試合情報

交流戦開幕2連勝と絶好のスタートを切ったマリーンズ。今日からは、セ･リーグ首位のジャイアンツと敵地での試合に臨みます。今季の強さを知らしめるには、相手にとって不足なし。先発マウンドにはジャイアンツ戦初登板となる成瀬が上がります。

打線は初回、ジャイアンツ先発･東野に対し、1番･西岡が四球を選び、2番･荻野貴の犠打で1死2塁の好機を作りますが後続が倒れ、先取点には至りません。

初回を2つの三振を奪うなど抜群の立ち上がりを見せた成瀬でしたが、2回、連打と敬遠四球で2死満塁の展開を招くと、9番･東野に適時打を打たれ0対1。先制を許してしまいます。

続く3回には、小笠原に11号ソロ本塁打を、4回には坂本に9号ソロ本塁打を放たれ0対3。序盤でリードを広げられます。

成瀬を援護したい打線でしたが、連続無失点を続ける東野から得点を奪うことが出来ず。3回に西岡がチーム初安打を放つも、本塁は踏めません。

これ以上の失点を防ぎたい成瀬でしたが、5回にはラミレスに通算300号となる第13号ソロ本塁打を喫し0対4。点差はさらに広がってしまいます。

突破口を開きたい打線は6回、右前への安打で出塁した荻野貴が今季23個目となる盗塁を決め、2死2塁の場面を作ります。ここで、打席にはリーグ打点トップの4番･金泰均が立ちますが、痛烈な打球も野手の正面へ。点差を縮めることは出来ません。

成瀬は5回を投げ抜いてマウンドを降り、継投陣に後を託します。6回を投げた2番手･秋親、7回を投げた3番手･松本、そして8回を投げた4番手･古谷は、これ以上の失点を許すまいと素晴らしい投球で相手打線の前に立ちはだかり、それぞれ3人ずつで相手の攻撃を封じていきます。

パ･リーグ首位の意地を見せるためにもこのまま終わりたくない打線は、最終回、先頭の3番・井口が安打で出塁し、金泰均が四球で続くと、1死後に代打･福浦が送られます。福浦の一振りは糸を引く様に中前に落ちる適時打となり1対4。さらに、7番･今江が敵の2番手･クルーンから四球を選び2死満塁とすると、途中出場の金澤が一二塁間を抜く適時打で2対4。逆転劇への期待が膨らみましたが、後続が打ち取られて反撃はここまで。勝利まではあと一歩及びませんでした。

今日の敗戦で2位転落となりましたが、最終回に見せた粘り強い攻撃は、必ずや明日に繋がるはずです。明日はこの悔しさをぶつけて、逆襲を果たしましょう!

「相手投手の東野に8回まで抑えられていたが、9回はみんなが何とかしたい気持ちが表れていい攻撃をしてくれた。

この試合は投手だね。
もう少し踏ん張って欲しかった。

サブローは左ハムストリングに少し張りがあったので、大事を取って交代した。
無理はさせられない。
明日の試合は当日の様子を見て決める。

明日。明日の試合が大事。」