2009.05.26 TUE
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vs阪神タイガース 第2回戦

昨日の悔しい敗戦の雪辱を果たしたいマリーンズは、小野に先発のマウンドを託します。

その小野の立ち上がり、いきなり先頭・赤星に安打を許すと手堅く送られ1死2塁とピンチを背負います。しかし鳥谷から三振を奪うと、金本は四球で歩かせますが、続く新井を冷静に遊ゴロに打ち取り、初回を無失点で切り抜けます。

小野を援護したい打線は2回表、1死から里崎の四球、大松の安打でタイガース先発・阿部から1,3塁のチャンスを作ると、続くベニーが左前適時打を放ち1対0と先制します。

しかし3回裏、先頭・関本の安打、2死から新井の二塁打で2,3塁とされると、続く葛城に右前2点適時打を浴び1対2と逆転を許します。

この日の小野は毎回のように走者を得点圏に進められますが、勝負所での変化球が冴え、与えた得点は3回の2点のみ。6回表の攻撃で代打を送られたところで交代。小野は5回で97球を投げ、被安打8、奪三振3、与四球1、失点2という粘り強い投球で、先発の役目を果たしました。

6回裏からは、プロ入り初のリリーフ登板となる成瀬がマウンドを託されます。その成瀬は6回、7回とそれぞれ走者を出すものの要所を締める投球で無失点に抑え、試合の流れを引き寄せます。

阪神の小刻みな継投に苦しんでいたマリーンズ打線でしたが、待望の得点は8回表。この回から登板の4番手・ウィリアムスから1死後に、里崎の安打、2死後にはベニーが粘って四球を選ぶと打席には8番・今江。ここで今江が甘く入った直球を見逃さず安打を放ち、代走の早坂が2塁からホームインし、2対2。試合を振り出しに戻します。

さらに9回表、代わった5番手・藤川に対して先頭・西岡が二塁打で出塁すると、1死からここまで無安打の3番・サブローに打席が回ります。初球、補邪飛を打ち上げるも、狩野がフェンス間際でまさかの落球。命拾いしたサブローは、2球目の直球を振り抜き、打球はライト・平野の頭上を越え、2塁ランナー・西岡を還す適時三塁打となります。土壇場でサブローが勝負強さを見せ、3対2と勝ち越します。

9回裏には守護神・荻野が登板。遊撃手・西岡の2つの好守で2死とすると、最後は4番・金本を打ち取り試合終了。

投手陣が3回以降タイガース打線を無失点に抑え、マリーンズ打線が終盤に驚異の粘りを見せて逆転し、最後は荻野がしっかりと抑えて価値ある1勝を手にし、昨日の借りを返しました。この勝利で4位浮上、交流戦での成績も3勝3敗のタイに戻しました。

チームに勢いをもたす勝利を手にしたマリーンズは、明日から広島での2連戦が予定されています。明日からの広島戦では、交流戦初の同一カード2連勝で、一気に勝ち星を増やしていきたいところです。

vs阪神 第2回戦

「成瀬は試合に投げられる準備が出来ていたし、次の登板まで間が空いていたからマウンドに送った。ベンチの期待通りのピッチングをしてくれた。相手に行きかけた流れを止めてチームに勝利を導いてくれた。どの状況でも自信を持って投げられる姿を見せてくれた。これからも先発投手で間隔が空けば登板させることも考えている。

先発の小野もとてもいい投球をしてくれた。5回で100球近く投げていて、打席が回ってきてしまったので交代したが、しっかり先発の仕事はしてくれた。

西岡はいい投手相手からヒットを放ち、9回の守備でもチームを救ってくれた。サブローも大きなヒットでチームが必要としていた決勝点を挙げてくれた。金澤も甲子園では初めてキャッチャーについたが、落ち着いた良いプレーを見せてくれた。今日はチーム皆がいい仕事をして勝ち取った勝利だね。

明日は広島に移動してカープとの試合。いい戦いが出来るね」

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