2010.07.02 FRI
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vs埼玉西武 第10回戦

7月最初の試合は快勝でホークスに勝ち越しを決めたマリーンズ。今日からは首位・ライオンズを千葉マリンに迎え撃つ、首位攻防3連戦が幕を開けます。初戦の先発はマリーンズ・成瀬、ライオンズ・涌井。4月9日以来の顔合わせとなりました。

成瀬は初回、片岡の二塁打から1死3塁とされますが、後続を断って無失点で切り抜けます。

打線もその裏1番・西岡が左前安打で出塁、犠打で2塁へ進みます。しかし、涌井を打ち崩せず、先制点を奪うことができません。

2回以降、成瀬は完璧な投球。5回まで失策による走者1人のみにおさえて援護を待ちますが、打線は涌井に対して2回から5回まで毎回安打を放つもあと1本が出ず、両チーム無得点のまま後半を迎えます。

6回、成瀬は1死から振り逃げと安打で1,2塁とされますが、ここで中島を三振、ブラウンを左飛に仕留め、得点を与えません。

するとその裏、4番・金泰均、5番・大松の連打と6番・サブローの犠打で1死2,3塁となると、7番・福浦は敬遠。満塁となります。ここで8番・的場の痛烈な打球が3塁線へ。好捕した三塁手・黒瀬が3塁を踏み2塁走者は封殺されますが、1塁への送球が大きく逸れる失策となり1対0と先制。さらに続く9番・岡田が左翼線に弾き返す2点適時二塁打。「剛(西岡)に『おもいきって打ってこい』と言葉をかけられたので、初球から積極的に打ちにいきました」と語る殊勲打で、3対0と点差を広げます。

7回は、2死から金泰均が右前安打を放つと、続く大松が右翼フェンス直撃の適時三塁打。さらに2死1,3塁から福浦が右翼線に適時二塁打を放ち、2点を追加して5対0とします。

8回にも岡田のプロ初の猛打賞となる中前安打と四球で2死1,2塁と、ライオンズの2番手・岡本洋を攻め立てると、金泰均がフェンス直撃の中越2点適時二塁打を弾き返し、7対0。試合を決定づけます。

抜群の制球を見せる成瀬は7回、8回を3者凡退におさえると、9回は3本の安打を固められて1点を失いますが、最後は平尾を併殺打に打ち取って、7対1のまま完投勝利。9回を131球、被安打5、奪三振10、与四死球0、失点1で6月2日以来、1ヵ月ぶりとなる8勝目で、チームの3連勝に花を添えました。

投打がガッチリとかみ合う試合運びで先手を取り、ライオンズとは1ゲーム差。首位奪還に向けて、大きな1勝となりました!!

岡田選手,成瀬投手,的場選手

的場は自らマイクを持ちファンに呼び掛ける
岡田、成瀬、的場はサインボールを手に笑顔
成瀬、的場、岡田はファンの声援に応える

-今日のヒーロー3人にお越し頂きました。
まずは、岡田選手です。貴重な2点タイムリー2ベースヒットとなりました。

(岡田)ありがとうございます。

-あの場面、先制してなおもランナー2塁3塁。どんなことを考えて打席に入りましたか?

(岡田)キャプテンの剛君がまっすぐを思い切って振れと言ってくれましたので、思い切っていくことが出来ました。

-ボールがライン際に飛びました、その時どんなこと考えてました?

(岡田)とりあえずインフィールドに入ってくれと。とにかく落ちて入ってくれと思いました。

-今日は久しぶりのスターティングメンバーでした。試合前の気持ちはどうでしたか?

(岡田)チームが勢いに乗っているので、とにかく自分の仕事をしっかりやれれば良いなぁと思っていました。

-連日一番早くから球場に出てきて特打ちをしてきた効果が実りましたね?

(岡田)バッティングピッチャーの長崎伸一さんが毎日毎日試合が終わった後にも付き合ってくれて、本当に伸一さんのお陰だと思っています。

-結果が出なかった時、監督に申し訳ない、悔しいという風におっしゃっていましたけれども、一つきっかけになりそうでしょうか?

(岡田)本当にこれで結果が出ればいいと思っています。

-今日で2度目のお立ち台となりますが、ファンの皆さんにメッセージお願いします。

(岡田)毎日毎日チームのためにお越しくださってありがたいと思っています。今後もよろしくお願いします。ありがとうございました。

-そして、今シーズン5回目の完投成瀬投手です。

(成瀬)ありがとうございます。

-ライオンズとの大事な3連戦初戦を完投で飾った。振り返ってみていかがですか?

(成瀬)この2試合前まで初戦を任せれて負けているので、丁寧にいこうと思って、それがこういう結果に繋がってよかったです。

-攻めの投球をしたいという風に話していました。無四球、これについてはいかがでしょう?

(成瀬)四球を出さないのが一番なのですけど、最後の1点がもったいなかったなと思うので、それが反省点だと思います。

-今日は後輩・涌井投手との投げ合いでした。昨日はあまり意識をしないという風に言っていました。5回までゼロが共に並んで実際はどうだったんですか?

(成瀬)あまり意識してないのですけど、自分がゼロに抑えれば負けることはないと思ったので、その意識で投げていました。

-これで3連勝、ついに明日勝てば勝率で首位というところまできました。今後に向けて一言お願いします。

(成瀬)チームも本当にいい感じできているので、この3連戦で首位を狙いたいと思いますので皆さんの応援をよろしくお願いします!!

-最後はこの好投に導きました的場選手です。マイクを貸していただきたいとのリクエストなので一旦マイクをお貸しします。

(的場)初めまして。こんばんわ。AKB48ファンクラブ会員ナンバー67番の的場直樹です。福浦さんのいたずらで僕のバッターボックスの登場曲が、、、これは福浦さんのいたずらですので僕はAKBのファンじゃないので、勘違いしないでください。

-今日は成瀬投手を好投へ導きまして、どんなことを意識していましたか?

(的場)とにかく序盤に点をやらないようにって、ゲームを作ることだけを心がけていました。

-受けていて一番の良さはどこに感じました?

(的場)全球種まとまっていたので、凄くリードし易かったです。

-的場選手がスタートでマスクをかぶって3連勝、どんなところが良いと思いますか?

(的場)たまたまだと思いますし、チームの流れが良いだけであって、、(インタビュアーに向かって)同じ頭をしてますね(笑)

-見事、光り輝いていらっしゃいます的場選手。この後に向けて一言最後にお願いします。

(的場)とにかくチームが勢いづけるように頑張ります。応援よろしくお願いします。ありがとうございました。

vs 埼玉西武 第10回戦

「成瀬が良く投げてくれた。相手が涌井で横浜高校の先輩としての意地を見せてくれたね。的場もいいリードでピッチャーを引っ張ってくれている。

岡田は常日頃早出特打ちをしている。練習は嘘つかないね。6回のタイムリーが本当にチームにとって大きくて大事なヒットだった。タイムリーを含む猛打賞。本当にいい仕事をしてくれた。

これで3連勝だがピッチャーが本当に良く踏ん張ってくれている。今は心配していない。投打が上手く噛み合ってきた。

これで首位と1ゲーム差だけど、ゲーム差は関係ない。いつもと同じように戦うだけ。明日の先発はマーフィーだよ」

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