試合情報

京セラドームで迎えた、バファローズとの今季最終戦。ここまでバファローズには5連敗、何としても負けられない一戦です。

昨日は3安打に抑え込まれた打線ですが、今日はバファローズの先発・岸田の前に1回は3者凡退に倒れたものの、2回、先頭の橋本が右前安打を運ぶと、1死2塁から大松が右前適時打を放ち、1点を先制します。さらに続くベニーの中前安打で1死1,2塁とすると、早川が中前適時打で続き、3連打で2対0とします。

マリーンズの先発は渡辺俊。味方に先制してもらった直後の2回、1死から後藤の中前安打と北川の死球で走者を背負うと、重盗を決められ、さらに大引の四球で2死満塁のピンチを背負いますが、続く小瀬を三飛に打ち取って、得点を許しません。

その後は岸田、渡辺俊の両先発による投手戦の展開となりますが、5回、先頭の早川が左中間二塁打を放つと続く細谷が4月17日以来、約5ヶ月ぶりの打点となる左前適時打を放ち、3対0。
さらに6回には、1死から大松が四球で出塁すると、続くベニーが7月19日以来、約2ヶ月ぶりの一発となる5号2点本塁打を左中間席へ運び、5対0とリードを広げます。

打線の援護を受けた渡辺俊は、緩急自在の投球で、走者を出しながらも7回まで被安打4、無失点に抑えてきましたが、8回、先頭の坂口に左前安打を放たれ、2死2塁とされたところでローズに中前適時打を運ばれて1点を返されたところで降板し、完封勝利は逃してしまいます。しかし、2番手・川崎が後続を打ち取って、再び試合の流れを引き寄せます。

9回、バファローズ3番手の加藤大から、先頭の早川が自身今季初の4打数4安打となる中前安打を放って出塁すると、続く細谷が今日2打点目となる右中間適時二塁打を放ち、6対1と再びリードを5点に広げます。

その裏は、守護神・荻野がバファローズの代打攻勢にも動じず、3者凡退で斬って取り、そのまま6対1で逃げ切りました。

渡辺俊は、7回2/3、121球、被安打6、奪三振3、与四死球2、失点1の快投を見せてチームトップの13勝目。昨日3安打に封じ込められていた打線は今月9度目の2桁安打となる12安打を放って、先制、中押し、ダメ押しと効果的に6点を奪い、投打の歯車が噛み合った試合展開となりました。

対バファローズの通算成績は10勝14敗。負け越しとなりましたが、最後の最後で連敗を5で止め、チームの勝率も5割に戻しました。
明日は12連戦の最終戦となるライオンズ戦、西武ドームに乗り込み、胴上げを阻止すると共に3位浮上を狙います。

-今日のヒーローは、見事なピッチングで13勝目をマークしました渡辺俊介投手です。
ナイスピッチングです。

(渡辺俊)ありがとうございます。

-毎日負けられないゲームが続きますが、今日はどんな思いでマウンドへ上がったのでしょうか。

(渡辺俊)オリックスもいい流れで来ていると思いますが、うちも決して悪い流れではなかったので、チームの勢いを信じて投げました。

-勢いのあるオリックス打線を7回まで、4安打無失点、完封ペースかなとも見てたんですが…。

(渡辺俊)今年は完封しきれないゲームが多いので、ちょっと情けないですね。

-結果的には2回の満塁のピンチを抑えたというのも大きなポイントになったと思うんですが、あの場面を振り返ってください。

(渡辺俊)ピンチを抑えるとだいたいうちにチャンスが来るので、何とかゼロに抑えて点を取ってもらおうと思って粘りました。

-打線が、先制･中押し･ダメ押しと効果的に点を取ってくれましたね。

(渡辺俊)みんな試合前から点を取ってくれると言ってたので、期待していました。

-クライマックス進出に向けてチームはどんなムードですか?

(渡辺俊)うちは全部勝つしかないので、一戦一戦大事に一生懸命集中して野球をやっています。

-今日は、今季最後の大阪でのゲームとなりました。素晴らしい応援でしたね。

(渡辺俊)いつも頼りになるので、これからもお願いします。

-残り7ゲーム、渡辺俊投手もあと1回ぐらいは先発登板があると思いますが、最後に力強いメッセージをお願いします。

(渡辺俊)先発ピッチャーは週に1回ぐらいしか仕事が出来ないんですけど、その分集中して一試合一試合投げますので、これからも応援よろしくお願いします。

「先発の渡辺俊介は緩急を上手く使ったいいピッチングだった。いいコースにもボールが決まっていた。

打つ方では今日から合流した細谷が貴重なタイムリーを含む２安打、早川が４安打といい所を見せてくれた。
ベニーのホームランもチームにとって大きかった。
サブローは今日は連戦が続いて疲労が溜まっていたから休ませた。

明日は１２連戦最後の西武ドームでのライオンズ戦。クライマックスシリーズへ向けていい戦いをしたい。
明日の先発は久保康友だよ。」