2009.06.03 WED
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vs巨人 第2回戦

昨夜は代走に投手・小林宏まで送り込む総力戦の末、延長12回0対0の引き分けという死闘を演じ、迎えたジャイアンツとの第2回戦。

千葉マリンの先発マウンドに上がったのは5月25日のタイガース戦以来、中8日の登板となる清水直。
1回は2死から小笠原に右前安打を放たれますが、続くラミレスを144キロの直球で見逃し三振に取り、強力打線相手に一歩も引かない立ち上がりを見せます。

ジャイアンツの先発・グライシンガーの立ち上がりを攻め、先制点を奪いたいマリーンズ打線は1回、右前安打で出塁した先頭の早坂が、続く福浦の打席で牽制タッチアウト。しかし中前安打を放った福浦が、続くサブローの空振り三振の間に盗塁を決めて2塁に進み、先制の好機を作りますが、4番・井口が空振り三振に倒れ、得点ならず。

2回、清水直は先頭・亀井に左前安打、古城の右前安打で1死1,2塁とされますが、続く鶴岡を三ゴロ、工藤を中飛に打ち取ります。

これでリズムに乗った清水直は、その後も毎回のように安打を許しながらも要所を締め、スコアボードに「0」を並べます。

両軍無得点のまま迎えた6回、小笠原、ラミレスを打ち取り2死を奪いますが、続く亀井に0-3から投じた直球を右翼席に運ばれる4号ソロ本塁打を浴び、0対1とついに均衡を破られてしまいます。

清水直の好投を無駄にしたくないマリーンズ打線。グライシンガーのテンポの良い投球の前に攻めあぐねていましたが、7回に反撃を見せます。
先頭・井口の飛球を捕手・鶴岡が落球して出塁すると、すかさず盗塁を決めて2塁に進みます。さらに続く橋本将の二ゴロが進塁打となって3塁に進むと、2死から大松が四球を選び、1,3塁で里崎を迎えます。里崎は外角の球を逆らわずに1塁線に弾き返す右適時打を放って1対1。
続くチャンスは今江が三ゴロに倒れ、逆転はなりませんが、終盤にようやく1点をもぎ取り、試合を振り出しに戻します。

続く8回、清水直が先頭の松本に左前安打を放たれ、小笠原には痛烈な打球を一二塁間に放たれますが、井口がグラブを伸ばして好捕します。ここで2番手・シコースキーがマウンドに上がり、ラミレスを右飛、亀井を捕邪飛に退けて無失点に切り抜けます。

さらに9回も、続投したシコースキーが気迫の投球で木村拓、古城、鶴岡を3者連続三振に仕留め、流れをマリーンズに呼び込むかと思われましたが、9回裏も得点を奪えず、試合は2試合連続の延長戦に突入します。

10回、3番手・伊藤が先頭・鈴木に右二塁打を放たれますが、続く坂本、松本を連続三振に斬って取ります。さらに、小笠原を敬遠で歩かせますがラミレスを直球で中飛に押さえ、勝ち越し点を許しません。

11回は昨日の試合で12回裏に代走で登場した小林宏が4番手で登場。制球が定まらず、先頭の亀井に四球を与えますが、続く木村拓のバントが捕飛になり、さらに続く古城の三直の際にスタートを切っていた1塁走者・亀井が戻れずアウトとなり、無失点で切り抜けます。

しかし、マリーンズ打線も11回は4番手・クルーンの前に中軸が3者凡退するなどチャンスを作れず、最終回を迎えます。

12回は5番手・荻野がマウンドに上がり、鶴岡を遊飛、鈴木を三振、坂本を三ゴロと3者凡退で片付け、いいリズムを作ります。

するとその裏、クルーンの前に2死を奪われますが、ここから里崎が四球を選ぶと、続く今江が右前安打を放ち、里崎の代走・田中雅が3塁まで進みます。さらに今江が盗塁を決め、2死2,3塁。
サヨナラのチャンスを演出しますが、最後はクルーンの直球の前に塀内が見逃し三振に倒れ、1対1のまま試合終了となりました。

先発の清水直は7回1/3を106球、被安打8、奪三振3、与四死球0の見事な投球で亀井のソロアーチによる1失点のみに抑える好投を見せました。
リリーフ陣も力投を見せましたが、打線はジャイアンツ投手陣の前にあと1本が出ず、6月最初の2連戦は2戦連続の引き分けとなりました。

これで交流戦前半は4勝6敗2分け、カード勝ち越しのないまま折り返しとなりました。
しかし、セ・リーグ首位をひた走るジャイアンツ相手に堂々と渡り合ったその勢いで、5日のドラゴンズ戦から始まる交流戦後半戦は勝ち続けて波に乗りたいところです。

vs巨人 第2回戦

「先発の清水直行はとても良かった。亀井に対して0-3から不用意な一球以外はリリーフ陣も含め素晴らしい投球をしてくれた。

小林宏之はブルペンで用意できていたので登板させた。同点の場面だったし、彼に今季初勝利が付けば勢いが付くことも考えていた。

打線は昨日、今日と上手く機能できなかったが、明後日から活発になってくれるだろう。7回は数少ないチャンスで里崎が上手いバッティングで、ランナーを返してくれた。うちには沢山のいいバッターがいる。調子が上向いてくれれば得点チャンスが多くなるよ」

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