試合情報

開幕カードの前哨戦となるイーグルスとの一戦は、終盤に守備の乱れから2点を失い、2対4の黒星。しかし外国人選手が持てる力を発揮しました。

マリーンズの先発･ペンは、初回を3者凡退。2回は1死1,3塁からテレーロに右犠飛を放たれ先制を許しますが、3回以降は高めに伸びる直球と、低めに決まるカーブ、チェンジアップの組み合わせで、5回までの3イニングをいずれも3者凡退に抑えます。5回を75球、被安打3、奪三振4、無四球、失点1に抑えたペン。独特のピッチングスタイルを貫けば、大崩れはしません。今年こそはフルシーズンの活躍を期待しましょう。

一方、4回までイーグルスの先発･下柳の前に無安打に抑えられていたマリーンズ打線でしたが、5回、先頭打者となった主砲･ホワイトセルが低めの球をジャストミート。低い弾道の打球は、失速することなく右翼席に飛び込む3号ソロ本塁打となり、1対1の同点に追いつきます。7回も、バットを折られながら中前安打を放ち好機を演出。パワフルな打撃が光る4番打者の姿を、QVCマリンのファンにアピールしました。

また連日のようにルーキーが活躍するマリーンズ投手陣。今日は益田が連投のテストとして7回に登場します。先頭のテレーロに対し、変化球が抜けて死球を与えましたが、続く嶋を併殺打に打ち取ります。代打･中村も詰まった当たりの遊飛に仕留め、無失点に抑え込みました。走者を背負っても動じないマウンドさばきを見せた益田。中継ぎ投手陣の層をグッと厚くする存在です。

1点を追う7回裏は、新主将が結果を出しました。2死から生まれた1,2塁のチャンスで打席に入った6番･今江。イーグルスの2番手･ハウザーの初球をはじき返し、中前適時打で同点の走者を本塁に迎え入れました。プレーで引っ張る主将にとって大きな飛躍の一年となることを予感させる一打でした。

オープン戦は残り3試合。それぞれの選手の調子を見極めながら、ベストな形で開幕戦を迎えたいところです!