2012.09.01 SAT
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vs埼玉西武 第17回戦

再び3位浮上を懸けて臨んだライオンズとの2戦目。序盤から相手にリードを許す中、打線が終盤に追い上げを見せるも、相手救援陣に抑えられて2対4。連敗を喫しました。

昨日に続いて悔しい敗戦となりましたが、この試合で光り輝いたのは2番手・阿部の好投でした。

プロ初の中継ぎ登板となった阿部は、4点を失った先発・マシスの後を受け2回途中からマウンドへ。中村を打ち取ると、3回裏はテンポ良い投球で無失点に封じます。

ここから阿部は調子を上げていきます。4回裏はこの試合初めて3者凡退に仕留め、圧巻だったのは5回裏の投球でした。相手中軸と対峙した阿部は中島、中村、オーティズと右の強打者たちへ臆することなく直球を投げ込み、わずか7球で打ち取る快投。6回裏は1死から大崎に内野安打を打たれるも、続く炭谷を併殺打に切って取り3人で料理します。

7回裏には2死2塁のピンチを迎えますが、再び中島と対決。最後は外角の変化球で打ち取り、追加点を与えませんでした。

阿部は5回1/3、68球を投げ被安打3、奪三振2、無四球、無失点。緊急登板ながらも見事な投球を披露しました。ここまで先発で未勝利ですが、今日の力投をきっかけに再び先発ローテーション入りへアピールし、今度こそ悲願のプロ初勝利を挙げたいところです。

また、8月17日以来となる1番に座った荻野貴は、反撃ののろしを上げる働きを見せました。

3点を追い掛ける8回表、打席に立った荻野貴は相手2番手・長田の直球を果敢に振り抜き、中前へ運ぶ安打で出塁。チームでは3回以来となる安打を放ちます。すると3番・井口の打席で二盗を敢行。リーグトップの盗塁阻止率を誇る相手捕手・炭谷の好送球をかいくぐって今季10個目の盗塁を決めます。その後井口の左翼フェンス直撃となる適時二塁打で生還し、チームは2点差に詰め寄りました。

やや打撃の調子は落ちているものの、荻野貴の機動力は相手にとって脅威です。9月反攻に向けて勢いを生み出すためにも、荻野貴のさらなる活躍が期待されます。

明日は連敗ストップを懸けて藤岡が登板。同じ1989年生まれの阿部が今日見せた強気の投球を受け継ぎ、チームを勝利へと導きましょう!

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