試合情報

昨日、ようやく敵地・大阪ドームでのシーズン初勝利を挙げ、1勝1敗で迎えた最下位バファローズとの3連戦第3戦。

初回、バファローズ先発・小松の前に簡単に2死を奪われますが、昨日の試合で4安打と当たっている3番・サブローが、外角の難しいコースの変化球を難なく左翼線に運ぶ二塁打で出塁すると、こちらも昨日3打点と活躍した4番・大松が中前適時打を放ち、1対0。
昨日の勢いそのままに、3,4番の連打で先発・唐川に先制点をプレゼントします。

いきなり先制点をもらった唐川ですが、直後の1回裏、1死から大引にフェンス直撃の三塁打を浴びると、続くカブレラに左前適時打を許し、1対1。
すかさず同点とされると、2回1死2塁から大村に詰まりながらもしぶとく中前に適時打を運ばれ、1対2と逆転を許してしまいます。

不安定な立ち上がりとなった唐川ですが、3回以降は本来の投球を見せ、スコアボードに0を並べていきます。
しかし、打線もバファローズ先発・小松の低めにボールを集める丁寧な投球の前に、3回から8回までは1人のランナーも出すことができません。

何とか流れを変えたいマリーンズは、球数が120球を超えた唐川に代わり、8回から登板した内が、2番から始まるバファローズの攻撃を3人でピシャリと抑え、最終回の攻撃へ、良いリズムを作ります。

すると9回、1死からサブローが詰まりながらも執念で中前へ運び、久しぶりの安打で出塁。好調・大松につなぎます。
ここで大松が高めに入った小松の直球を強振すると、高々と舞い上がった打球はそのまま右翼席へ。4番・大松の劇的な15号2点本塁打が飛び出し、3対2と逆転に成功します。

土壇場で試合をひっくり返したマリーンズは、その裏を抑えのシコースキーが3者凡退に仕留め、鮮やかな逆転勝利。

先発の唐川は、5月19日以来の白星はなりませんでしたが、7回を122球、被安打6、奪三振8、与四球1、失点2と好投。逆転された後も集中を切らさず、勝利に貢献しました。

また今日のヒーロー・大松は、3番・サブローの2回の出塁を全て得点につなげ、2試合連続の3打点。まさに4番にふさわしい大活躍でチームを勝利に導きました。

今季相性の良くないバファローズとの3連戦に、今季初めて勝ち越したマリーンズ。
11日からは本拠地・千葉マリンにライオンズを迎えての3連戦に臨みます。
この勢いで連勝をのばし、上位陣との差を詰めていきたいところです。

-今日のヒーローは9回劇的な逆転2ラン、大松選手です。一人で初回のタイムリーと逆転2ランと最高の仕事ですね。

(大松)ありがとうございます。

-8回までは得点が1点だけ、小松投手に抑えられていたんですが、9回なんとかしたいという気持ちだったと思います。

(大松)選手のみんなも打てそうで打てなくてモヤモヤした気持ちをバットに乗せて、いい一振りだったと思います。

-待望のランナーがでまして逆転のチャンスがまわってきました。狙ってましたか。

(大松)何とか後ろのバッターにいい形でつなげようと思って、甘いボールが来たら思いっきり引っ張ろうと思っていました。

‐大松さんらしい素晴らしい豪快なアーチでした。

(大松)ありがとうございました。

-この3連戦は大阪夏の陣という戦国時代の合戦がモチーフのシリーズだったんですが、大松さんの活躍はまさに侍!あっぱれでした!!

(大松)ありがとうございます。

-良い勝ちで勝ち越して千葉に帰れます。チームも波に乗っていけそうですね。

(大松)今日みたいな形が出来れば乗っけていけると思うので、こういう勝ち方を続けていって、チームが上昇気流に乗れるようにこれからも頑張ります。

-それでは最後に応援してくれたロッテファンのみなさんにメッセージをお願いします。

(大松)今日はありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします。

-今日のヒーローは逆転の2ランホームラン大松選手でした。

「この所、サブロー、大松の打席は自信を持って送る事が出来ている。
9回もサブローが出塁して、ベンチの期待通り大松が最高のホームランを放ってくれた。
相手投手の小松のゆるい球にバランスを崩し、苦しめられたが勝利するだけの得点をあげてくれた。

先発の唐川もガッツある投球をしてくれた。3回以降は自分の投球を取り戻し素晴らしいピッチングをしてくれた。
その後の、内、シコースキーもしっかりチームが必要としているアウトを取ってくれた。

オリックスに勝ち越し、いい形で千葉に戻れる。明後日からのライオンズ戦もいい戦いが期待できるね」