

vs日本ハム第2回戦
初戦完封負けを喫し、中1日空けて迎えた第2戦。
先発は昨年2冠を達成したロッテ・成瀬と、ヤクルトから移籍した日本ハム・藤井の左腕対決となりました。
昨年のクライマックスシリーズのリベンジを果たしたい成瀬は初回、僅か7球で3者凡退に仕留める素晴らしい立ち上がりをみせます。
しかし2回に先頭のスレッジに二塁打を許すと、1死3塁から小谷野の中適時打で1点の先制を許します。
1点を追う打線は3回まで、変化球を駆使しコーナーを突く投球をみせる藤井をとらえられず、内野安打1本に抑えこまれます。
しかし4回、先頭の2番・堀が左安打を放って敵失も誘い2塁へ進むと、今江の四球、サブローのバントヒットで無死満塁とします。ここで迎えたズレータは遊併殺に倒れますが、この間に3塁走者・堀が生還。試合を振り出しに戻します。
続く5回には2死から今江が三塁打で出塁すると、西岡の今季初安打は適時二塁打となり、勝ち越しに成功。2対1とします。
しかし6回、先頭の田中賢に成瀬がまさかの被弾。再び同点とされますが、直後の7回、四球を選んだ今江を1塁に置き、2死から堀の適時二塁打で今江が生還。再びリードを奪います。
味方の援護をもらった成瀬は、3者連続三振を奪うなど、7回以降日本ハム打線をシャットアウト。昨季2冠の貫禄を見せつけ反撃を許さず、115球、被安打6、奪三振4、与四球1、失点2という内容で完投。
チームへ今季初白星をもたらすと共に、自身の初登板を完投勝利で飾り、レギュラーシーズンのパ・リーグ相手の連勝記録も「16」へ伸ばしました。
成瀬投手

-チームは前日悔しい負け方をしました。どんな気持ちでマウンドに上がりましたか?
(成瀬)とりあえずチームに勝ちがつけばいいかなと思って、そういうピッチングをしました。今日は自分の中ではちょっといい状態ではなくて里崎さんにも迷惑をかけました。
-相手は去年プレーオフで悔しい思いをしたファイターズでしたがその辺りはどうでしたか?
(成瀬)(去年のことは)どうしても早く忘れたいという気持ちがあったんですが、今日のピッチングは自分の中ではそれほど良くなかったので、もう一回ファイターズと対戦したときは、良いピッチングをして勝ちたいと思います!
-今日は自分では納得がいかないという事でしたがどの辺りが納得いかなかったんですか?
(成瀬)田中賢選手に打たれたホームランが逆球だったのと、最後のバッターの時に無駄なフォアボールを出してしまったことが反省点です。
-プレーオフを除くとパリーグの球団相手に連勝が16に伸びましたがその辺りはいかがですか?
(成瀬)そういうことはあまり意識しないで、どうしてもチームに初勝利をつけたかったので無我夢中で投げました。
-最後に今シーズンの抱負を聞かせてください
(成瀬)今シーズンはいいスタートが切れたと思います。去年は悔しい思いをしたので次も投げるからには全て勝ちにいきたいと思うので、皆さん応援よろしくお願いします!
対日本ハム戦 第2回戦
「先発の成瀬は序盤は内角を突くいつもと違う所を見せていたが、2回目のリードを取ってからストレートとチェンジアップのコンビネーションで勝負強い所を見せてくれた。
最初は勝ちを意識していたように見えたが、中盤からは一球づつ集中して投げていた。苦しみながらチームを勝利に導いてくれた。
打つ方ではベテランの堀がチームを引っ張ってくれた。キャンプ、オープン戦と非常にバットが振れていた選手。シーズンに入っても変わらずいいスイングをしてくれた。頼もしい選手だよ。今江も打席の中でいいアプローチをしている。チャンスメイクしてくれている。
ファイターズとはあと一試合。明日もいい試合をしたいね。明日の先発は渡辺俊介だよ」