試合情報

5回表に勝ち越して粘投の唐川を援護。2007年以来、5年ぶりとなる子どもの日の白星です。

先発･唐川は、1回、2回と1点ずつを失いますが、3回裏は1番･栗山から始まる攻撃を3人で抑え、試合を落ち着かせます。4回は連打で2死1,2塁とされますが、炭谷を遊ゴロに抑えてしのぐと、5回は先頭･浅村に内野安打を放たれるも、続く栗山を併殺打に仕留めます。

6回は先頭の中島に安打を放たれ、続く中村の大きな飛球は左中間に上がります。しかし、これを中堅手･岡田がフェンスに背中をぶつけながら好捕。さらに2死からヘルマンの右前安打で1,3塁とされますが、続く嶋を落差の大きいチェンジアップで空振り三振に打ち取って切り抜けます。

唐川は6回まで8本の安打を放たれながらも、無四球で2失点にまとめる円熟味のある投球で、リーグトップの5勝目をマーク。「野手の人が勝ち越してくれたので、本当ならばもう少し長く投げなくてはいけないですね」と反省することも忘れないその姿勢は、子どもたちの良いお手本となることでしょう。

昨年の子どもの日は猛打賞の活躍を見せた9番･清田が今年も躍動しました。1点を追う2回表、無死満塁から簡単に2死まで追い込まれた場面で打席に入ると、思い切り良く引っ張った打球は、三遊間への強いゴロとなります。横っ跳びした三塁手のグラブをはじき、2者が生還する逆転の適時内野安打となってチームを救いました。

さらに5回表の攻撃では、制球の定まらない野上に対して四球を選んでつなぐと、続く岡田の勝ち越し犠飛の間に2塁へタッチアップする好走塁。野上にプレッシャーをかけ、サブローの適時二塁打で本塁を踏みました。清田は3打数1安打2打点1得点。今季は様々な打順で起用されていますが、与えられた役割を今後もしっかりと果たしてもらいましょう。

明日はいよいよ9連戦の最終戦。連勝を伸ばして締めくくりましょう!

-今日は中5日でのマウンドで6回2失点。振り返っていかがでしょうか?

(唐川)相変わらずグダグダなピッチングになってしまって･･･もうちょっと頑張りたかったんですけどね。

-中5日での登板というのは意識されていましたか?

(唐川)特に意識はなかったんですけど6回で代えられてしまって、本来ならばもっと投げなきゃいけません。

-今日の勝利で唐川さんご自身は今季4連勝、さらに西武ドームでは一昨年の8月から7連勝です!

(唐川)はい。

-ライオンズの強力打線に対して意識することはありますか?

(唐川)長打が打てるバッターがたくさんいるため、ていねいに投げることを心がけています。それがうまくいっているのかなと思いますね。

-昨年は12勝をマークしました。今年は何勝を設定しているのでしょう?

(唐川)投げる試合は絶対勝つと思っているので、特に何勝と設定はしていません。目標は全部勝つことですがそれはやってみないと分からないため、一試合一試合を頑張りたいです。

-今日はゴールデンウィークでこどもの日、スタンドにはたくさんの家族連れの方やお子さんがいます。最後にメッセージをお願いします!

(唐川)今日はたくさんのちびっ子が応援に来てくれましたし、たくさんのマリーンズファンが球場を埋めてくれたことに感謝しています。次の試合は完投できるように頑張ります。

-今シーズン5勝目をマークしました唐川投手でした。おめでとうございました。

(唐川)ありがとうございました!