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【レポート】長期療養児の自立・コミュニティ創出支援事業「TEAMMATES」上半期活動報告

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2025.07.10

千葉ロッテマリーンズは、社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動として、認定NPO法人Being ALIVE Japanが運営する「TEAMMATES(チームメイツ)」事業に参画しています。長期治療を必要とする子どもの自立支援とコミュニティ創出を支援するため、マリーンズの選手たちが中心となり、パートナー企業である株式会社リンクス・ビルドと共に取り組んでいきます。今年は中学3年生の宇野澤 優翔(うのざわ ゆうと)くんが入団しました。

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宇野澤選手プロフィール

4月20日(日)ロッテ浦和球場にて、入団会見後初めての活動を行いました。小学2年生からマリーンズのファンだという宇野澤選手も 、浦和球場にはまだ行ったことがないとのことで施設見学も含め、楽しみにしてくれていました。まずは全体朝礼での挨拶から始まります。「宇野澤優翔です。中学3年生です。よろしくお願いします」としっかりと前を向いて挨拶をすることができました。

ベンチにて打撃練習を見学した後、ブルペンへ移動します。石川歩投手、美馬学投手の投球練習を食い入るように見つめていました。すると、練習を終えた投手陣や練習の合間の野手陣が宇野澤選手のもとへやって来ます。東妻勇輔投手からはスライダーを、本前郁也投手からはチェンジアップの握りや投球のコツを伝授してもらいました。

選手寮では食堂やお風呂場、トレーニングルームなど田村次夫寮長の解説のもと見学をさせてもらいました。「1シーズンを乗り切るための体力と気持ちをしっかり整えることも、野球選手として大事なこと。とにかく元気に、声を出して頑張って!」と田村寮長からの激励に「はい!」と応える宇野澤選手でした。

最後は室内練習場へ移動し、トレーニングとキャッチボールです。河村説人投手が「地味だけど、けが防止のために丁寧にやることが大切」と肩や腕のチューブトレーニング方法を教えてくれました。すると、唐川侑己投手もやって来ます。千葉県出身の宇野澤選手と出身地トークをするなど、仲を深めている様子でした。そして、宇野澤選手にとって初めての硬式球でのキャッチボール相手は廣畑敦也投手です。投げ始めてすぐに、「やっぱり野球をやってる人の投げ方だね!上手いよ」と太鼓判を押す廣畑投手。ついさっき、東妻投手と本前投手に教えてもらった変化球にも挑戦しました。廣畑投手「回転がすごく良いし、ちゃんと変化してるよ。ナイスボール!」と野球センスの高さをうかがわせていました。

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5月24日(土)は自分から元気に挨拶をすることを目標に掲げ、ZOZOマリンスタジアムでの活動に臨みました。まずは、バックネット裏の席から練習見学をします。宇野澤選手「プロ野球選手の練習はレベルも高く、見ていて飽きない。とても勉強になる」と話してくれました。

続いて1塁側ベンチへと移動します。選手とのコミュニケーションをとることも大事な課題です。宇野澤選手がベンチから練習を見学していると、続々と選手たちがやってきます。同期入団でもある西川史礁選手は宇野澤選手を見つけると、いつも「久しぶり?元気?」と声をかけてくれます。この日は、宇野澤選手「頑張ってください!」と一言付け加えることができました。選手を見つけると、自分から「宇野澤優翔です」と声をかけていく宇野澤選手。岡大海選手「野球やってるんだって?何歳なの?」、石川慎吾選手「石川慎吾です。よろしく!」、グレゴリー・ポランコ選手「おはようございます!」と、この日も色んな選手とコミュニケーションをとることができました。「試合は観ていくの?打ちますよ今日も!」と宣言した山本大斗選手は、タイムリーを放ち見事に約束を果たしていました。そして、寺地隆成選手には「昨日(5月23日)のホームランかっこよかったです」と伝えることができました。

野球部に所属していることもあってか、選手たちがやってくると座っていても必ず起立して挨拶をする宇野澤選手。普段からの礼儀正しさが垣間見える場面がたくさんありました。

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6月14日(土)は練習のサポートをする、キャッチボールをすることを目標に4回目の活動が始まります。宇野澤選手は投手登録ということで、まずは投手練習に参加するためにセンターエリアへ向かいます。すると、途中で吉井理人監督に遭遇。「活動楽しんで!」とグータッチを交わしました。建山義紀一軍投手コーチ、黒木知宏一軍投手コーチには「今日、先発いくか?中継ぎにするか?」と、さっそく戦力として期待されている様子です。タイロン・ゲレーロ投手は「ハイ、優翔!元気?ゲレーロです」と日本語で話しかけてくれました。さすがは中学3年生!オースティン・ボス投手とは英語を交えながら会話をしている場面もありました。ちょうど、投手陣が体幹トレーニング中。すると、唐川侑己投手から「やってみる?」と水の入った重りを渡されます。唐川投手の指導を受けながら、しっかりと体幹を鍛えました。

1塁側ベンチへ戻り、今度は金子誠一軍チーフ守備走塁コーチへノックのボール渡しやネフタリ・ソト選手のティーバッティング後のボール拾いなど、練習サポートにも取り組むことができました。今回初めて対面することができた角中勝也選手には、野球部ではピッチャーとサードを守っていることを伝えると角中選手「花形やん!!」と楽しそうに野球トークを交わしていました。鈴木昭汰投手と横山陸人投手もやってきます。鈴木投手「(横山投手とは)初絡み?俺は2回目!俺のことわかる?」、宇野澤選手「はい、鈴木投手です」、鈴木投手・横山投手「おおぉ~!!」と何だかほっこりするやりとりも。

昼食前には、屋内練習場で横山投手とキャッチボールを行いました。事前に、横山投手「昨日の試合(6月13日)で投げて肩があったまっているし、お互い本気でキャッチボールしようね!!」と約束していた2人。横山投手「すごい良いボールが来てる。ナイスボール!」と感心していました。キャッチボール後も横山投手にコースへの投げ分けはどのようにしているのか、強いボールを投げるにはどうしたら良いかなどを質問し、野球への探求心が止まらない宇野澤選手でした。

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TEAMMATESとは

球団の社会貢献プロジェクトMARINES LINKSは、認定NPO法人Being ALIVE Japanが企画・運営する「TEAMMATES(チームメイツ)」事業に参画しました。今年で4年目の取り組みです。パートナー企業である株式会社リンクス・ビルドと共に、長期治療を必要とする子どもの自立支援とコミュニティ創出の支援を行います。
中学3年生の宇野澤優翔くんは、急性骨髄性白血病で長期療養中です。2025シーズンが終了するまで月1・2回、ZOZOマリンスタジアムやロッテ浦和球場で活動をします。

認定NPO法人
Being ALIVE Japan

株式会社リンクス・ビルド

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