2008.10.01 WED
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vs西武 第24回戦

クライマックスシリーズ進出にはこのレギュラーシーズン最後のホーム3連戦を勝ち越さなくてはならないマリーンズ。本日はリーグ優勝を決めたライオンズとの今季最終戦です。

ライオンズ戦を得意とするマリーンズ先発・渡辺俊は初回、2死から中島に左前安打を許しますが、自らの牽制で中島を挟殺し、3人で切る好発進を見せます。
しかし2回、先頭の後藤に左前安打を浴びると、続く中村に右翼席への46号2点本塁打を放たれ、先制を許します。
さらに1死から佐藤のセーフティバント、細川の内野安打、赤田の四球で満塁のピンチを招くと片岡の左前適時打で1点を追加され、なおも満塁のピンチに栗山に痛恨の11号満塁弾を右翼席へ運ばれ、この回まさかの7失点。続く中島にも左前安打を浴びたところで、39球、被安打8、被本塁打2、失点7で今季最短タイで渡辺俊は呆然としたまま降板となります。

その後は小宮山が2球で併殺を奪って流れを絶ち、続く3回も3者凡退に仕留めます。しかし4回、先頭の細川にセンターバックスクリーン左への16号ソロ本塁打を浴びると、1死からリーグ最多安打を競う片岡、栗山に連打を浴びたところで、今季何度もロングリリーフで流れを引き寄せた小宮山も降板となります。代わった3番手・伊藤は中島に左前適時打を浴び、この回計2点を献上。

宮城ではクライマックスシリーズ進出を争うファイターズがイーグルスから大量リードを奪い、もう後がない打線は、7点を取られた直後の2回裏、今季相性のよいライオンズ先発・涌井から、先頭の里崎が左前安打で出塁すると、2死から大松の左中間適時二塁打でまずは1点を返します。

2点を追加された直後の4回裏にも先頭の橋本の右翼席への11号ソロ本塁打、続くサブローの左翼席への6号ソロ本塁打の2者連続アーチで2点を奪い返し、反撃の狼煙を上げます。
続く5回にも、先頭の西岡が足の痛みをこらえながら激走し、執念の内野安打で出塁すると、早川の中前安打、福浦の中前適時打、里崎の右翼フェンス直撃の適時二塁打の4連打で、2点を挙げて、5対9と4点差まで追い上げ、この回で涌井をマウンドから引きずり下ろします。

マリーンズ投手陣は3番手・伊藤が7回までの3回2/3を無失点、8回からシコースキー、9回途中から川崎、荻野と繋いでライオンズに追加点を許さず、さらなる反撃を待ちます。
しかし打線は後半ライオンズの継投の前に反撃しあぐね、8回、1死から大松が風を味方につけ、三塁手、遊撃手、左翼手の後方に落ちるラッキーな二塁打で出塁し、3塁へ進みますが、ホームは踏めずに終わります。
4点ビハインドのままいよいよ後がなくなった9回、ライオンズの守護神・グラマンに対し、先頭の西岡がセーフティバントを仕掛けて、それをさばいたグラマンの1塁への悪送球を誘い、一気に2塁へ進みます。ここでグラマンが足の痛みを訴え降板。思いがけない形でチャンスが巡ってきますが、緊急登板となった6番手・谷中の前に里崎の死球等で2死1,3塁としたものの、最後はズレータが三振に倒れ、試合終了。

ほぼ時を同じくしてファイターズがイーグルスに17対0で勝利し、マリーンズの今季4位が確定。最後まで執念を見せたものの必死の追い上げ及ばず、クライマックスシリーズ出場への道は絶たれてしまいました。

ライオンズとの通算対戦成績も11勝13敗となり、負け越しとなりました。
マリーンズの2008シーズンは残り2試合となってしまいましたが、マリーンズらしい試合で2連勝で締め括りたいところです。

vs西武 第24回戦

「選手たちはシーズンを通して最後まで諦めない姿勢で臨んでくれた。
数ヶ月前にはマリーンズがクライマックスシリーズには程遠いと思われていたが、選手は努力を惜しまず、全力で出し切ってくれた。

私は選手たちを誇りに思っている。
そして、ファンの皆さんも一年間を通して諦めずに我々と共に戦ってくれた。
本当に誇りに思う存在。

先発の渡辺俊介は今日は自分のリズムで投げる事が出来ていなかった。
バントヒット2本やアンラッキーなヒットなどで、気が付けば大きな7点を奪われてしまった。

攻撃陣は今年の象徴通り、諦めずに最後まで喰らい付いてくれた。
5回の無死2,3塁でもう一本出ていれば試合の展開も変わっていただろう。

クライマックスに出場する3チームは全てパリーグを代表する素晴らしいチーム。
きっと、素晴らしい戦いを見せてくれるだろう。

我々にはまだ2試合残っている。
ファンの為に最高のショーを見せたい。
明日の先発は久保康友だよ」

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