試合情報

首位を走るライオンズに対し、4勝3敗で迎えた8回戦。昨日、唐川の完投勝利で連敗を5で止めたマリーンズは、中6日で小林宏をマウンドに送り込みます。
小林宏は1,2回を3者凡退と変化球を低めに集める上々の立ち上がり見せます。

一方、打線はライオンズの先発・帆足の内角、外角を丁寧に投げ分ける投球の前に、3回まで3者凡退。序盤は投手戦の様相を呈します。

しかし4回、小林宏は先頭・ブラゼルの右前安打から、続くG.G.佐藤に外角に落ちる変化球を捕らえられ、風に乗った打球は左翼席への8号2点本塁打。0対2と均衡を破られます。

5回にも、栗山が放った一塁手・ズレータのミットを弾く打球が右翼に転がり、二塁手・オーティズがグラブを投げてボールに当てた行為が、故意にグラブを投げて打球を止めたと判定され、三塁打となります。
続く石井義に中犠飛を放たれ、0対3と思わぬ形で追加点を許し、小林宏はこの回を終えたところで降板。5回93球、8安打、2四球を許しますが3失点で押さえ、反撃を待ちます。

6回には、2番手の伊藤がボカチカに6号ソロ本塁打を放たれ、0対4とリードを広げられますが、後を受けた高木・相原・根本・小宮山のリレーでその後を無失点で切り抜けます。

今日も満員御礼となった観衆の期待に応えたいマリーンズ打線ですが、5回の大塚の二塁打や、8回の橋本の四球と堀の左前安打など、好機を作ったものの、いい当たりが野手の正面をつくなど、あと1本が出ません。

最後まで帆足を捕らえ切れなかった打線は、3安打、1四球で完封を許し、試合終了。
連勝はならず、チーム成績も借金1に逆戻り。明日からは、関西でバファローズとの3連戦。来日初登板となる呉をマウンドに送り、仕切り直しといきたいところです。

「先発の小林宏之はフォーム、ボールは良かった。G.G.佐藤にホームランは打たれたが、5回は守備のミスで進塁させてしまった。

打線とのかみ合わせも無くてなかなか勝利が付かないが、次回は上手くかみ合ってくれると信じている。

今日、里崎とサブローを抹消したが、しっかり調整していい形で戻って来てくれるだろう。それまで、みんなでカバーしてくれるだろう。

明日の先発は呉偲佑だよ。楽しみにしている」