2008.07.03 THU
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vs楽天 第11回戦

昨日は大嶺の力投実らず、片山にプロ初完封、初白星を献上し、1勝1敗のタイで迎えた3連戦の最終戦。

マリーンズ先発は3週間振りの登板となった唐川。イーグルスは先発としては2度目の対戦となるドミンゴ。

唐川が投げる日はよく打つ打線は今日も初回、先頭の西岡が四球を選ぶと、続く根元が左中間を破る適時三塁打を放ち、1点を先制します。さらに里崎の遊ゴロの間に3塁走者・根元が還り、リードを2点とします。

その後は立て直したドミンゴを攻めあぐねますが、5回、先頭のサブローが右中間への二塁打で出塁すると、早川が送って1死3塁。続く西岡は一ゴロに倒れますが、根元が3打数3安打猛打賞となる中前適時打を放ち、1点を追加します。

一方の唐川は、初回から毎回走者を背負いながらの投球となりますが、ファームでの調整を経て、持ち前のゆったりとした間合いでのしなやかなフォームが戻り、抜群の制球力で3つの併殺を奪う等、イーグルス打線に好機を広げさせず、反撃を許しません。

プロ初完封も見えてきますが、8回、先頭の嶋に中前安打を許したところで、101球、被安打8、与四球1で降板します。その後を川崎、久保と繋ぎますが、久保は代打・中島の中前安打、草野の内野安打で1死満塁のピンチを招くと、フェルナンデスに右犠飛を浴び、1点を返されます。しかし山崎武を三振に仕留め、最少失点に止めます。

9回のマウンドには守護神・荻野が上がり、イーグルス打線をピシャリと3者凡退に仕留めて退け、そのまま3対1で試合終了。
先発・唐川はパ・リーグ相手には負け知らず、5月13日以来の4勝目を挙げ、荻野も10セーブ目をマーク。
今カード勝ち越しを決め、いい雰囲気で千葉マリンへ戻り、明日からはホークスとの3連戦です。

唐川選手

-今日のヒーローは、ルーキーイヤーに4勝目を達成しました唐川投手です。
ナイスピッチングでした。

(唐川)ありがとうございます。

-今日は、およそ3週間ぶりの1軍での先発マウンドになったと思うのですが、どんな思いで向かわれたのでしょうか?

(唐川)ずっと結果が出ていなかったので結果が欲しいところだったのですけど、一つ一つのアウトをしっかり取ろうと思ってマウンドに向かいました。

-今日は立ち上がりからランナーを出しても、非常に落ち着いたピッチングに見えたのですが、ご自身では内容を振り返っていかがですか?

(唐川)3者凡退など無くて、リズムがちょっと悪かったのですけど、その中でも一つ一つという意識を常に持って投げられました。

-その中でも、ダブルプレーが3つです。これは大きかったですね。

(唐川)すごく良く守ってくださってたので、それがすごく助かりました。

-ご自身の中でもチームの中でも、このダブルプレーは狙っていったところはあったのですか?

(唐川)やっぱりランナーが出て、低めにしっかり投げればゲッツーもあるんじゃないかなと思って投げていました。

-そして、ファンの皆様の中には完封ペースでいくんじゃないかと期待していた方も多いと思うのですが、ご自身ではその気持ち、思いはいかがだったのでしょう?

(唐川)そんなに強くは意識していなかったですけど、あの回先頭打者が出たら交代だろうなと思っていたので、バテてた部分もあったのでしょうがないです。

-先程もお話にありました、しばらく苦しいピッチングが続きましたよね。その後、2軍ではどのように気持ちを切り替えて修正などをしてきたのでしょうか?

(唐川)精神的な部分もありますし、技術的な部分でも足りない部分というのがあったので、それをしっかり自分で把握しながら、それをレベルアップさせるためにやってこれました。

-その上で挙げた、5月13日以来の4勝目ということになります。今、どのように受け止めていますか?

(唐川)初勝利の時も嬉しかったのですけど、やっぱり負が続いて1勝の重みというのを知れたので、ここで勝ててすごく嬉しいですね。

-ファンの皆様から暖かい拍手がありました。これも嬉しいですよね。

(唐川)ファンの皆様の声援というのがすごく自分にも響いてきますし、そのお陰でしっかり投げれてるので、すごくありがたいです。

-これでチームも勝ち越しを決めました。今後に向けての意気込みをお願い致します。

(唐川)最近、チームに迷惑をかけてたので、自分としてもしっかりチームの勝利に貢献できるようにして、まだまだ狙えると思うので、チームとしても優勝に向けて頑張りたいです。

-この後もナイスピッチング期待しています。おめでとうございます。

(唐川)ありがとうございました。

vs楽天 第11回戦

「唐川は本当に素晴らしい投球内容だった。一番大事な所で素晴らしいボールを投げていた。ストライク先行でテンポも良かった。打者に向かっていく姿も良かった。今日は多くの球種を上手く組み合わせて投げていたね。全ての面において成長してくれているね。

久保もポテンヒット、内野安打などで一点取られてしまったが、大事な所で山崎武を見事に三振を取り仕事をしてくれた。

打線では根元が3安打と奮闘してくれた。バットが良く振れているし、チャンスでしっかりランナーを還してくれた。

明日からは久しぶりのホームでの試合。いい形で臨めるね。明日の先発は成瀬善久だよ。」

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