2009.04.17 FRI
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vs福岡ソフトバンク 第1回戦

昨夜のサヨナラ勝利でイーグルスに勝ち越したマリーンズは、ホークスを千葉マリンに迎えての今季初顔合わせです。

ホークスの先発は開幕投手・和田。
先制点を奪いたいマリーンズ打線は2回、2死からベニーが粘って四球を選ぶと、続く竹原の高めの直球を振り抜いた打球が、左翼フェンスを直撃する左適時二塁打となって、1対0。
竹原が第1打席から和田との相性の良さを見せつけ、先制します。

マリーンズの先発は、ホークス戦プロ初登板となる大嶺。
3回まで毎回走者を1人出しながらも無失点で切り抜けると、4回、先頭の松中の内野安打、小久保の右前安打で無死1,2塁とこの試合最大の危機を迎えます。しかし、続く長谷川のバントを大嶺が3塁に素早く送球して封殺すると、更に柴原を三振、高谷を中飛に仕留めて、ここも無失点に押さえ込みます。

追加点で大嶺を援護したい打線でしたが、尻上がりに調子を上げた和田の前に6回は里崎、井口、サブローが3者連続三振に倒れるなど、追加点を奪えません。

大嶺も力投を見せて7回まで無失点に押さえ込むと、勝利投手の権利を持ったまま、2番手・川崎にマウンドを託します。
しかし、8回、その川崎が先頭の森本に右前安打を放たれると、続く本多の犠打、川崎の右前安打で1死1,3塁とされ、松中の遊ゴロの間に森本が生還。1対1と同点にされてしまいます。

さらに2死3塁と逆転の危機を迎えますが、ここで登板した3番手・シコースキーが、小久保を1球で三ゴロに打ち取り、逆転は許しません。

勝ち越し点を奪いたいマリーンズ打線でしたが、2番手・ファルケンボーグの前に8回、9回と3者凡退に押さえ込まれ、試合は連日の延長戦に突入します。

10回、4番手・荻野が登板すると、先頭の森本に右前安打を放たますが、続く本多のバントを自ら素早い2塁送球で封殺、さらに本多を巧みな牽制球で封じ、無失点に抑えます。
さらに11回も2死から長谷川に中前安打を放たれますが、続く柴原を三振に仕留め、流れを呼び込みます。

するとその裏、3番手・攝津を前に2死から福浦が左前安打で出塁すると、里崎、井口が連続四球でつないで満塁の好機を演出します。
ここで続くサブローの6球目、抜けた変化球が避けたサブローの背中に当たり、サヨナラの押し出し死球で2対1。全員でつなぐ意識が連夜のサヨナラ勝利を生み出しました。

先発で好投した大嶺は、7回を115球、被安打4、奪三振5、与四死球3で無失点に押さえ込み、勝ち星こそつきませんでしたが、次回以降に期待が持てる好投を見せました。
また、2回を無失点に押さえ込んだ荻野が今季初勝利。
6連敗後の3連勝と、更に勢いを増したマリーンズ。明日も連勝を伸ばし、一気にカード勝ち越しを決めたいところです。

荻野投手

今季初勝利で笑顔の荻野
26番目の戦士と共にバンザイで勝利を喜ぶ荻野
ファンと笑顔でハイタッチをする荻野

-今日のヒーローは荻野投手です!!

(荻野)ありがとうございます!!

-2試合連続延長サヨナラゲームとなりましたが、本当にすごいゲームでしたね!?

(荻野)そうですね。チームみんな勝てると思って気持ち込めてやっていたんで、こういう結果になったんだと思います。

-9回からマウンドに上がって、きっちり抑えて今季初勝利となりましたが?

(荻野)まあ、勝利は別にあれなんですけど。大嶺が本当に良いピッチングをしていたんで、大嶺を勝ち投手にしてそういう試合をしたかったんですけど。川崎さんの調子が今ひとつだったので、次は川崎さんも良いピッチングをしてくれると思います。

-同点とされましたけど、その次に失点は絶対に許さないぞっていう気迫のピッチングでしたね。

(荻野)今日は絶対に落としちゃいけない試合だと思っていたんで、気持ち込めて絶対に点を獲られないぞっていう気持ちで投げました。

-サブロー選手のサヨナラデッドボールを見ていてどうでしたか?

(荻野)勝ったことが何より嬉しかったですね。

-背番号と同じように全く点を許しませんね。

(荻野)そうですね。これが続けられるように、次の試合また頑張ります。

-これでマリーンズは3連勝となりました!

(荻野)まだ先は長いんで1戦1戦集中してどんどん勝ちを積み重ねていきたいです。

-最後にたくさんのマリーンズファンの皆さんにメッセージをお願いします!

(荻野)天気も悪い中、延長戦でこんな遅い時間になったにも関わらず、最後まで応援ありがとうございました!また明日からも応援よろしくお願いします!

vsソフトバンク 第1回戦

「今日も選手全員が一生懸命戦ってくれた。

大嶺に勝ち星は付かなかったが、本当に素晴らしいピッチングをしてくれた。力強いストレートをアグレッシブに使い、チェンジアップもいい所に決まっていた。大人の投球でまた、大きな成長を見せてくれた。ブルペン陣も良く繋いで投げてくれた。

打線はいい投手相手だから、なかなか得点は出来なかったが、喰らい付いて球数を多く投げさせ、和田をマウンドから下ろした。最後の回も昨日ホームランを打っている、里崎、井口と自分で決めたい所だけど、しっかりボールを見て四球で塁を埋めてくれた。

大きな勝利だね。先発投手がいい内容で長いイニングを投げてくれると、勝てるチャンスが大きくなるね。明日先発の清水直行も持てる力を十分に出していい投球を見せてくれるだろう」

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