

vs西武15回戦
オールスター明けの後半戦初戦。本日から五輪代表メンバーの里崎、西岡、成瀬の3人が抜けての戦いとなります。
後半戦初戦を任されたのはチームトップタイの8勝を挙げている渡辺俊。一方のライオンズは今季初対戦となるキニーとなりました。
渡辺俊は、初回を3者凡退に抑えたものの2回、ブラゼルにライトポール直撃の25号ソロ本塁打を浴び先制を許します。
さらに3回、先頭の細川に中前安打を許すと、犠打と遊ゴロで2死3塁となり、続く栗山に右前適時打を浴び、序盤に0対2とリードを許します。
一方の打線は制球の定まらないキニーの前に4回までに4つの四球を選びますが、無安打に抑えられ得点を奪えません。
反撃は5回、先頭の橋本がチーム初安打となる右翼線への二塁打を放つと、ベニー、早川が四球を選び1死満塁の好機を作ります。
ここで迎えるは規定打席には到達していないものの3割4分近い打率を叩き出している根元。
その根元が1-3からストライクを取りに来たストレートを弾き返した打球は、一二塁間を抜ける2点適時打となり、一気に同点に追い付きます。
援護をもらった渡辺俊ですが、その裏、先頭の細川に中越三塁打を浴びると、続く黒瀬のプロ初打点となる左前適時打で2対3と再び勝ち越しを許します。
しかしそのまま1点ビハインドで迎えた7回、塀内、早川の連続中前安打と四球で再び無死満塁の好機を作ると、福浦は空三振に倒れますが、続くサブローに左前への2点適時打が飛び出し、4対3と逆転に成功。この試合初めてリードを奪います。
リードをもらった渡辺俊は8回、先頭の黒瀬に左中間への二塁打を打たれると、続く片岡に犠打を決められ1死3塁となったところで降板。
渡辺俊は8回1/3、93球を投げて被安打6、奪三振6、失点3の力投で2番手・川崎に後を託します。
その川崎は2者連続三振を奪って1死3塁のピンチを切り抜け、好リリーフで1点のリードを守り抜きます。
9回からは荻野が先頭のブラゼルに四球を与えながらも、中村を遊併殺に仕留め、3人で締めて4対3で逃げ切りに成功。
渡辺俊は、チーム最多の9勝目を挙げると共に、ライオンズ戦は昨年から6連勝。荻野も16セーブ目をマークしました。
さらにチームは後半戦白星発進となり、これで3連勝。
8月も先月と同様マリーンズの快進撃は続いていきそうです。
サブロー選手
-今日のヒーローは見事逆転のタイムリーを放ったサブロー選手です。
今日は接戦でしたけどしっかりものに出来ましたね?
(サブロー)最初は打線が繋がらないというかヒットが出ない状況でしたが、ここっていう時に打ってくれたんで良かったと思います。
-本当に序盤からランナーを還せないという展開ではありましたが、ベンチの雰囲気としてはどうだったんですか?
(サブロー)ベンチの雰囲気はいつも通りです。明るいチームなんで。
-そういった中で7回1死満塁での打席。相手の投手も替わりましたが、あの打席ではどんな意識だったんですか?
(サブロー)前の打者の福浦さんが三振して、なんとか敵を取ったろうと思って打席に入りました。
-しっかりその敵を取る一打。レフトに運んで一気に逆転となる本当に貴重な一打となりましたね?
(サブロー)まぁ、今日初めて前に飛んだんですけど、一番良い所で前に飛んでくれて良かったです。
-チームとしてもオールスター後の初戦。首位ライオンズ相手でしたけれどしっかりものに出来ました。これは大きいですね?
(サブロー)大きいですね。うちも西武さんもオリンピックで何人か抜けてるんで、この間が勝負だと思っているんで残された人間で頑張りたいと思います。
-今日は長野でのゲームということになるんですが、最後にオリンピックスタジアムのファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。
(サブロー)今日は暑い中一生懸命応援していただきましてありがとうございます。また明日もありますんでよろしくお願いします。
vs西武 第15回戦
「今日は後半戦の初戦だったが、いい投球、いい守り、いい攻撃が出来たね。
大事な所でヒットが出たし、8回のピンチにマウンドに上がった川﨑が本当に素晴らしい、ベンチの期待とおりのピッチングをしてくれた。
先発の渡辺俊介も非常に素晴らしい投球だった。
ボカチカに死球を与えたイニングだけ少し集中力を欠いたが、それ以外は非常にいい投球内容だった。
五輪メンバーが抜けた初戦だったが、今までも彼らがいない試合も戦って勝利してきた。
今日も塀内が逆転を呼ぶヒット、橋本もチーム初ヒットや守備でピッチャーを引っ張ってくれた。
サブローが満塁のチャンスでチャンスに強い所を見せてくれ、早川もいい打席を送っていた。
これからも、我々はチーム一丸で戦って勝利を上げていく。
明日もいい試合で勝利したいね。明日の先発は清水直行だよ」