

vs横浜 第3回戦
一昨日のサヨナラ勝ちで2連勝中のマリーンズ。敵地・横浜スタジアムに乗り込み、セ・リーグ最下位のベイスターズとの湾岸対決の第2ラウンドです。
先発は昨年横浜スタジアムで唯一の黒星を喫し、前回の対戦でも敗戦投手となっている成瀬が、そのリベンジのマウンドへ、対するベイスターズはルーキー・桑原謙。
タイガースとの2連戦で続けて初回に6点を奪ったマリーンズ打線は、またもや初回、先頭の西岡が死球で出塁、根元が二塁打でつなぎ、続く福浦がしぶとく中前に運ぶ適時打を放ち、タイガース戦の勢いそのままにあっさりと先制点を奪います。
続くサブローにも今季第1号となる左越3点本塁打が飛び出し、さらに二塁打の大松を置いて早川の適時三塁打で今日も早々に5点を挙げ、先発の桑原謙を初回のみでKO、約2ヶ月ぶりの白星を狙う成瀬に大きな援護を与えます。
さらに3回、2回からリリーフの2番手・秦から大松の2打席連続の二塁打、早川の右前安打でチャンスを作り、今江の左前適時打、西岡の自己最多となる右越7号3点本塁打で追加点を挙げます。なおも右前安打の根元を一塁に置いて、ズレータが5号左越2点本塁打を放ち、リードを大量11点とします。
一方の成瀬は、序盤の1,2回と走者を許しながらも、無難な立ち上がりで切り抜けます。
その後、成瀬は3回に吉村の15号ソロ本塁打で1点を失うものの、大量リードを背に悠々と投げ、7回を119球、被安打7、奪三振8、自責点1というピッチングでマウンドを中継陣に譲ります。
さらに、今夜のマリーンズ打線は、全く攻撃の手を緩めることを知りません。7回にはベイスターズ5番手・山北から右前安打の田中雅を1塁に置いて、オーティズの左越6号2点本塁打で13点目。さらに、8回にも、6番手・ヒューズから、里崎が中越5号ソロ本塁打を放ち14対1として、リードはさらに膨らみ大量13点に。
8回からは2番手・伊藤が先頭を出しながらも併殺打で切り抜け3人で切ると、9回はプロ入り初登板となる松本が2三振で3者凡退に仕留める堂々たるプロデビューで締め、大勝。
打っては、今季最多安打、最多本塁打、最多得点となる18安打、5本塁打、14得点と大爆発。投げては、成瀬が4月20日ぶりとなる4勝目を、昨季唯一の黒星を喫した横浜スタジアムでマーク。チームは3連勝で最下位脱出が見えてきました。。
明日もこの勢いで、白星を重ね、一気に連勝街道を突き進みたいところです。
成瀬投手
今日のヒーローは7回1失点の成瀬投手です。
-4月20日以来約2ヶ月ぶりの白星おめでとうございます。
(成瀬)まぁ、長かったですね。
-長かったですか?
(成瀬)いやぁ長かったんですけど、(白星がなかった期間も)チームに貢献できた部分はあったんで本当に今日は嬉しいです!
-勝ち星を挙げるにあたり1回表にいきなり5点という大きな援護を貰いました。
(成瀬)本当に初回に点を取って貰ったんで、凄くすんなりとマウンドに立つ事ができました。
-特にこのところ3試合連続で初回に沢山の点を取って貰っていますね?
(成瀬)今日も(点を)取って欲しいという気持ちは凄くあったので、(初回に大量点を取ってくれて)凄く本当に嬉しかったです。
-投げてはベイスターズ打線をホームランの1点だけに抑えました。
(成瀬)まぁ、自分の思った通りに投げれないボールもあったんですが、でも要所要所にいい球が投げれたんでそういう意味では本当に今日は良かったというか大事な1勝になったと思います。
-そしてベイスターズ戦という事になると昨年唯一の黒星がベイスターズ戦。今シーズンも一つ負けています。
その中で何か意識はありましたか?
(成瀬)去年ここで負けて、一昨年勝っていたんで、自分なりのピッチングができれば勝てるかなという軽い気持ちだったんですけど、それが初回に点を取って貰ったことによって、自分らしさが出たんで良かったかなと思います。
-とにかく味方の取った得点が14点、そして安打数が18安打。いずれも今シーズン最多の援護でしたね?
(成瀬)本当にもう今日は最高です!
-さて交流戦はあと僅か。再びシーズンに入っていくわけですけど次の登板に向けての抱負をお願いします。
(成瀬)今まだチームは下の方にいますけど今日勝って3連勝なんで、明日も勝って4連勝。連勝してどんどん上に上がっていきますんで本当に応援よろしくお願いします!僕もこれから今日の勝ちで波に乗っていけるように頑張りますんで応援よろしくお願いします!
vs 横浜3回戦
「この横浜スタジアムはとても打ちやすい球場なんだろう。
選手はバッティング練習から、いいスイングでいい打球を飛ばしていた。
そのまま、ゲームに持ち込んでくれた。
今日も初回に大量点を挙げてくれた。
今は、いい流れで今まで野手の正面に行ったりしていたのが、間に抜けたり、落ちたりといい展開になっている。
全選手が良く振れていて、皆が勝利に貢献してくれている。
先発の成瀬は序盤の大量点でリラックスして投げる事が出来たね。
3回以降はカウント有利で彼らしいピッチングだった。
その後の伊藤、プロ初登板の松本もしっかりアウトを取ってくれた。
サブローにも今季初ホームランが出たし、選手皆が繋いでいい攻撃が出来ている。
明日もいい戦いを期待している」