2024.08.19
千葉ロッテマリーンズは、社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動として、認定NPO法人Being ALIVE Japanが運営する「TEAMMATES(チームメイツ)」事業に参画しています。長期治療を必要とする子どもの自立支援とコミュニティ創出を支援するため、マリーンズの選手たちが中心となり、パートナー企業である株式会社リンクス・ビルドと共に取り組んでいきます。今年は中学1年生の山崎 悠成(やまざき ゆうせい)くんが入団しました。
7月20日(土)にZOZOマリンスタジアムにて活動を行いました。BLACK SUMMER WEEK期間は、YUSEI選手も限定ユニホームを着用します。今回は「初挑戦」が盛りだくさんの1日となりました。
機械に興味があるYUSEI選手がまず向かったのは、ビジョンや音響を司る放送室です。担当スタッフから説明を受けながら、機械操作を体験しました。さらに、普段ウグイス嬢さんが使用しているマイクで場内アナウンスにも挑戦しました。学校では以前、放送委員も務めていたというYUSEI選手。グラウンドにいる選手たちに向けて「熱中症に気を付けて練習に取り組みましょう!本日もよろしくお願いします」と、聞きやすいように句読点を意識しながら呼びかけました。
そしてグラウンドへ移動し、次に挑戦したのがチーム広報の仕事です。練習を終え、1塁側ベンチへやってくる選手へ声をかけます。最初は声がけも撮影もぎこちない様子でしたが、上野大樹広報のサポートもあり、気が付けば「次はガッツポーズください!」と選手にリクエストをするなど、すっかり「YUSEI広報」になっていました。そんな中、唐川侑己投手に「軽くキャッチボールしよう!」と誘われ、初めてチームメート同士でキャッチボールをしました。
そして試合が始まると、BSOランプ操作にも挑戦しました。実は放送室を見学した時に、才能があると見抜かれ「試合中もやってみる?」とスカウトされていたのです。無事に4イニングの操作を終え、試合運営の仕事もこなしたYUSEI選手でした。
8月10日(土)もZOZOマリンにて6回目の活動を行いました。始球式本番前、最後の活動日となります。前回は放送室でしたが、今回は野球中継の際に実況や解説の方が使用している中継ブースを見学しました。たくさんのモニターや機材、スイッチを前にテンションが上がります。操作体験もこなし、なかなかブースから離れようとしませんでした。
続いて、グラウンドへ移動し今回もチーム広報としての腕を見せます。まず最初に声をかけたのは石川歩投手です。ガッツポーズのリクエストをすると、石川投手らしい素敵な表情を引き出すことができました。坂本光士郎投手と国吉佑樹投手コンビが生み出した、臨場感あふれるポーズに笑いが止まらないYUSEI広報。手振れと戦いながらも、仲良しが伝わる写真が撮れました。小島和哉投手、佐藤都志也選手とは自撮り撮影にも挑戦しました。YUSEI広報だからこそ撮影できる1枚です。田村龍弘選手、大下誠一郎選手には「どっちも金髪だけど、どっちが怖い?」と聞かれ、「大下選手(笑)」と回答。「そんなことないでしょー!(笑)」と大下選手から突っ込まれるなど、活動回数を重ねるごとにチームメートたちとの会話も弾むようになりました。
そして、始球式に向けた練習もかかせません。マリーンズ・ベースボールアカデミーの武藤一邦コーチから「顔よりも前で、ボールを離すように意識してみて」とアドバイスをもらい、キャッチャーに向かってボールがまっすぐいくようになりました。広報活動の際には坂本投手と国吉投手から、「始球式当日は僕たちも見守っているからね」と背中を押されたYUSEI選手。いよいよ来月、始球式の舞台に立ちます。
TEAMMATESとは
球団の社会貢献プロジェクトMARINES LINKSは、認定NPO法人Being ALIVE Japanが企画・運営する「TEAMMATES(チームメイツ)」事業に参画しました。今年で3年目の取り組みです。パートナー企業である株式会社リンクス・ビルドと共に、長期治療を必要とする子どもの自立支援とコミュニティ創出の支援を行います。
中学1年生の山崎悠成くんは、先天性心疾患で長期治療中です。2024シーズンが終了するまで月1・2回、ZOZOマリンスタジアムやロッテ浦和球場で活動をします。