2008.08.28 THU
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vs日本ハム 第22回戦

ここまで3連敗、対ファイターズ2連敗と、もうこれ以上絶対に負けられない本日の一戦。
先発はマリーンズ・清水直、ファイターズ・藤井と今季3度目のエースナンバー対決となりました。

清水直は、初回からストレートが走って144キロを記録し、2者連続三振を奪って3者凡退に仕留める素晴らしい立ち上がりを見せます。
続く2回も3者凡退仕留めると、3回、先頭の金子誠、森本に四球を与え、得点圏に走者を背負いますが、ここも無安打無失点で切り抜け、序盤はパーフェクトに抑えます。

一方の打線は、今季6度目の対戦、2006年からマリーンズが負けなし4連勝中の藤井に対し、初回、先頭の田中雅の右前安打、約1か月ぶりの1軍復帰となったオーティズの左前安打で無死1,3塁の好機を演出します。3番・今江は空三振に倒れますが、続くズレータに中前適時打が生まれ、1対0と先制点をもぎ取ります。

さらに2回には、先頭の里崎が北京五輪から復帰後初となる13号ソロ本塁打をバックスクリーン右にたたき込み1点を追加。
5回には今江に左翼席中段への11号ソロ本塁打が飛び出し、3対0とリードを広げます。
藤井は6回に1,000投球回を達成しますが、7回でマウンドを降りるまで、全て走者を出す攻撃を見せ、終始試合の主導権を握ります。

味方の援護を受けた清水直はさらに波の乗り、中盤も3イニングス連続で3者凡退に切って取り、ノーヒットノーランの期待が高まります。
しかし7回、3番・田中賢、4番・稲葉を凡打に打ち取り、簡単に2死を奪いますが、ここで小谷野に中前安打を放たれ、残念ながらノーヒットノーランは逃しますが、気持ちを切らすことなく後続を断って進塁を許さず、ファイターズ打線に付け入る隙を与えません。

続く8回は今日6度目の3者凡退に切って取り、今季2度目の完封勝利を目指し、最終回のマウンドにも上がります。
1死から工藤の四球、田中賢の右前安打で1,2塁とされ、井上ピッチングコーチがマウンドに向かいますが、迷わず続投を志願。すると続く稲葉を一ゴロ、小谷野を一邪飛に仕留め、3対0でゲームセット。

127球を投じ、被安打2、奪三振5、与四球3、無失点の清水直は12球団通じてトップとなる今季7度目の完投、今季2度目の完封勝利で10勝目を挙げ、村田兆治氏以来球団史上2人目となる自身6度目の2桁勝利を達成。
投打が噛み合い、8月最後のホームゲーム、ファイターズとの千葉マリン最終戦を白星で飾り、連敗を3で止めました。

里崎選手、清水直投手

台上で笑顔を見せる清水直と里崎
多くのファンとタッチする里崎
試合後、スタジアム正面ステージに現れた清水直

-今日はバッテリーの2人がヒーローです。
まずは里崎選手お帰りなさいという感じですかね。

(里崎)まあそうですね。あんまりなんもしてないんですけれども、無事に帰ってこれて良かったです。

-オリンピックから戻ってからチームが連敗中、しかも一点差という負け方だったんですけれども、今日はどんな気持ちでゲームをやろうと思っていたんでしょうか?

(里崎)そうですね。帰ってきてから負けが込みすぎると帰ってこない方が良かったんじゃないかと思われるのも、しゃくなのでなんとか今日勝ちたかったです。

-今日のゲームは一回に一点を取って二回というところでバッターボックスまわってきました。どんなこと考えて入りましたか?

(里崎)昨日一昨日とあんまり良い感じで結果が出てなかったので、思い切ってということだけを考えてやってましたけれども、それが良い結果に生まれて良かったと思います。

-今日は清水投手の素晴らしいピッチングも支えたということなんですけれども、里崎さんからご覧になって今日の清水投手はいかがでしたか?

(里崎)あの投球をすればね、キャッチャーなんて誰でも多分完封できるんじゃないのかっていう素晴らしい投球だったと思います。

-今日は投打がかみ合って非常に良い勝ち方だったと思いますがいかがでしょう?

(里崎)そうですね。本当に残りのねゲームにかなり期待が持てるようなゲーム運びができたのでこれを続けていければ先も明るくなってくると思うので、一戦一戦大事に戦っていきたいなあと思います。

-それでは、今日もたくさんの方が応援してくださいました。最後に一言お願いします。

(里崎)残りも本当に少ないですけれどもチーム一丸となって一戦一戦頑張りますので、ファンの皆さんも一緒に残り試合頑張っていきましょう!

-おめでとうございました。里崎選手でした。
続きまして清水投手です。おめでとうございます。

(清水直)ありがとうございます。

-今日は本当に凄いピッチングだったと思うんですけれども、ご自分で投げていていかがでしたか?

(清水直)調子は良かったので、とにかく昨日一昨日と嫌な負け方してるので、とにかく前半勢いでチームを乗せようと心がけてマウンド上がってました。

-その結果7回2死までノーヒットピッチングでした。

(清水直)いや~、まあね、狙ってたっていったら狙ってたんですけれども、まあこんなもんですよね。

-どのあたりから実は狙ってたんですか?

(清水直)いつも不安でね、ヒットを打たれるんじゃないかって思うのが嫌なので、三回くらいからですね。やってやろうじゃないかって思ったんですけれども、あのー、まあ、こんなもんですよ。

-実はずいぶん早い回から考えていらっしゃったということですけれども、しかしヒットは2本しか打たれず完封ということで、2桁10勝目ですよね?

(清水直)それはうれしいですね。はい。まあでもヒットをね1本にしてればね、あれさえなければっていう話にもなったと思うんですけど、2本打たれたら一緒ですよね。

-いやいや、本当に素晴らしいピッチングでした。夏休みももうすぐ終わりということで今日千葉マリンスタジアムで最後の試合となったんですよね?

(清水直)それも知ってたんでね、マリンにこれだけのお客さんがね来てくれて、まあ本当に悔しい試合が続いてたんですけれども里崎も帰ってきて成瀬も帰ってきて西岡も今日練習出てたんですけどね、やっとまたひとつにまとまったんでね、またこの日を境に、なんとかまた勝ち続けたいというふうに思います。

-それでは最後に一言お願いします。

(清水直)少し出てきますけど安心してください。必ず勝って帰ってくるんで、またここで良い試合をしましょう。よろしくお願いします。

vs日本ハム 第22回戦

「今日は清水直行の投球に尽きる。素晴らしいコントロール、強い気持ちのこもった投球だった。四球でランナーを出したが、ギリギリの所を狙っての四球。その後はしっかり抑えてくれた。

7回途中までノーヒットに抑えていたが、本当に今日のピッチングは素晴らしかった。これ以上、上回る事の出来ない内容。最後はピンチを招いたが、今日の試合は清水直の試合。最後まで投げてもらうつもりだった。しっかり、無失点で締めてくれた。

攻撃では今江、里崎のホームランも大きかったが、ズレータの先制打も大きなヒットだった。

夏休み最後のマリンで勝利する事が出来て良かった。明後日からは、仙台でのイーグルス戦。今日みたいないい試合をしたいね。」

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