vs東北楽天 第4回戦
昨日の雨天中止で仕切り直しとなった、Kスタ宮城に乗り込んでのイーグルスとの第4回戦です。
イーグルスの先発は先週千葉マリンの試合で3安打完投勝利を許してしまった田中がスライド登板。早めに先制点を奪って試合を優位に運びたいところでしたが、5回まで1安打に抑え込まれ、二塁すら踏めません。
マリーンズの先発は、先週7回2失点の好投を見せたものの、田中に黒星をつけられてしまった渡辺俊。立ち上がりを攻められ、1回、2死から鉄平に右二塁打を放たれますが、続くセギノールを浮き上がる直球で三振に打ち取ります。
続く2回も1死から草野に右二塁打を放たれると、2死から内村に13球粘られた末に四球を与え1,2塁とされます。しかし、嶋を捕ゴロで片付け、先制点を許しません。
毎回のように走者を出す渡辺俊は4回も2死から草野の内野安打とボークで2塁に進まれますが、続く山崎武を二飛に打ち取る粘りの投球を見せ、無失点に切り抜けます。
5回、6回は3者凡退に抑え込んだ渡辺俊は一昨年から4勝無敗を記録しているスライド登板に対する強さを見せ、打線の援護を待ちます。
6回、先頭の早坂が左前安打で出塁すると、早川の犠打、福浦の二ゴロの間に3塁まで進み、バーナムJr.が四球でつないで2死1,3塁となります。ここで井口が田中から13球粘った末に大きな打球を飛ばしましたが、あとひと伸びが足りず中飛に倒れ、先制点を奪えません。
7回も先頭の橋本将の四球、サブローの犠打で1死2塁としますが、里崎が三ゴロ、今江が右飛に倒れ、あと1本が出ません。
するとその裏、1死から渡辺俊が草野に四球を与え、続く山崎武の打球は遊撃手・早坂の正面に飛ぶ併殺コースに。しかし、2塁送球を前に早坂が握りきれずに落球。1塁走者は封殺しますが打者走者が残り、2死1塁となります。すると内村の左二塁打で2死2,3塁とされ、続く嶋に一二塁間をしぶとく破られる右前2点適時打を許し、0対2。とうとう均衡を破られてしまいます。
8回も渡辺俊が続投し、3者凡退に片付けますが、マリーンズ打線が最後まで田中をとらえきれず。9回は1死から井口の右前安打で意地を見せますが、反撃もそこまで。0対2のまま試合終了となり、田中に金村暁(現タイガース)がファイターズ時代の99年に記録して以来10年ぶりとなる、開幕からの3連続完投勝利を完封で飾られてしまいました。
8回を最後まで投げ抜いた渡辺俊は132球、被安打6、奪三振5、与四死球2、失点2で悔しい2敗目。田中へのリベンジはなりませんでしたが、次につながる投球を見せました。
チームは3連敗となりましたが、このカードの負け越しを防ぎ、再び上昇気流に乗せるべく、明日は小野がマウンドに上がります。
vs楽天 第4回戦
「先発の渡辺俊介は素晴らしい内容のだったので、勝てなかったのが残念。山崎武のダブルプレーを取れなかった次のバッターに少し集中力を欠いてしまった。しかし、素晴らしいピッチングをしてくれた。
打線は、相手投手の田中も素晴らしく、力強いストレート、キレのいい変化球で簡単に打てるボールではなかった。
しかし、チャンスは幾つかあり、6回のチャンスでの井口の当たりは風が無かったらホームランになっていただろう。今江の打球も野手の正面をつきアンラッキーだった。
明日の先発は小野晋吾だよ」