

vs西武 第21回戦
今日勝って勝率を5割に戻したいマリーンズ。
マリーンズの先発は、好投しながらも5月28日以来なかなか勝ち星に結びつかない久保。
対するライオンズの先発は、今季6度目の対戦となる西口。
久保は初回、3者凡退で抑える無難な立ち上がりを見せますが、2回、右翼越二塁打のブラゼルを暴投で3塁に進めてしまうと、石井義の犠飛で1点を先制されます。
序盤3イニングを9人で抑えられていたマリーンズは4回に反撃を開始します。
1死2塁から橋本が中前適時打を放ち、試合を振り出しに戻すと、2死後に大松の23号2ラン本塁打が飛び出し、3対1と逆転に成功します。
さらにマリーンズは6回、代わった許から右翼線二塁打を放った大松が、サブローの右飛で3塁に進塁すると、福浦の打席に許の暴投で生還、4対1とリードを広げます。
6回まで好投を続けていた久保でしたが7回、細川を不運な内野安打で出すと、2死後に片岡にも内野安打を許し、2死1,2塁とされます。
ここで久保が投じた117球目、真ん中に入った直球を栗山が右前に運び、2塁走者・細川が生還。
4対2と2点差に迫られたところで、6回2/3を投げ、7安打を浴びながら8奪三振を奪う力投を見せた久保は、勝ち投手の権利を手に、マウンドを降ります。
何とか後続を断ちたい2番手のシコースキーでしたが、中島を四球で歩かせ2死満塁とピンチを広げると、ブラゼルに技ありの適時二塁打を左翼線へ運ばれ、4対4と同点に追い付かれ、久保の白星はまたも消えてしまいます。
その後はスコアが動かず、試合は延長戦へ。
迎えた10回裏、2イニングス目に突入した3番手・川崎の初球を振り抜いた中村の打球は、無情にもセンターバックスクリーンへ。
本塁打王争いトップを独走する中村の41号サヨナラソロ本塁打で4対5、惜しくもサヨナラ負けを喫しました。
マリーンズはこれで2連敗となり、借金2。
2位争いを演じるバファローズ・ファイターズがともに負けただけに、痛い敗戦となりましたが、何とか明日3連敗を阻止し、クライマックスシリーズ出場へ向け、踏みとどまりたいところです。
vs西武 第21回戦
「先発の久保はとても良いピッチングだった。
勝ちが付かなくて本当に残念。
7回のブラゼルは前の打席で外のストレートで三振を取っているので、同じ狙いがあったのだろう。
7回の最初のランナーは打ち捕った当たりが橋本の前で変化してアンラッキーなヒットになってしまった。
川﨑は引き分けまで考えたら、残り3イニングあったので10回もマウンドに上げた。いきなり初球を打たれてしまったね。
とにかく、気持ちを切り替えて、勝利へ向けて戦うだけ。
明日の先発は清水直行だよ」