2010.04.07 WED
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vs 福岡ソフトバンク 第2回戦

昨日は終盤の追撃及ばず敗れたものの、粘りは見せたマリーンズ。福岡に乗り込んでの今カード2戦目、先発マウンドには大嶺が上がり、昨日の敗戦を払しょくすべく今季自身初勝利を目指します。

先制点を奪いたい打線は初回、制球の定まらないホークス先発の巽を攻め立てて安打と2つの四球で満塁とすると、6番・サブローが押し出しの四球を選んで労せず1点を先制。2回にも9番・今江の二塁打と2番・荻野貴の四球で走者をためると、3番・井口が左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放ち、3対0。序盤でリードを広げます。

大嶺は初回こそリズムに乗れずに得点圏に走者を背負う立ち上がりでしたが、そこから崩れることなく小久保と松中を封じると、その後も落ち着いた投球でホークスに反撃の余地を与えません。

打線は追加点を奪って大嶺の投球をさらに楽にしたいところでしたが、中盤は本塁が遠く感じる展開に。しかしその間も大嶺の投球はさらに冴え渡り、4回、5回といずれも打者3人で片付けて試合のテンポを早めていきます。

すると7回、荻野貴が四球で出塁すると、井口が今日3本目となる二塁打で続いて無死2,3塁と好機を作ります。この絶好の好機に続いた4番・金泰均、5番・大松は連続して犠飛を放って2点を追加し、5対0。完封が視界に入ってきた大嶺に大きな援護点を与えます。

大嶺は援護点をもらった直後の7回に得点圏に走者を背負う展開を迎えますが、動じることなく後続を連続三振に切って取ります。この試合最後のピンチを乗り切った大嶺は、その後も球威、テンポ共に衰えることなく、最終回のマウンドへ。最終回もしっかりとホークス打線を3者凡退に切って取り、見事完封勝利。投球数119、被安打4、奪三振10、与四球2と、2ケタ三振を奪う好投で9回を投げ抜いた大嶺は今季初勝利を完封で飾り、今カードの対戦成績を1勝1敗の5分に戻しました。

初回に先制点を奪った後は力投を続ける大嶺に対し、打線がダメ押し点を奪って相手を突き放すという、首位に相応しい盤石の試合展開。大嶺も走者を背負う場面こそ作ったものの、その度にギアを入れ替えるように相手打線をねじ伏せ、決して失点を許しませんでした。

投打がかみ合った今日の勝利の勢いをそのままに明日の試合に臨んで今カードの勝ち越しを目指し、良い流れのままでホームに帰ってきてくれることを期待しましょう!

大嶺選手

-今日のヒーローは今シーズン初勝利、初完封の大嶺投手です。おめでとうございます。

(大嶺)ありがとうございます。

-ナイスピッチングでしたね。

(大嶺) チーム自体が状態が良いんで、自分だけまだ勝ってなかったんで1勝できてとりあえずほっとしています。

-今日は西本ピッチングコーチがブルペンから目つき顔つきが違ったとおっしゃっていましたが、ご自身今日のマウンドどんな思いで上がりましたか?

(大嶺)ほんとに自分だけが勝っていないんで、とりあえず今日は腕を振ること、それをテーマに投げました。

-ただ、今ご自身お話するように自分だけ勝っていないとのことでしたが、チーム一番乗りの完封勝利ですよ?

(大嶺)今日はたまたまだと思うので、これからもチームに貢献できればいいかなと思います。

-今日振り返って中盤以降ホークス打線しっかり抑えたように見えますけれども、中盤以降さらに勢いを増したんじゃないでしょうか?

(大嶺)そうですね。前回の登板もそうだったんですけど、まっすぐ自体は調子は悪くて今日は勝負どころでしっかり低めを投げられたんで、それが良かったんじゃないかなと思います。

-今日はコントロールも光っていたように見えますが?

(大嶺)今日は本当に自分が思っていたところに投げられたんで、満足いくピッチングが出来ました。

-今のロッテ打線はつながる打線です。初回から援護ありましたね?

(大嶺)そうですね。初回点数を取ってもらって、初回は0で抑えようという気持ちで投げたんで、その結果良いピッチングが出来ました。

-昨年のプロ初完封、それもホークスでしたが、相性の良さは今年も続いていますね?

(大嶺)そうですね、また次もホークスを相手に投げることがあればまた勝ちたいなと思います。

-では今日からまた波に乗っていけそうですね?

(大嶺)そうですね。やっと波に乗っていけるんで、これからもチームに貢献できるようなピッチングをしていきたいなと思います。

-では今後の活躍を期待しています。

(大嶺)ありがとうございます。

-ナイスピッチングでした。

vs福岡ソフトバンク 第2回戦

「先発の大嶺は素晴らしい投球。試合前のブルペンではあまり良くない報告を受けたが、逆に丁寧に投げていたのが良かった。

7回のピンチも三振二つで切り抜けてくれた。彼にとってもチームにとっても大きな勝利だね。

井口は3安打と調子が上がってきている。彼が打つと得点チャンスが増え、チームも助かる。日米通算1500安打まで、あと2本になったね。

2005年以来の10勝一番乗りだが、選手たちが本当に良くやってくれている。嬉しいの一言。

とにかく、5連勝、4連勝の後に連敗しない事が大きい。強くなっている。

これからも、一戦一戦全力で戦っていくだけ。

明日の先発は川越英隆だよ」

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