試合情報

本拠地開幕戦は、最終回の追撃も及ばず黒星。開幕からの連勝は4で止まりましたが、大声援を受け、各打者がその持ち味を発揮しました。

1点をリードされた直後の3回裏、1死から8番･里崎が斎藤佑の直球を狙い打ち。打球は高々と舞い上がり、そのまま左中間席に飛び込みます。「点を取られた後だったし、QVCマリンでの初打席だったから何とかしたい気持ちだった。QVCマリンで負けるわけにはいかない。ファンの気持ちがスタンドまで運んでくれた」と語る一撃は、チームの今季初本塁打となる第1号ソロ本塁打。強い風に制球がバラつき、本調子ではない投球の成瀬を、懸命のリードとバットでも支えました。9回にも安打を放った里崎は、2安打1本塁打1打点。里崎が打つと、試合の流れがガラリと変わります。今季もその打棒に期待しましょう。

再び1点を勝ち越された直後の4回裏、1死から3番･井口、4番･ホワイトセルの連打で1,2塁とすると、大歓声を受け、5番･サブローが打席に立ちます。「前のバッターがいい流れでチャンスを作ってくれたから、積極的に初球から打ちにいった。試合前のファンの声援がうれしかった。それだけに、何とかしたい気持ちが強かった」と振り返る一打は、斎藤佑を打ち砕く中前適時打となり、2対2と同点に追いつきます。QVCマリンに、勝負強い背番号3が帰ってきました。

4点を追う最終回、7番･大松が目覚めの一発を放ちます。1死から相手の守護神･武田久が投じた内角のスライダーにバットを一閃すると、大松らしい滞空時間の長い打球は右翼席に飛び込みます。2011年6月11日以来となる待望の今季第1号ソロ本塁打で、猛反撃ののろしを上げました。また、代打で登場した福浦も今季初安打を放ち、結果を残しました。

試合には敗れましたが、簡単には負けない今年のチームの姿を相手に焼き付けています。仕切り直して、明日からまた連勝街道を突き進みましょう!