試合情報

昨日は新戦力･カスティーヨと岡田の気迫溢れるプレーで流れを引き寄せ、接戦を制したマリーンズ。今日も｢和」の力で勝利をつかみ、カード勝ち越しを決めたいところです。

先発マウンドに上がったのは前回札幌ドームでファイターズに対して勝利を収めている小野。先頭打者を不運な安打で出塁させると犠打で得点圏に進まれますが、後続を抑え無失点で抑える上々の立ち上がりを披露します。

波に乗った小野はコーナーを突いた変幻自在の変化球で相手打線を翻弄。2回から4回まで安打を許しません。

すると4回裏、ファイターズ先発･吉川から2番･伊志嶺の四球、3番･井口の安打で好機を作ると、打席には昨日大活躍の4番･カスティーヨ。そのカスティーヨは気迫のヘッドスライディングで内野安打を勝ち取り、満塁の場面を作ります。続く福浦の打球が内野ゴロとなる間に3塁走者が生還。1対0と先制に成功します。

5回に2死から9番･渡辺正、今日誕生日の1番･岡田の連打で2死1,2塁の好機を演出するも、追加点ならず。しかし小野も圧巻の投球を続け、相手に付け入る隙を与えません。7回には、カスティーヨが連日の好守を見せ、遺憾なく発揮した「和」の力で試合を展開していきます。

1点差のまま突入した最終回は、この回から登板となった守護神･薮田が2死から安打を許しますが、後続を危なげなく抑え試合終了。8回を91球、被安打4、奪三振5、無四球、無失点の小野は、QVCマリンでは昨年4月11日以来となる先発での勝利をつかみました。

8回を無失点と完璧な投球を披露した小野、さらに重圧のかかる中での登板となった薮田、今季2試合目の先発出場で複数安打を放った渡辺正、カスティーヨの連日の好守など、スコア以上に見所あふれる試合展開で連勝をつかみ、勢いを加速させています。明日もこの調子で勝利をつかみ、同一カード3連勝を達成しましょう!

-痺れるナイスピッチング小野晋吾投手です!

(小野)ありがとうございます!

-強力な日本ハム打線に対し、今日はどのような意識でピッチングをしたのでしょうか?

(小野)前回、札幌で自分らしいピッチングができていたので、今回も同じようにバッター1人1人に対して集中して投げることだけ考えていました。

-前回と今日で、かなり日本ハム打線に意識をつけたのではないでしょうか?

(小野)サト(里崎)がうまくリードしてくれたので、それに助けられました。

-これまでもそうですが、チームが苦しいときにはいつも小野さんが良いピッチングでチームを助けてくれています。

(小野)今日は日本ハムの吉川君もいいピッチングをしていたので、とにかく先に点を与えないようにしました。負けられない試合が続いている中、自分らしいピッチングができたと思います。

-試合の中でカスティーヨ選手のヘッドスライディングなどガッツ溢れるプレーがありましたが、やはり勇気になりましたか?

(小野)本当に盛り上がりますし、自分自身も勇気をもらうというか、やらなければという気持ちにさせてくれました。とにかく今日は気持ちを前面に出してピッチングできたのが良かったです。

-勝利の方程式ということで最後は薮田投手にマウンドを譲りましたが、本当は9回まで行きたかったですか?

(小野)結構いっぱいいっぱいだったので、とにかく8回までは何とか投げきるという気持ちで。最後は薮田さんという素晴らしいピッチャーがいますのでしっかり任せられて、今日はマリーンズらしい野球ができたのではないかと思います。

-最後にファンの皆さんに一言お願いします。

(小野)やっとマリンフィールドで勝つことができました! 今日は本当に「嬉シンゴ」ですね! ありがとうございました!

-本当に素晴らしい痺れるピッチングでした!、今日のヒーロー小野晋吾選手でした!

「今日は晋吾の好投に尽きるね。丁寧に投げていた。8回で91球だったが、最後は薮田が良く抑えてくれた。

バックも良く守ってくれたね。こういう競ったゲームで井口、カスティーヨなど本当にバックが盛り上げてくれた。

打つほうは1点と厳しかったが、今日は投手陣がよく抑えてくれゲームを作ってくれた。

カスティーヨは今日もガッツあふれるプレーでチームを引っ張ってくれた。ああいう姿を見せられると、チームのみんなの姿勢も変わってくるね。

明日もいい試合を期待している。明日の先発は小林敦だよ」