2012.09.24 MON
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vsオリックス 第22回戦

投打のかみ合った上位追撃ムードが高まる中、雨天中止を挟んでの一戦。3回裏に岡田の適時打などで2点を先取すると、6回裏にホワイトセルの犠飛、7回裏には今江の適時打などで追加点を挙げます。投げては先発・グライシンガーが終始相手を翻弄し、見事移籍後初完封勝利。5対0で最下位・バファローズを下し、3連勝となりました。ホームでの連勝も5に伸ばしています。

抜群の制球力で快投を見せて11勝目を飾った先発・グライシンガー。その活躍を振り返りましょう。

初回は2死から安打を許すも、巧みなけん制で1塁走者を刺してピンチの芽を摘みます。2回表は変化球をコーナーに投げ分けて2つの三振を奪うなど、序盤は上々の立ち上がりとなります。

3回表は二塁打を浴び、この試合初めて得点圏に走者を進められるも、落ち着いて右飛に打ち取ります。先制点をもらった直後の4回表も走者を背負いますが、「低めに集まっているし、三振も取れているよね」と西本投手コーチが語る通り、抜群の制球力で4回まで毎回奪三振。試合のリズムを作っていきます。

5回、6回もテンポ良く投げ続けるグライシンガー。追加点をもらった直後の7回表、味方の失策で無死の走者を背負いますが、結果的には味方の守備と相手の拙攻にも助けられて無失点。自身3年ぶりの完封勝利へ向け、大きく前進します。

8回表も無失点でしのぎ、ここまで球数が100球に満たないグライシンガーはそのまま最終回のマウンドへ。決して気を緩めることなく、最後はバルディリスをチェンジアップで空振り三振に仕留めて試合終了。ジャイアンツに在籍していた2009年4月21日以来自身約3年ぶり、移籍後初となる完封勝利を挙げました。

グライシンガーは9回102球を投げ、被安打3、奪三振6、与死球1、無失点。6月、7月はやや調子を落としたものの、今日の試合も含め8月以降の8試合はいずれも失点・自責点を3点以内にとどめ、試合を作って先発としての役割を果たしています。残りの登板でも大いに力を発揮してもらいましょう。

打線では、9月に入って好調を維持する岡田が今日も奮起。まずは3回裏の無死2,3塁から、「チャンスだったので、自分がかえすという強い気持ちで積極的にいきました」と振り返る先制適時打を放ちます。チームに勢いをもたらすと、6回裏には俊足を生かした内野安打で出塁。その後、味方の犠飛で追加点のホームを踏みました。

さらに守りでは7回表、相手4番・李大浩が放った左中間への打球を見事なスライディングキャッチ。自慢の守備でもグライシンガーを援護し、勝利に大きく貢献しました。

バファローズから3連勝を収め、これ以上ない形で敵地・札幌ドームに乗り込みます。首位・ファイターズとの3連戦では厳しい戦いが予想されますが、この勢いを持ち込めば勝利をつかめるはずです。最後まで諦めることなくチーム一丸となった「和」の野球で、逆転のクライマックスシリーズ進出をつかみ取りましょう!

グライシンガー投手、岡田選手

ボールを片手に笑顔を浮かべる両選手
キャラクター達と一緒にバンザイ!
ファンと喜びを分かち合うグライシンガー

-本日のヒーローお二人にお越し頂きました。まずは投のヒーロー、今シーズン11勝目を見事完封で挙げましたグライシンガー投手です! ナイスピッチング!

(グライシンガー)アリガトウゴザイマス。

-今回の完封勝利は2009年以来。勝利の味はいかがでしょうか?

(グライシンガー)自分自身しっかり投げられたと思います。9回投げて完封勝利を挙げましたが、重要なのは何とか上のチームに食らいついてプレーオフに出ることですので、その結果良いピッチングができてよかったと思います。

-昨日の試合は雨で中止。今日はスライド登板と、そのあたりの影響はなかったですか?

(グライシンガー)そんなことはありませんが、どちらかというとデーゲームよりもナイターのほうが強いと思っているので、昨日の雨はそれはそれで受け止めました。今日勝ってバファローズに3連勝して敵地・札幌ドームに乗り込むことができます。勝ち続けなくてはならないと思いますので、精いっぱい頑張ります。

-ともに戦っているマリーンズファンに一言お願いします。

(グライシンガー)いつも温かいサポートと応援ありがとうございます。皆さんのサポートがなければここまで来られなかったと思います。これから10月のクライマックスシリーズを目指して頑張りますので、ご声援よろしくお願いします。

-まずは見事な投球を見せたグライシンガー投手でした。ナイスピッチング!

(グライシンガー)アリガトゴザイマス。

続きましては打のヒーロー、本日大活躍の岡田選手です!

(岡田)ありがとうございます。

-まずは3回の場面、素晴らしいバッティングでしたね?

(岡田)先頭の里崎さんが安打で出塁して、今江キャプテンがしっかり送ってくれました。そしてミスも重なって好機が広がったので、積極的に先制点を取ろうという気持ちで打席に入りました。

-その先制点を機に、マリーンズは効率よく得点を重ねましたよね?

(岡田)とにかく先に点を取れば最近勝率も良いので。とにかく勝ちにこだわってやっていきたいと思います。

-7回の好機の場面はセーフティースクイズのサインだったのですか?

(岡田)はい。最初はセーフティースクイズのサインで、次はスクイズのサインが出ました。失敗したんですけど、なんとかね・・・。皆さん、すいませんでした!

-それでもランナーを見事にかえすチームバッティングでしたよね?

(岡田)3塁走者が早坂選手だったので。(早坂)圭介が塁にいたので、ゴロを転がせばなんとかなるかなと思いました。

-7回のファインプレーといい、岡田さんのプレー一つ一つに負けられないんだという気持ちが溢れていたと思いますが?

(岡田)はい。もう必死です。

-今日も最後まで応援してくれたファンも必死になって一緒に戦っています。そんなファンに熱いメッセージをお願いします。

(岡田)皆さん毎日毎日マリンフィールドにお越し下さってありがとうございます。僕たちはまだまだ諦めていません。一つ一つ、勝ちにこだわってやっていきたいと思いますので、皆さんのご声援よろしくお願いします!

-ともに最後まで熱く応援していきたいと思います。投のヒーロー・グライシンガー投手、そして打のヒーロー・岡田選手でした!

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