試合情報

今日からは敵地･札幌ドームに乗り込み、正念場となる首位･ファイターズとの3連戦。その第1ラウンド、2点ビハインドの5回表に里崎が9号ソロ本塁打を放って1点差とすると、8回表には4番･ホワイトセルが値千金の同点9号ソロ本塁打。その後は延長にもつれるも互いに譲らず、3対3の引き分けで幕を閉じました。しかしイーグルスが敗れたため、4位に浮上しています。

打線は今日で4試合連続の2ケタ安打を記録。クライマックスシリーズ進出へのラストスパートへ、調子を上げています。

まずは8番･里崎の打棒が火を噴きました。2点ビハインドの5回表、「うちは負けられない立場。絶対に負けられないよ」と強い気持ちを胸に打席へ向かった里崎。相手先発･武田勝の甘いチェンジアップを完璧にすくい上げた打球は左翼席中段へ着弾。9号ソロ本塁打を放ち、2対3と1点差に追い上げます。

さらに7回表に相手2番手･モルケンから中前安打を放つと、延長の10回表には鮮やかな初球攻撃で左前安打を放ち、8月28日以来の猛打賞を達成。下位打線に座る里崎が打線を活性化させました。

4番･ホワイトセルの一撃も忘れることはできません。1点ビハインドの8回表、相手4番手･石井の浮いた直球を一閃すると、打球は右中間席目がけて一直線。これが同点の9号ソロ本塁打となり、4番のバットがチームを同点に導きました。

また、5番･角中は今日はバットではなく、足で安打を稼ぎました。2回表、先頭打者として8試合連続安打となる内野安打を放つと、4回表にも全力疾走を見せて2打席連続の内野安打。5打数2安打で打率.313とし、現在首位打者のライオンズ･中島(打率.318)に5厘差と接近しています。今の勢いを維持すれば、逆転での首位打者も決して不可能ではありません。チームでは2010年の西岡以来となる首位打者獲得へ、邁進してもらいましょう。

投手陣では、2番手･中郷が流れを呼び込みました。先発･大谷の後を受けて4回裏からマウンドへ上がります。切れのあるスライダーと直球を投げ分け、簡単に相手を打ち取っていきます。

圧巻だったのは3イニング目となった6回裏。稲葉を外角いっぱいの直球で見逃し三振、続く小谷野を大きく曲がるスライダーで空振り三振に仕留めるなど相手を翻弄。4回から6回の3イニングを無安打投球で相手の流れをピシャリと断ち切り、味方の反撃ムードを一気に高めました。

勝つことはできなかったものの、2度のビハインドを追いついた粘りは明日以降の戦いに必ず生きてきます。今日のように一戦一戦をがむしゃらに戦い、目の前の勝利をつかみ取っていきましょう!