試合情報

前夜は終盤に粘り強く反撃するも一歩及ばず敗れ、2位に転落してしまったマリーンズ。首位奪回を果たすべく、先発のマウンドに約1ヵ月ぶりとなる今季3勝目を目指す大嶺を送ります。

ジャイアンツ戦初登板となった大嶺は初回、安打と四球で1死1,2塁とピンチを迎えると阿部に右翼席に運ばれる9号3点本塁打を浴び0対3と先制を許してしまいます。

反撃したい打線は2回、先頭の4番・金泰均、5番・大松の連打と6番・里崎の四球でジャイアンツ先発・西村健を攻め立て満塁のチャンスを迎えると、7番・今江が中前適時打を放ち1対3。続く3回には1死から2番・荻野貴が安打で出塁し、4番・金泰均が11号2点本塁打を放ち3対3の同点に追いつきます。

打線の援護を受け、相手打線を封じていきたい大嶺でしたがその裏、先頭の小笠原に12号ソロ本塁打を浴び3対4。勝ち越しを許してしまいます。大嶺はこの回を投げきったところで降板となり、4回からは2番手・松本が登板し3者凡退に抑えます。

しかし迎えた5回、ラミレスに14号2点本塁打、さらに高橋由に2号2点本塁打と2本の本塁打を浴び3対8。一気に点差を広げられてしまいます。

追いかける打線は6回、2死から今江が右翼席に運ぶ2号ソロ本塁打を放ち4対8。1点を返した後のその裏、3番手・古谷が坂本に10号ソロ本塁打を打たれ4対9。なおも2つの四球と失策で2死満塁とされると、代打・エドガーに押し出し四球を許し4対10となります。

7回以降、ジャイアンツ救援陣に抑えられていた打線は9回、この回から登板した4番手・金刃から代打・青野が敵失で出塁すると、1番・西岡が右翼席に飛び込む意地の5号2点本塁打で6対10。さらに1死から3番・井口が四球で出塁し、金泰均が今日2本目となる12号2点本塁打を左翼席に放ち8対10。一気に追い上げムードが高まります。なおも続く大松が5番手・クルーンから安打を放ち出塁し、代打・福浦の一ゴロの間に2塁に進みますが最後は今江が空振り三振に倒れ試合終了。8対10で敗れジャイアンツ戦連敗を喫してしまいました。

打線が4本の本塁打を放ち、昨日に続いて9回に追い上げたものの一歩及ばず連敗を喫したマリーンズ。明後日からは本拠地・千葉マリンに戻りドラゴンズ、スワローズとの試合が控えています。気持ちを切り替えホームでの戦いで白星を積み重ね、再び首位奪回といきましょう!

「先発の大嶺は同じ事の繰り返しになっている。もう少し攻めの投球をして欲しい。
球場が狭く、強力打線なのは分かるが、気持ちを強く、かわすのでなくどんどん攻めて欲しい。

早い回に中継ぎ陣に託したが、もう少し踏ん張って欲しいね。
エラーなどもあったが、みんなでミスをカバーしていかないと。
しっかり踏ん張っておけば、野手には追い上げる力がある。

交流戦が始まって2カードはセリーグでの球場。
明後日はマリンでの試合。切り替えてやり直す。

唐川が故障で抹消したが、どれ位で戻ってこれるかまだ分からない。
しかし、小野もファームの方でいい状態になってきていると聞いている。
今いるメンバーで遣り繰りしていくしかない。

サブローも後一人出たら代打で起用するつもりだった。
打つ方は問題ないので、明後日の状態が良ければスタメンで使うよ」