2009.10.01 THU
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2X
R
H
1
7
2
6

vs 埼玉西武 第24回戦

打線が5試合連続となる2ケタ安打を放てば、小林宏が8回7安打2失点の好投をみせ、投打がガッチリ噛み合って快勝した昨日のマリーンズ。同一カード3連勝を果たすとともに連勝を7に伸ばすべく、渡辺俊を先発のマウンドに送り込みます。

試合は、その渡辺俊を援護する1番・西岡の一振りで幕を開けます。ライオンズ先発・西口の内角直球をとらえた西岡の打球は高々と舞い上がり、右翼席中段へ。今季8本目の先頭打者本塁打となる西岡の14号ソロで1対0。本塁打を打った試合は今季負けなしの西岡の一発で幸先良く先制します。なお、シーズン8本の先頭打者本塁打は、パ・リーグタイ記録となりました。

先取点をもらった渡辺俊は、序盤は得点圏に走者を進めることなく、無失点で切り抜けます。
4回に無死1,2塁と初めて得点圏に走者を許しますが、中村を二ゴロ併殺打、石井義を三振に切って取り、得点を許しません。
5回にもG.G.佐藤の死球を足掛かりに1死2塁とされますが、ここも後続を抑えてピンチを脱します。

リズムに乗った渡辺俊は6回、栗山を遊ゴロ、中島を三ゴロ、中村を見逃し三振と、上位打線を3者凡退に抑えます。

すると直後の7回、打線が追加点のチャンスを迎えます。先頭の4番・大松の21試合連続安打となる二塁打をきっかけに1死1,3塁のチャンスを作り、迎えるは7番・南。この場面でライオンズは、2番手として岸を投入。何とか走者を還したい南でしたが、空振りの三振に倒れます。続く8番・塀内が四球を選んで2死満塁としますが、9番・早坂が一ゴロに倒れ、ここは得点を奪えず。

8回にも、右前安打で出塁した先頭の西岡を、2番・今江がキッチリと犠打で進めて1死2塁としますが、堀、大松が連続三振。2番手・岸に抑えられ、どうしても追加点を奪えません。

それでも渡辺俊は、変化球を低めに集め、時に伸びのある直球を高めに投げ込む緩急をつけた投球でライオンズ打線を封じ込めます。
7回は3者凡退に抑え、8回には1死2塁と再びピンチを迎えますが、片岡を遊飛、栗山を捕邪飛に打ち取ります。

しかし、8回まで4安打無失点に抑え、最終回のマウンドに立った渡辺俊にまさかの展開が待ち受けていました。先頭の中島に左前安打、中村に四球を許すと、代打・佐藤にキッチリ犠打を決められて1死2,3塁となり、迎えるはG.G.佐藤。渡辺俊は、初球の胸元を突く直球で詰まらせますが、打球はライト前に落ち、2者が相次いで生還。完封を目前にしながらも、虎の子の1点を守りきれず、1対2で逆転サヨナラ負け。

渡辺俊は、8回1/3、114球を投げ、被安打6、奪三振6、与四死球4、失点2と好投しながらも、土壇場で勝ち星を逃して13敗目を喫しました。

残念ながら、連勝は6でストップ。それでも14勝10敗と大きく勝ち越してライオンズとの対戦を終えました。
今季も残り3試合。来季につなげるためにも1つでも多くの白星を積み重ねていきたいマリーンズは、1日の休みを挟んで3日の札幌ドームでのファイターズ戦に臨みます。

vs西武 第24回戦

「渡辺俊介は今年打線との巡り合わせが悪く運が無かった。今日も素晴らしい投球内容だったが、運が無かった。常に戦う気持ちでマウンドに上がり競争心を持って投げてくれている。本当に勝ちを付ける事が出来なくて残念。

西岡は今日も先頭打者ホームランで良い流れを作ってくれた。今季8本目の先頭打者ホームランは本当に素晴らしい。

今日でここ西武ドームの試合は最後だったが、この球場も沢山の良い思いでがある。沢山のマリーンズファンが足を運んでくれたし、ライオンズファンの声援も素晴らしい。

今日は両チーム全力を出しつくした良い試合。最後はホームチームが勝利したが今日の試合もいい思い出になる」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート