2008.10.02 THU
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vs楽天 第23回戦

本日からはイーグルスとの今季最終2連戦。昨日の敗戦のショックを引き摺らず、心機一転臨みたいところです。

2008シーズンも残り2試合となり、投手陣では成瀬、清水直、小林宏に代わって、中郷、松本、野手ではオーティズ、西岡、ズレータ、ベニーに代わり、根元、早坂、竹原、神戸、角中が一軍登録となり、早速、根元、早坂、神戸、角中がスタメンに名を連ねました。
マリーンズ先発・久保は、初回、先頭の中村に左前安打を浴び、犠打等で3塁まで進まれますが、4番・セギノールを一ゴロに仕留め、先制を許しません。
続く2回も四死球で得点圏に走者を背負いますが、無安打無失点で切り抜けます。

一方、フレッシュな顔ぶれが揃った打線は3回、イーグルス先発の青山に対し、1死から根元の右翼線際への二塁打で出塁すると、早川が右中間適時三塁打で還し、1点を先制します。さらには福浦も中犠飛で続いて1点を加え、2対0。1,2,3番が若手にお手本を見せるかのように効率よく2点を奪います。
しかしその後は、安打や四球の走者を出しながらも、あと1本が出ず、追加点を奪えません。

3,4回を連続で3者凡退に仕留め、先制点をもらって波に乗るかに見えた久保は、5回、先頭の鉄平に四球を与え、2死までこぎ着けますが、そこから中村、内村を連続で歩かせ、満塁のピンチを背負います。しかし草野を中飛に仕留め、ピンチを脱します。
ところが7回、先頭の鉄平に中越二塁打での出塁を許すと、代打・平石の一ゴロの間に3塁に進まれ、続く代打・フェルナンデスの二ゴロの間に生還。1点を返されます。
結局、久保はこの回を終えたところで降板。制球に苦しみながらも111球、被安打2、奪三振2、与四死球5、失点1で凌ぎ、勝利投手の権利を手にします。

その後は8回をホールドのタイトル獲得が決まった川崎、9回を荻野の必勝リレーで、それぞれが3者凡退に抑え、1点のリードを死守。
2対1で逃げ切り、久保が4勝目を挙げ、荻野が球団史上3人目となる30セーブ目をマークしました。

チームも連敗を2で止め、通算成績は72勝70敗1分。今季の勝ち越しを決めました。明日も勝利し、2008シーズン最終戦を白星で締め括りたいところです。

久保投手、早川選手

インタビューの台上で笑顔を見せる久保と早川
スタンドに向かって背番号26のユニフォームを掲げる早川
多くのファンとタッチする久保

-今日のヒーロー、まずは4勝目を挙げた久保投手です。
おそらく今シーズン最後のマウンドだったと思いますが、どんな思いでマウンドに上がりましたか?

(久保)いつもと変わらず、順位は決まってしまったんですけど、まだシーズンが続くぐらいの気持ちで投げました。

-立ち上がり、いきなり3塁にランナーを背負うという場面になりました。立ち上がりを振り返っていかがですか?

(久保)ランナーを背負うのは、いつものことなので打たれることは慣れています(笑)

-そこをきっちりと抑えて、味方の援護がありましたね。

(久保)援護は必ず来ると思いましたので、粘り強く投げれば必ず勝てると思ってました。

-振り返ってみれば、5回までは初回のヒット1本だけに抑えるというピッチングが続いていきました。

(久保)結果的に前半はヒット1本に抑えられたので自分では納得いくピッチングが出来なかったんですけど、抑えられて良かったと思います。

-ただ5回は四球もあって、満塁のピンチを背負いました。あの回はどうでしたか?

(久保)不甲斐ないピッチングで野手に迷惑かけたので、そこをなんとか0に抑えられたのが、大きかったと思います。

-今日の全体のピッチングを振り返った場合はどうですか?

(久保)結果的に2安打で1点に抑える事が出来たので、悪いなりに良かったと思います。

-先程今シーズンはまだまだ続く気持ちでマウンドに上がったという話がありましたが、今シーズンは先発・中継ぎそしてまた先発へというシーズンでした。今日のマウンド勝ちが今日付いたという事は良い意味があったんではないですか?

(久保)今年はいいピッチングをしてもなかなか勝ち星に恵まれなかったので、今日の勝ち星は大きかったと思います。

-明日はチームを応援という立場になるかと思いますが、明日のゲーム、そして来シーズンに向けて一言お願いします。

(久保)明日最後の試合なので、必ず晋吾さんが勝ってくれると思いますので、また来年絶対優勝したいと思いますので、この暖かい応援よろしくお願いします。

-続いて先制の3ベースヒットの早川選手です。ナイスバッティングでした。

(早川)ありがとうございます。

-久保投手がランナーを出しながら、凌いでいく中でのあの先制点。非常に意味のあった一打だったと思いますが。

(早川)最近、調子も上がってきているので、自信を持ってあまりチャンスとかは考えずにいきました。

-1死・ランナー2塁のあの場面のバッティングを振り返ってください。

(早川)積極的に…なんといいますか、打ったヤツですね(笑)

-ただ非常に球足の速い一打という印象がありましたが、手応えはいかがでしたか?

(早川)ありましたけど、とにかく1点入って良かったです。

-先程ご自身でも好調というお話がありましたが、その好調さを明日の最終戦でもいかんなく発揮してください。

(早川)はい。っていうか、あの~好調になるのが遅かったので本当に申し訳ないんですけど、シーズン終わったらまたどっかの草野球で、また打棒を発揮したいと思いますので、呼んでください(笑)

-明日は最終戦です。今シーズン暖かい声援を送ってくれたファンの皆さんに一言お願いします。

(早川)明日もしっかりゲームを戦って、いい試合を見せたいと思いますので、是非球場に遊びに来て下さい。よろしくお願いします!

vs楽天 第23回戦

「久保はいい出来だった。
この所、いいピッチングを見せてくれていたが、今日もいい投球内容だった。
気持ちも入っていて、ストレート変化球とも素晴らしいボールだった。

久保と小林宏之が二人合わせて9勝しか上げられなかったのが信じられないが、この時期にいい形で投げられているのは、来季に向けて明るい材料だね。

川崎、荻野いい仕事をしてくれた。
この二人とシコースキーを加えたリリーフ陣は本当に一年間いい働きをしてくれた。
最初はリリーフ陣が弱点と言われたが、今はこのチームの強みになっている。
昨年の3人の同様かそれ以上の仕事をしてくれた。

今日から根元が復帰し、貴重なヒットで最初の得点になってくれた。

明日は今シーズンの最終戦。
ファンが楽しんでもらえる一日にしたいね。
明日の先発は小野晋吾だよ」

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