2008.09.24 WED
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vs西武 第23回戦

昨夜バファローズを破った勢いそのままに西武ドームに乗り込み、リーグ優勝へのマジックを1としたライオンズとの第23回戦。

昨年はファイターズに目の前での胴上げを許したものの、胴上げ阻止は本来マリーンズのお家芸。そのマウンドを任された先発・久保は3回まで毎回得点圏に走者を出しながらも、要所を締める投球を見せ、先制を許しません。

対するライオンズの先発は涌井。今季3勝1敗、3連勝中と相性の良い相手でしたが、同じように3回まで毎回走者を出しながらも、あと1本が出ず無得点に終わり、序盤は投手戦の様相を呈します。

しかし4回、先頭のズレータが13球粘りに粘り四球を選ぶと、続く大松も粘った末の9球目を叩いて右翼席への24号2点本塁打を放ち、2対0と先制点を奪います。
さらに続くベニーが中前安打を放つと、1死後、ベニーと入れ替わった1塁走者の早川が盗塁を決めて2塁に進み、細谷が右前安打を運んで1死1,3塁と攻め立てます。続く西岡が中前適時打を放って3対0と1点追加。さらにオーティズも3連打となる内野安打で続いて満塁となったところで、涌井と相性の良い里崎が左手首に押し出しとなる死球を受け、4対0。ここでこの回50球を投じ、計103球となった涌井を早々とKOします。

2番手に上がった三井も制球が定まらず、2死満塁からズレータが左肘に死球を受け、またも押し出し。5対0とリードを広げた直後、続く大松が左前にこの回4打点目となる2点適時打を放って7対0。三井も降板させます。
なおも3番手に上がった許が、ベニーに対して死球を与えると、この回3個目となる死球に怒りを露わにしたベニーが細川ともみ合いになった末に投げ飛ばし、両軍ベンチから選手、監督、コーチらが飛び出す乱闘に発展。ベニーが退場処分となり、警告試合が宣告されますが、結局この回打者13人の猛攻で7点を叩きだし、大量リードを奪います。

大量援護ををもらった久保は、その裏、1死から細川の代わりに入った銀仁朗に左線二塁打を浴び、続く赤田に中前安打を運ばれ1,3塁とされると、2死後、栗山に右線適時二塁打を放たれ、7対1とされますが、最少失点に止めます。

追加点の欲しい打線は6回、先頭の橋本が中前安打を放って出塁すると、許の2つの暴投で3塁に進み、2死3塁となったところで、ベニーの代わりに出場した大塚が、気合一閃、左中間に適時二塁打を放ち、8対1。再びリードを7点に広げます。

1点を失った後、久保は力のある直球と鋭い変化球の組み合わせで尻上がりに調子を上げ、6回以降は3塁を踏ませない今季一番の投球を見せます。

8回、4番手に上がった昨日の先発・平野から、橋本が2004年以来の自身2度目となる2桁となる10号ソロ本塁打を放ち、だめ押しの1点を加え、試合を決定づけます。

久保は9回も危なげない投球で三者凡退に打ち取り、そのまま9対1で試合終了。目の前の胴上げ阻止のマウンドを見事に守り抜き、チームのお家芸を復活させました。

久保は139球、被安打9、奪三振3、与四球1、失点1で3年ぶりとなる完封勝利こそ逃したものの、今季初の完投となる3勝目。打線も13安打を放って9点を奪い、勝負の12連戦の最終戦を白星で飾りました。

ライオンズ戦との対戦成績も11勝12敗とし、ついに4月30日以来となる待望の貯金1。試合の無かったファイターズと並んで同率3位に浮上しました。

お知らせ

本日は主催球団の都合により、ヒーローインタビューはございません。

vs西武 第23回戦

「ライオンズの優勝がかかった試合だったが、相手の状況は関係ない。今は、とてもいい野球が出来て、いい形で試合が出来ている。このまま、残り試合もいい状態で臨みたい。

先発の久保はとてもいいピッチングだった。ランナー2人出して中村の場面を2度向かえたが、しっかり投げてくれた。そして、最後まで一人で投げて見事な完投勝利をあげてくれた。

打線では、4回に先頭のズレータが粘って四球を選び、大松も粘ってからホームランを放ってくれた。西岡、細谷もいい打席で得点に貢献してくれた。

この長い12連戦を選手たちは本当に良く戦ってくれた。怪我人、疲労溜まった状態の中でプレーし、チーム一丸で纏まり力強く戦ってくれた。残り6試合、クライマックスへ向けていい戦いをしたい。」

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