試合情報

昨日は粘りの全員野球で延長戦を制して迎えた今日の試合､今季交流戦で初の連勝といきたいところです｡
先発は､マリーンズ･小野、スワローズ･村中｡
マリーンズは初回､先頭の西岡が立ち上がり不安定な村中の内角直球を完璧に叩き､左翼席に飛び込む､5号先頭打者本塁打で先制します｡

一方の小野は初回､連打を許しながらも0点に抑えますが､2回､田中浩､武内の連打で1,2塁とされると、続く川本の左翼線二塁打と､左翼手・ベニーがその処理にもたつく間に､2点を失ってしまいます｡

次第に雨足が強まり、3回、オーティズの左前安打、里崎の四球等で1死1,2塁のチャンスを迎えたところで試合は一時中断｡44分の中断の後、再開されますが､このチャンスにサブローが併殺に倒れ､立ち上がりから四球の多い村中をなかなかとらえることが出来ません｡
しかし6回､四球の西岡が二盗を決めると､さらに2塁ベース上で､スワローズバッテリーにプレッシャーをかけ､村中の集中力を逸らします。すると3番・里崎がど真ん中のフォークを完璧にとらえライナーで左翼席に飛び込む4号2点本塁打を放ち､3年連続の神宮での逆転弾で3対2と試合をひっくり返します｡

しかしその裏､マリーンズ･小野は､先頭の福地に右翼ポール際への3号ソロ本塁打を許し、同点とされてしまい､この回を投げきり､5回68球､被安打8､奪三振2､失点3の内容でマウンドを降ります｡

それでも､今日もマリーンズは諦めず､6回先頭の今江が､この回からマウンドに上がった鎌田から左翼ポール際に､5号ソロ本塁打を叩き込み､一発攻勢で今日三度目のリードを奪います｡
さらに､7回､左前安打で出塁した里崎が4番手･五十嵐の暴投で2塁へ進んだチャンスに､サブローが見事､右中間への適時打で応えて､追加点を挙げ、1点を追加します｡

その後は小野の後を､伊藤､高木､久保と繋いで､3イニングスを無失点に抑えてスワローズに反撃を許さず。9回は荻野が2安打を許しながらも無失点に抑え､5対3で逃げ切り、今季交流戦で初となる連勝､対スワローズ初の勝ち越しを決めました。
先発・小野は約1ヶ月ぶりとなる一軍復帰戦を見事白星で飾り、3勝目。荻野は9セーブをマークしました。
このいい流れで千葉マリンへ戻り、前回広島で2連敗を喫したカープにリベンジを果たしたいところです。

今日のヒーローは決勝ホームランを打った今江敏晃選手です。

-昨日に引き続き、バッティングが好調ですね?

(今江)まあ、絶好調とは言えないんですけど、本当にチームの勝利の為に少しでも打てればと思ってやっています。

-6回表同点の場面、どんな気持ちで打席に入りましたか？

(今江)先頭バッターだったんで、まずは塁に出ることを考えていました。

-その打席でマリーンズファンが待つレフトスタンドへ決勝ホームラン。どんな感触でしたか?

(今江)もう打った瞬間に(スタンドへ)いったと思いました。

-今日勝ってチームは連勝です。チームの雰囲気はどうですか?

(今江)決してあんまりよくはないですけど(笑)交流戦初となる連勝という事でこのまま波に乗っていきたいと思います！

-最後にマリーンズファンに一言お願いします。

(今江)本当にこの悪天候の中、皆さん応援ありがとうございました!これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました！

「久しぶりに連勝する事が出来たね。この２試合はいい形でゲーム出来た。

先発の小野晋吾は久しぶりの登板だったがまずまずの投球内容だった。
野手の間に抜けるヒットもあったが、ゴロを打たせる事が出来ていた。

今日はリリーフ陣が素晴らしい仕事をしてくれた。
4イニングをしっかり抑えてくれ、チームに勝利をもたらしてくれた。

伊藤は1回2/3を抑えて次の投手に繋いでくれた。
もともといいボールを投げる投手で自信を持って投げていた。
これからの自信になってくれる内容だったね。

高木は大きなアウトを取ってくれたし、久保は昨日よりいい形で戻って来てくれた。
荻野もしっかりチームが必要としているアウトを取ってくれた。

打撃陣は今日はホームラン3本とパワーを見せてくれた。
あと、雨で中断したにも関わらず最後まで応援してくれたマリーンズファンには本当に感謝している。

明後日からはマリンでカープとの試合。いい形で臨めるね」