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【レポート】長期療養児の自立・コミュニティ創出支援事業「TEAMMATES」5月、6月活動レポート

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2024.07.13

千葉ロッテマリーンズは、社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動として、認定NPO法人Being ALIVE Japanが運営する「TEAMMATES(チームメイツ)」事業に参画しています。長期治療を必要とする子どもの自立支援とコミュニティ創出を支援するため、マリーンズの選手たちが中心となり、パートナー企業である株式会社リンクス・ビルドと共に取り組んでいきます。今年は中学1年生の山崎 悠成(やまざき ゆうせい)くんが入団しました。

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YUSEI選手プロフィール

5月18日(土)ZOZOマリンスタジアムにて、入団会見後初めての活動を行いました。投手登録のYUSEI選手がまず向かったのは、投手陣の練習エリアです。1番最初に出会った選手が佐々木朗希投手でした。恥ずかしがりやで自分から話すのが少し苦手なYUSEI選手ですが、佐々木投手に会うと「昨日(の登板)はどうでしたか?」と積極的に質問。すると佐々木投手から「逆にどうだった?」と聞かれ、「良いボールでした」とYUSEI選手が回答すると「やっぱり?(笑)」とほのぼのするやり取りも。その後は、黒木知宏一軍投手コーチ、小野晋吾一軍投手コーチをはじめ、マリーンズの投手陣へも挨拶をすることができました。
その後は、ノックのサポートも行いました。根本俊一一軍内野守備・走塁コーチへのボール渡しもしっかりとこなします。そして、選手たちが試合前練習を終えるタイミングで、全体挨拶のためロッカーへ。「山崎悠成です。1年間よろしくお願いします!」と挨拶をすると、ロッカーが大きな拍手に包まれました。
選手食堂で大盛ごはんを食べた後は、最終目標のひとつである始球式に向けた練習です。マリーンズ・ベースボールアカデミーの武藤一邦コーチの指導の下、まずは投げる基礎を覚えます。運動制限があるなかではありますが、初めて本格的に野球の練習に取り組みました。

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6月1日(土)は初めてのロッテ浦和球場での活動です。まずは、挨拶回りからスタートします。サブロー二軍監督とコーチ陣へ、そして練習前のグラウンドにてチームメートたちへ挨拶をしたら、ウォーミングアップや打撃練習を見学します。途中、ZOZOマリンでも経験した、ノックのサポートにも入りました。三木亮二軍内野守備・走塁コーチから「何年生なの?」など質問を受けながら、1球1球丁寧に渡していました。
そして、活動を通してYUSEI選手が最も興味を持ったのが、アナリストの仕事です。中森俊介投手と松川虎生選手バッテリーの投球練習を見ながら、どんな機械を使ってどんなことを分析しているかを教えてもらいます。特別に作業部屋も見学させてもらいました。元々プログラミングやコンピュータが好きで、作業部屋ではより目を輝かせていました。続いて選手寮の見学では、田村次夫寮長の説明を聞きながら、食堂や浴室などを見学しました。
昼食に冷やし中華を食べた後は、始球式に向けた練習です。体に負担をかけないようこまめに休憩を取りながら、武藤コーチと練習に取り組みます。体を動かすことを躊躇したり、諦めたりしたこともたくさんあったかと思います。そんな中マリーンズの一員となり、笑顔で練習に励む姿がとても頼もしく感じました。今回の活動ではマリーンズ選手のなかで最も好きだという、井上晴哉選手に会うこともでき充実した1日となりました。

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6月30日(日)は、「より多くの選手とコミュニケーションをとる」という目標を掲げZOZOマリンでの活動に臨みました。グラウンドへ入ると、まずは吉井理人監督のところへ挨拶に。そして、1塁側ベンチで練習見学をしていると、次々と選手がやってきます。
中村奨吾選手には「1,000本安打おめでとうございます!」と伝えることができ、アナリストの仕事に興味があることを伝えると角中勝也選手から「俺は引退しちゃってるかもしれなけど、将来マリーンズのアナリストになってね!」と背中を押され、グレゴリー・ポランコ選手に“パワー”のポーズを教えてもらい、佐藤都志也選手とは佐藤選手の愛犬の話をし、和田康士朗選手からは「ちゃんとご飯食べないと、(自身の体を指しながら)こんな体になっちゃうよ(笑)」とアドバイスをもらいました。他にも、たくさんの選手たちと親交を深めました。
角中選手に背中を押され、さらにやる気が出たのか、アナリストの仕事体験ではいつも以上にイキイキとしていました。そしてごはんの時間では、和田選手のアドバイス通り白米をお茶碗いっぱいに盛ったYUSEI選手。「お、自分より食べるね!」と和田選手に驚かれていました。
この日の試合は見事に勝利!ハイタッチにも参加し、チームの一員として勝利の喜びを分かち合いました。

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TEAMMATESとは

球団の社会貢献プロジェクトMARINES LINKSは、認定NPO法人Being ALIVE Japanが企画・運営する「TEAMMATES(チームメイツ)」事業に参画しました。今年で3年目の取り組みです。パートナー企業である株式会社リンクス・ビルドと共に、長期治療を必要とする子どもの自立支援とコミュニティ創出の支援を行います。

中学1年生の山崎悠成くんは、先天性心疾患で長期治療中です。2024シーズンが終了するまで月1・2回、ZOZOマリンスタジアムやロッテ浦和球場で活動をします。

認定NPO法人
Being ALIVE Japan

株式会社リンクス・ビルド

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