2012.09.02 SUN
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vs埼玉西武 第18回戦

上位進出のために何としても同一カード3連敗は避けたい今日の一戦。1点を追う9回表、2死2塁と同点のチャンスで打席へ入ったのは代打・里崎。涌井の投じた初球の変化球を振り抜くと、打球は黒く染まった右翼席のマリーンズファンの歓声に乗って中堅手の後方へ舞い上がりましたが、あと一歩伸びが足りず試合終了。1対2で敗れ、3連敗を喫しました。

先発・藤岡は6回1失点の好投を見せ、試合を作る役割を十分に果たしました。その藤岡の投球を振り返ってみましょう。

初回、藤岡はいきなりオーティズに適時打を浴び、先制を許します。なおも満塁のピンチを迎えるも、後続を打ち取り最少失点で切り抜けます。

2回に入ると藤岡は本来の投球を展開。3者凡退に抑えると、3回裏は1死1塁から中村に3塁線を襲う強烈な打球を打たれますが、東洋大時代からの盟友・鈴木の好捕に助けられます。

尻上がりに調子を上げていく藤岡。4回裏、1死からヘルマンに三塁打を打たれピンチを迎えますが、続く高山、炭谷を切って取り、この危機を脱します。

続く5回裏には2死から死球と安打で2死1,2塁となり、相手の4番・中村と対峙します。藤岡は変化球を見せ球に使うと、最後は内角低めへの直球を投げ込み空振り三振。粘り強く投げ続けます。6回裏は直球と変化球のコンビネーションで、2つの見逃し三振を奪う力投を見せました。

「ピンチも作ってしまったが、その中で抑えることができたのは良かった」と振り返った藤岡。6回109球を投げ被安打5、奪三振7、与四死球4、失点1の投球内容でした。持ち味の切れのある直球を生かすために変化球を有効に使った投球ができたのは、今後に向けて大きな収穫です。次回登板こそは5月24日以来の勝利をつかむはずです。

また、藤岡の後を受けた2番手・南昌輝は今日もピンチを救う投球を見せました。

7回裏、藤岡の後を受けマウンドへ上がった南昌輝は、四死球と犠打で勝ち越しのピンチとなり相手中軸を迎えます。中島はフォークボールで空振り三振に仕留めますが、続く中村に四球を与え2死満塁に。ここで西本投手コーチからの助言で勇気づけられると、最後はオーティズを内野ゴロに打ち取り無失点。最大の危機を脱します。これで南昌輝は今季15試合に登板し依然無失点。その強気な投球は今後も注目です。

明後日からは敵地に乗り込み最下位・バファローズと対戦。上位に食らいつくためにもしっかりと勝利を重ね、まずは3位浮上を狙っていきましょう!

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