試合情報

交流戦前最後の試合となった今日の一戦。好調が続く角中、そして踏ん張りを見せた救援陣の活躍で3対2の接戦を制し4連勝、さらに開幕カード以来となる同一カード3連勝を決めました。

先発･藤岡の後を受け、6回のマウンドに上がったのは今季初登板の小野。2死からピンチを背負いますが、大きく曲がるスライダーで2番･今宮を空振り三振に仕留めてピンチの芽を摘み、直後の勝ち越し点を呼び込みました。さらに7回も続投した小野。1死1,3塁とまたも得点圏に走者を背負いますがここも無失点で切り抜けました。今季初勝利を挙げた頼もしいベテランの活躍は、16日からの交流戦に向けチームに大きな追い風となるでしょう。

8回には益田が登板。制球が定まらず2つの四球で同点のピンチを迎えるも、最後は内川を渾身の直球で見逃し三振。今日も大事な場面で結果を残したルーキー･益田。セ･リーグ相手にもその名を轟かせる活躍を期待したいところです。

最終回は守護神･薮田が登場。二塁打と四球でピンチを迎えましたが、7番･多村、8番･江川に直球勝負を挑み、相手を圧倒しました。これで見事11セーブ目を挙げました。

打線では今日も角中が躍動。2回、先頭打者として打席に入ると、甘いボールを確実にたたく左前安打を放ち出塁。直後に味方が先制点を奪う引き金として機能しました。さらに6回の2死2塁。｢みんなでつないだチャンスだったので、何とかしたかった｣という気持ちで入った打席で、甘い変化球を逃さず捉えた打球は中前へ。2塁走者が生還する決勝の適時打を放つと、直後に今季初の盗塁を決め好機も演出。走攻守の全てで獅子奮迅の活躍を見せ続けている角中には、勢いそのままに交流戦でも大暴れしてもらいましょう。

多くのピンチをしのぎ、交流戦前最後の試合を勝利で飾ったマリーンズ。これで20勝12敗2分けの貯金8、リーグ首位で交流戦に突入します。この流れを維持したまま、2006年以来の交流戦制覇へと一気に突き進みましょう!

-今日のヒーローお二人にお越し頂きました。今シーズン初登板が初勝利となりました、小野晋吾投手です! おめでとうございます!

(小野)ありがとうございます!

-ようやくの初登板。ここまで長かったでしょうか？

(小野)この日のために自分なりにしっかり準備はしてきて、やっと開幕できました。

-初登板で初勝利。今のお気持ちは？

(小野)この3つは本当に厳しい戦いだったんですけど、連勝できたことが一番うれしいです。

-前回は雨で中止になりましたが、気持ちが切れることはありませんでしたか？

(小野)いや、常に闘っていたので。やっとマリーンズの一員になれた、そんな気がします。

-今シーズン、マリーンズは若手投手が非常に頑張っていますが、その辺の刺激というのは?

(小野)本当に新人が頑張ってくれていたので、自分もベテランですが負けるわけにはいかないので、これからチームの勝利に貢献していけるように頑張っていきます。

-これだけのファンが小野選手を待っていました。ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

(小野)本当に、やっと開幕できました。このファンの皆さんの前で投げることが僕にとって最高の喜びなので、これを一日でも長く続けていけるように、一生懸命頑張りたいので声援よろしくお願いします!

-次回登板も期待しています。小野晋吾投手でした。続きましては、2日連続のお立ち台となりました、角中選手です!

(角中)ありがとうございます!

-実は昨日のお立ち台では本人としては最後のバッティングに納得していないとのことでしたが、今日は納得のお立ち台でしょうか?

(角中)はい、納得しています。

-6回の同点の場面、どういうバッティングをしようと思っていたのでしょうか?

(角中)2ボールになってチェンジアップかフォークしかないと思っていたので、そのボールを待っていました。

-素晴らしいバッティングで6試合連続ヒットですが?

(角中)試合に出るからには毎試合ヒットを打ちたいと思っているので良いことだと思います。

-そして、走塁でも素晴らしかったですね?

(角中)正直3塁でストップかなと思ったんですけど、全力で走っておいて良かったです。

-さらに守りでも9回、難しいフライを収めました。

(角中)えー、入りました。

-素晴らしい角中選手の活躍で、チームも交流戦に良い形では入れるのではないでしょうか?

(角中)そうですね。この勢いのまま交流戦も戦っていきたいと思います。

-今日は母の日と言うことですけれど、何かありますか?

(角中)本当に恥ずかしくて言えないですけど、いつも感謝しています。

-最後に、最後まで熱い応援をしてくれたマリーンズファンにメッセージをお願いします。

(角中)交流戦もどんどん勝ちたいと思うので、応援よろしくお願いします!

-きょうのヒーロー、角中選手、そして小野選手でした。