vsオリックス 第1回戦
今日から始まったバファローズを迎えた3連戦。先発・グライシンガーが8回無失点の快投を見せると、ベテラン・井口が試合の均衡を破る一振りで援護射撃。2対1で勝利し本拠地・QVCマリンでの今季初勝利を挙げました。
QVCマリン初登板となったグライシンガーは初回、制球が定まらずいきなり満塁のピンチを迎えます。しかし、粘り強く投げ続け無失点。2回、3回と走者を背負うも要所を締め得点を許しません。
西本投手コーチが「4回からバランスが良くなってきた」と語る通り、4回以降は得意のカーブを有効に使い相手打線を翻弄。6回表にはそのカーブで2つの見逃し三振を奪うなど、巧みな投球で相手に付け入る隙を与えません。序盤は高く浮いていたボールも回が進むにつれ低めに集まり、終わってみれば8回、113球を投げ被安打2、奪三振6、与四球2、無失点の見事な投球内容で今季2勝目を挙げました。「マリーンズファンの前で投げられてうれしいし、何よりも勝つことができて良かった。最高の気分です」と振り返った右腕の投球は今後も目が離せません。
グライシンガーが力投を続ける中、「セス(グライシンガー)も頑張っているから、みんなで何とか先取点を取ってあげたかった」とその心意気に応える一打を放ったのが井口でした。6回裏2死、ここまで無失点に抑えられていた相手先発・西の甘く入った初球のカーブをフルスイング。左翼席に飛び込む1号ソロ本塁打となりました。8回裏には巧みな打撃で右前安打を放ち出塁。4番・ホワイトセルの打席中に2塁へ盗塁を決めると、ホワイトセルの右前適時打で生還。全得点に絡む働きを見せました。
また、3試合ぶりのスタメン出場となった中堅手・岡田の好捕も見逃せません。2回表、バルディリスの打球に対してフェンス際でジャンプしグラブの先で捕球。今年も持ち前の守備力で投手をもり立てます。
今日の勝利で連敗は3でストップ。明日先発するペンもこの流れに続いて相手打線を封じ込み、再び連勝街道を邁進しましょう!
グライシンガー投手、井口選手
-まずは2戦2勝、ナイスピッチング! グライシンガー投手です! 初めてのQVCマリンでの登板はいかがでしたか?
(グライシンガー)QVCマリンでマリーンズファンの皆さんの前に投げることができて本当にうれしいです。そして今日、ホームゲームでチームの今季初勝利を挙げられて最高の気分ですね。
-4回以降はパーフェクトピッチングでしたね。
(グライシンガー)今日は里崎選手が好リードで、岡田選手が好プレーで僕をもり立ててくれました。落ち着いて投げることができましたし、隣にいる井口選手が大きなホームランを打ってくれました。本当にうれしく思っています。
-改めてマリーンズというチーム、そして声援を送ってくれるファンの皆さんはいかがでしょうか?
(グライシンガー)マリーンズに入団して素晴らしいファンの前で良いピッチングができ、非常に良かったと思っています。これからももっと良いピッチングをして、皆さんに喜んで頂きたいですね。
-セス・グライシンガー投手でした! 続きまして見事な先制ソロホームランを放った井口選手です! ナイスホームランでした!
(井口)1打席目にチャンスで凡退していましたし、グライシンガーが頑張っていましたからね。先制点が取ることができて良かったです。
-打ったボールは何でしたか?
(井口)カーブです。まさか入るとは思っていなかったので全力で走りました。入ってくれて良かったと思います。
-今日はずっと変化球狙いだったのですか?
(井口)来たボールを全部打とうとしていたのですけど、なかなか打てなかったです。初球の甘いボールをうまく捉えることができました。
-8回、次の打席は見事な右打ちでした。
(井口)4連勝の後に3連敗して打線がピッチャーをカバーできていなかったので、何とか助けたいという気持ちで振っていました。
-そして貴重な盗塁がありました!
(井口)まだまだ走ります! 僕もチーム全体も、今年は昨年以上にもっと走って塁をかき回す野球をしていきたいです。
- 盗塁の後、ホワイトセル選手の絶妙なタイムリーで2点目のホームを踏んだのが井口選手でした
(井口)セス(グライシンガー)が頑張っていましたし、2点あれば勝てるだろうと思い全力で走りました。
-今日の勝利でチームの雰囲気は一気に変わりましたね?
(井口)今年のチームは非常に明るいですし、ベンチですごく声が出ています。昨年と違った雰囲気でやっているので、もっと上を目指せると思っています。
-待望の本拠地初勝利となりました。今後に向けてファンの皆さんにメッセージをお願いします!
(井口)まだまだ始まったばかりですが、今年も全力でプレーしていきますので熱い声援をお願いします! ありがとうございました!