2008.10.03 FRI
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vs楽天 第24回戦

昨日イーグルスに勝利し、72勝70敗1分と今季の勝ち越しを決めて臨む今季最終戦。

マリーンズ先発・小野は初回、2死から草野に内野安打での出塁を許しますが、4番・フェルナンデスを三振に仕留めると、2,3回は3者凡退に仕留め、序盤に許したのはこの内野安打のみと上々の立ち上がりを見せます。

一方の打線は、イーグルス先発・片山に対し、初回は1番に座った田中雅の左前安打、2回は大塚の左前安打、3回は渡辺正の内野安打と毎回安打の走者を出し、得点圏へ進めますが、なかなか先制点を奪えません。

そのまま両チームともスコアボードに0を並べて迎えた5回、小野は先頭の鉄平に右前安打を許すと、渡辺直の犠打で1死2塁。ここで平石に左越適時二塁打を浴び、1点を先制されます。さらに続く嶋へ四球を与えると、2死から内村に走者一掃の左前2点適時打を浴び、この回計3点を失います。

しかしその裏、打線がすぐに反撃を開始。まずは先頭の細谷が四球を選ぶと、渡辺正の中前安打、早川の左前安打等で1死満塁のチャンスを作ります。ここで福浦、里崎が連続で押し出しの四球を選び、1点差とすると、なおも満塁のチャンスに竹原に左翼線への適時二塁打が飛び出し、2者が生還。4対3と逆転に成功します。
さらに堀が中前2点適時打で続いて、この回一挙6点を奪うマリーンズらしい猛攻で、先発・片山を5回持たせずしてKOします。

続く6回にも2番手・小山から、代打・神戸がパワーを見せつけ、センターバックスクリーンへ2号ソロ本塁打を叩き込み、1点を追加。来季へ繋ぐ自身初の代打本塁打で7対3とリードを4点に広げます。

見事な逆転劇により、勝利投手の権利を手にした小野は、5回を終えたところで73球、被安打5、奪三振3、与四球1、失点3でマウンドを2番手・伊藤へ託します。
その伊藤は早川の好守にも助けられながら、6,7回を無安打に抑えると、8回は川崎、9回はシコースキーが危なげのない投球でイーグルス打線を寄せ付けず、そのまま7対3で試合終了。

逆転勝ちで今カード2連勝で締め括り、対イーグルスは引き分けを挟んで6連勝。イーグルスとの今季の通算対戦成績は16勝7敗1分と大きく勝ち越し、先発・小野は8月14日以来の白星となる5勝目を挙げました

マリーンズの今季の通算成績は73勝70敗1分で4位。クライマックスシリーズ出場は逃しましたが、最大12あった借金を完済し、貯金を3つ作って、2008シーズン全日程を終えました。

最終戦セレモニー バレンタイン監督挨拶

試合後、セレモニーが行われ選手たちが集まる
セレモニーでファンにあいさつするバレンタイン監督
セレモニー終了後、スタンドに残ったファンが全選手の応援歌を合唱した

ミナサン、コンバンハ。キテクレテアリガトウゴザイマス。
ボクノニホンゴハマダヘタデス。ソシテキョウノスピーチハエイゴデハナシタイトオモイマス。

皆さんに今年1年間で起きた出来事を少しお話しておきたいと思います。

我々はあと一歩の所でクライマックスシリーズ進出を逃しました。
ですがそれは決して選手達を始め私達全員が1年間の間、努力する事を怠ってきたわけではありません。

このチームは1年間を通して色々な障害を乗り越えてきました。その事を非常に心から誇りに思いますし、尊厳を持って接したいといつも思っています。

まずはシーズン開幕した当初ベテランのリリーフ投手達3人の抜けた穴を埋めなければいけませんでしたが、それは新しい力で見事に埋める事が出来たと思っています。
そして彼らを含めたブルペンにいたリリーフ投手陣全員本当に素晴らしい仕事をしてくれました。
どうもありがとう。

そして先発投手陣、シーズン開幕当初は今ひとつ調子に乗りきれないところがありましたが、シーズンの終わりに向かっていく頃には、彼らは日本でも有数の先発投手陣として大きな活躍を見せてくれました。
彼らにもありがとうと伝えたいです。

そして野手達も様々な怪我を経験しながらも今日の試合で見せたように常にガッツを表に出してやる気を全面に出してもの凄い攻撃を見せ、そして多くの点を取って沢山の勝利を呼び込んでくれました。
彼らにも心から感謝したいです。

今年のシーズンの思い出というのは沢山あります。この素晴らしい集団が常に全力を尽くして、ここぞというところで、特別な試合で、いつも素晴らしい活躍をしてくれて、そして最高の結果を導き出してくれました。
この特別なメンバーが揃った本当に素晴らしい集団を本当に心から誇りに思います。

そして何よりも我々がシーズンの中で、苦しんでいる時、もがいている時、決してあきらめることなく我々を支え続けて、そしていつまでも最後の最後まで我々に力を与えてくれたファンの皆さん、本当にありがとうございました。

皆さんにはもう少しお話をしたいと思います。
なかなか皆さんに対して直接私の言葉を伝える機会がありませんし、皆さんがマスコミを通じて見て聞いている事はなかなか全て事実が伝わるという訳ではありません。

私がこのチームが次の優勝を手にするのを是非見たいと思う理由が3つあります。

一つ目は、まず何よりも、この5年間は私の人生の中で最高の5年間でした。
この球団が、この素晴らしいファンに囲まれて、世界にあるどの球団にも負けない最高の球団に育ってきた事。
そして選手たちが素晴らしい成長を見せてくれた事。

二つ目に私はこのチームのメンバーを私の家族だと思っています。
彼らが少しずつですけれども育っていって見事に成長していく姿を見てくるのが楽しくて仕方ありませんでした。
これからも彼らが更に成長して大きな成功を収めていくのを見続けていきたいと思います。

三つ目は千葉ロッテマリーンズは、非常に明るい未来が待っているからです。
なぜなら、これだけ素晴らしいファンの皆さんがいつも我々を応援してくれるからです。
皆さんのことは本当に心から愛しています。

これから先、どれだけ長く皆さんと一緒にいられるかは分かりません。
けれどもこれから過ごす一日一日、一つ一つの瞬間はきっと皆さんと一緒に心から楽しめるものになると思います。

この5年間、私にこれだけ素晴らしい経験をさせてくれた重光オーナーご一家、そして千葉ロッテマリーンズの球団の皆様に心より感謝申し上げます。

今日この最後の戦いが終わった夜に皆さんと一緒にいられると今感じられています。

We are Lotte Marines!
We are Lotte Marines!
We are Lotte Marines!
We are Lotte Marines!

ホントウニ、アリガトウゴザイマシタ!!!

vs楽天 第24回戦

「小野は4回までいい投球内容で最後の5回は少しガス欠したかな。しかし、チームに勝利を導いてくれたし、彼自身に勝ちが付いたのは良かった。
その後の伊藤、川崎、シコースキーもいい投球で締めくくってくれたね。

攻撃では若い細谷、神戸がいいバッティングを見せてくれた。来年、彼らがどれくらい成長してくれるか楽しみだね。

今日でマリーンズの2008年シーズンが終了した。選手は一年間努力を惜しまず一生懸命戦ってくれた。
クライマックスシリーズに進出できなくてファンには申し訳ない。来年は必ずファンが喜ぶシーズンにしたい。選手たちはしばらく休んでから来季へ向けた秋季練習をスタートしたい。

本当に一年間我々に声援をくれたファンにお礼を申し上げたい。有難うございました。」

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