

vs阪神 第1回戦
本日からはセ・リーグ首位タイガースとの2連戦。小雨がぱらつく中の試合開始となりました。
先発のマウンドには昨春の選抜以来の甲子園となる唐川が上がります。
唐川は初回、1死から2番・平野にプロ入り2つ目となる四球を与えると、2死から4番・金本に中前適時打を許し、1点の先制を許します。
本来の投球リズムながら制球に苦しみ、2回にも先頭の鳥谷に右翼線への三塁打を浴びると、続く野口の適時打で1点。さらに3回にも、左前安打の新井を1塁に置いて、先制打を許した金本に7号2点本塁打を左翼席へ運ばれ、序盤に4失点となります。
結局唐川は、4回に打席が回ってきたところで代打を送られ降板。3回73球、被安打6、与四球1、失点4と今回も悔しい投球となりました。
昨年の甲子園では2試合で24得点と爆発している打線は4回、タイガース先発・ボーグルソンに対し、先頭のサブローが中前安打で出塁すると、大松が中越8号2点本塁打を叩き込み、反撃の狼煙を挙げます。
するとその裏からマウンドに上がった2番手・久保が、タイガース打線をこの試合初めての3者凡退に抑え、さらなる味方の反撃を呼び込みます。
久保の好投に応えるかのように5回、先頭の根元が右中間への三塁打で出塁すると、里崎がきっちりと中犠飛を放ち、1点差に詰め寄ります。さらにサブローの死球、大松の左前安打で1死1,2塁とすると、今江に左前適時打が飛び出し、同点。ここでボーグルソンをKOします。
さらに6回には、2番手・江草に対し、1死から西岡、根元、里崎の3連打で1点を挙げ、逆転に成功。5対4とリードを奪います。
久保は5回に2死から、金本、葛城に連打を許し、得点圏に走者を背負いますが、無失点で切り抜けると、6,7回をピシャリと3者凡退に抑え、タイガース打線に反撃を許しません。
8回を川崎が3者凡退に切って取り、5対4のまま迎えた最終回のマウンドには荻野が上がります。
荻野は、先頭の代打・桧山に右前に運ばれると、関本に犠打を決められ、1死2塁。続く代打・矢野を空三振に仕留めますが、赤星に四球を与え、2死1,2塁のピンチを背負います。しかし最後は藤本を三飛に仕留め、ゲームセット。
雨足が徐々に強まり最後は本降りとなった中、雨にも負けず、1点リードを守りきり、5対4で逆転勝ち。4イニングスを54球、奪三振5、無失点の好投で逆転劇を呼び込んだ久保が、3月26日以来の白星となる2勝目を挙げ、荻野も6セーブ目をマーク。
この一戦を浮上のきっかけとしたいところです。
久保投手
-今日の勝利投手の久保投手です!おめでとうございます!
(久保)ありがとうございます!
-久しぶりの白星ですが?
(久保)久しぶりですね。
-3月の終わり以来ですが、どんな感触ですか?
(久保)今まで全然結果が出せていなかったので、精一杯自分の力を出し切るつもりでやりました。
-今日は中継ぎで登板しましたが?
(久保)与えられたチャンスは限られているので、少ないチャンスの中で結果を出そうと思いました。
-セ・リーグ首位の阪神打線はどうでしたか?
(久保)やっぱり良いチームですね。良い打線だと思います。
-甲子園のマウンドはどうでしたか?
(久保)本当に気持ち良いですね。大勢のファンの中投げることができて良かったです。
-やっぱり久保投手は甲子園が似合いますよ。
(久保)ありがとうございます。
-チームの連敗も止めましたが、ここから巻き返して行きたいですね?
(久保)マリーンズは毎年交流戦強いので、ここから何とか巻き返して、最後には借金返済して、勝率五分五分までもっていきたいと思います。
-久保投手はこれからどんな一年にしたいですか?
(久保)とにかく与えられた仕事をベストでできるように頑張りたいです。
vs阪神 第1回戦
「2番手の久保が4イニング完璧な投球をしてくれた。中2日での登板になったが、チームが必要としていた長いイニングを投げてくれた。どのボールも気持ちが入っていてスピードも出ていた。本当に素晴らしい内容だった。
先発の唐川は金本にはインコースを狙ったボールが甘く入りホームランを打たれたが、それ以外はいいボールを投げていた。このままいいボールを投げ続けていけばいい結果が付いて来るだろう。
打線は4点差のビハインドを諦めずに頑張ってくれた。里崎は本当に好調で3番も居心地が良さそうだね。大松は第一打席でもいい感じで打っていたが、その後の打席でしっかりホームランを放ってくれた。大きな一打だったね。
今江も相変わらず好調で良く振れている。今日は守備でもチームを勝利に導いてくれた。
今日は4点ビハインドで天気も悪く勝利するには難しい状況だったが選手は諦めずに良く頑張ってくれた。明日もいい試合を期待している」