型コロナウイルス感染拡大の影響により一部制限のある活動をしていました。しかし、今回はマリーンズの選手たちが初登場。より一層の盛り上がりをみせました。
日程 | 参加人数 (未就学児~小学6年生) |
参加選手 |
---|---|---|
4月22日(土) | 47名 | 小島和哉投手、佐々木朗希投手 |
4月23日(日) | 56名 | C.C.メルセデス投手、森遼大朗投手 |




今回は4月23日(日)のコラムをお届けします。
ZOZOマリンスタジアム外周の「マリンひろば」に集まってくれたのは、事前抽選に当選した、未就学児(4歳以上)~小学6年生の皆さんです。
4月23日(土)の指導を担当したのは、栗田雄介コーチと佐藤陸コーチ。
はじめに未就学児~小学2年生のグループが始まると、栗田コーチの「こんにちは!」という大きな声に、子どもたちも元気いっぱい応えます。しっかりと皆で準備運動をしたあとは、いよいよボールにふれて、「ストライクチャレンジ」という大きな的に向かって投げていきます。このときのポイントは、まず両腕をまっすぐ肩の高さにひらいて、投げる方の肘を曲げてボールを頭に近づけることで90度の角度をつくり、最後はおへそをまわすように投げる。これはボールあそびのきっかけであり、学校訪問の野球教室でも実施している「くるっとスロー」と呼ばれる動作です。力いっぱい投げるたびにコーチ陣から「ナイスボール!」「上手!」という声が響き、その後の捕る練習もボール拾いも、全力で挑戦していた子どもたち。その光景をご家族の皆さまは優しく見守りながら、写真や動画を撮って思い出を残されていたようでした。
続いて、小学3年生~6年生のグループになると、実施する内容は同じでも速度や回数はレベルアップ。野球を教えるコーチ陣たちのノウハウが凝縮され、きちんと年齢に応じたメニューが組まれていたのでした。




そして子どもたちのために、マリンひろばにC.C.メルセデス投手と森遼大朗投手が登場!
拍手で迎えられた2人は、MARINES LINKSオリジナルの「キッズキャップ」を手渡します。思いきりプレーをして野球を楽しんでくれた子どもたち一人ひとりと笑顔を交わし、最後に集合写真撮影。
マイクを握った森投手は、「今日は楽しんでもらえたと思うので、(もっと)野球を好きになってもらえるように僕たちも頑張るので、応援よろしくお願いします」と呼びかけました。


イベント終了後、参加してくれた子どもたちに話を聞くと、「投げるのが楽しかった」「選手に会えてよかった」「初めて野球をして面白かった」「選手の体が大きかった」など、キッズキャップをかぶった姿で素敵な感想を明かしてくれました。すでに野球をしている子はもちろん、マリーンズを応援しているけれど野球は未経験だったという子も多く、実際にボールを投げてみたことで、より選手たちのことを身近に感じてくれたようでした。




今回の「マリーンズ・キッズボールパーク」には、2日間で約100名のお子さまにご参加いただきました。一緒に野球を楽しめるように今後も定期開催を予定していますので、これからも皆さんのご応募・ご参加をお待ちしています!
文:長谷川美帆(千葉ロッテマリーンズ オフィシャルライター)