2009.05.19 TUE
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
1
X
R
H
1
5
2
9

vs横浜 第1回戦

過去4年間における交流戦において、通算70勝48敗2引き分けと12球団トップの勝率を誇るマリーンズ。得意としている交流戦の開幕投手を、2年連続で唐川に託します。
前回登板でプロ入り初完封を達成した唐川にとって、今回は交流戦初勝利が期待される登板となりました。

マリーンズは1回、2回と得点圏に走者を進めるも無得点に終わると、上々の立ち上がりを見せていた唐川が3回、先頭の7番・二塁打の北川を犠打で3塁へ進められると、2死後に1番・内川に右中間に適時二塁打を許し、0対1と先行されます。

しかし、マリーンズもその裏にベイスターズ先発・マストニーを攻め立てます。
先頭の2番・竹原の四球、3番・サブローの中前安打で無死1,2塁、さらにマストニーの暴投で無死2,3塁とチャンスを広げると、4番・井口の三ゴロの間に竹原が生還して、1対1。試合を振り出しに戻します。その後も5番・ベニーが四球を選び、1死1,2塁と逆転の好機が続きますが、ここは後続が倒れて同点止まり。

同点に追いついてもらった唐川は、直後の4回に見事なピッチングを見せます。3番・ジョンソン、4番・村田をいずれも直球で見逃し三振に斬って取ると、5番・佐伯には101キロの緩いカーブで空振り三振を奪い、クリーンアップに対して3者連続三振を奪う快投。
その後も危なげないピッチングで、ベイスターズ打線にまったく付け入る隙を与えません。

一方のマリーンズ打線は、好機を作りながらも、どうしても得点につながらない展開が続きます。4回に2死2,3塁、5回に2死2塁、6回から登板した2番手・真田に対しても7回に2死3塁の得点機を迎えますが、どうしてもあと1本が出ず、試合は1対1のまま8回裏を迎えます。

何とか唐川の好投に応えたいマリーンズ打線は、3番手・石井に襲いかかります。この回先頭の代打・早坂が四球を選ぶと、8番・福浦が犠打で1死2塁とし、迎えるはこの日2安打の9番・今江。今江は追い込まれながらも、低めの変化球をすくい上げて、前進守備の左翼・内川の頭を越える適時二塁打を放ちます。喉から手が出るほど欲しかった2点目を奪い、2対1とついに逆転に成功します。

今日の唐川にとっては、この2点目があれば十分。9回に1安打を許すも、後続を打ち取ってゲームセット。2対1で交流戦初戦を白星で飾り、幸先の良いスタートを切りました。


唐川は直球・変化球ともに制球抜群で、9回を121球、被安打5、奪三振10、無四球、1失点という内容で、2試合連続の完投で4勝目、そして嬉しい交流戦初勝利を挙げました。

これでマリーンズは、今季3度目の3連勝でリーグ3位に浮上。3年ぶりの交流戦優勝に向けても、上々のスタートを切りました。明日の横浜戦にも勝てば、今季初となる4連勝です。

今江選手、唐川投手

互いの勇士を讃え合う今江・唐川!!
客席に向かいサインボールを投げる今江!!
笑顔でファンとハイタッチを交わす唐川!!

-今日は投打のヒーローに来ていただきました。
まずは決勝のタイムリー、今江選手です。おめでとうございます。

(今江)ありがとうございます。

-今日は再三チャンスがありながら、あと一本という展開が続いていましたけども?

(今江)そうですね。本当に唐川がよく頑張ってくれてたんで、まぁ自分がそういう打席に立ったら本当に助けてやろうという気持ちで打席に入りました。

-あの8回の打席ですけども、まずはどんな気持ちでバッターボックス入りました?

(今江)今日はその前の打席も、その前の打席もヒットが出てたんで、気分良く入れたっていうのはあります。

-打ったボールは何でした?

(今江)スライダーです。

-瞬間の手ごたえどうだったんでしょう?

(今江)ちょっとつまってたんですけど、外野が前進守備だったんで、抜けてくれと思って走ってました。

-本当に貴重な一点、唐川投手にもプレゼントした本当に良い一点でしたよね?

(今江)唐川にはあの一点だけで十分だったと思うので、本当に良かったです。

-ご自身も今日猛打賞ということで、これから始まる交流戦、良いスタートが切れたんじゃないでしょうか?

(今江)そうですね。交流戦初戦ということで、良い形で勝てたっていうのはすごく大きいと思います。

-では最後、応援してくれたファンの皆さんに一言お願いします。

(今江)本当にやっとチームに貢献できました。これからどんどんどんどん貢献していきたいので、また応援よろしくお願いします。

-今江選手でした。おめでとうございました。

-続きまして素晴らしいピッチングで今シーズン4勝目を挙げました唐川投手です。おめでとうございます。

(唐川)ありがとうございます。

-交流戦のトップバッターを任されました。まず今日はどんな気持ちでマウンドに立ったんでしょう?

(唐川)昨年も交流戦の初戦を投げさせてもらって不甲斐ない結果だったんで、今年はまた違う自分を見せたいなと思って投げました。

-その結果ですが、5安打1失点10奪三振。いかがですか、今日のピッチングは?

(唐川)良く出来たと思います。

-どんなところが良かったですか?

(唐川)里崎さんのリードが良かったです。

-最終回ランナー出ましたけども、点を取られた3回以降、ほとんどピンチらしいピンチがなかったと思うんですけども、投げている本人としてはどうだったんでしょう?

(唐川)ストライクも先行してたし、そういうピンチもなかったんで、自分のテンポで投げれたと思います。

-最終回投げきった後に非常に良い笑顔が見えましたが、あの時はどんな気持ちだったんでしょう?、

(唐川)もうかなりへばってたんで、やっと終わったなっていう。

-ご自身も前回は完封、今回も完投、良い感じで上がってきてるんじゃないでしょうか?

(唐川)自分が投げる試合は絶対勝ちたいと思ってますし、チームに貢献できてるんで良いと思います。

-さぁこれから交流戦ということで戦い続きますけども、最後にファンの皆様に一言お願いします。

(唐川)今日はファンの皆さんのおかげで、へばってたんですけど良い形で勝つことができました。これからも戦いは続くので応援よろしくお願いします。

-今日のヒーロー唐川投手、そして今江選手でした。おめでとうございました。

vs横浜 第1回戦

「唐川は今日も素晴らしい投球を見せてくれた。得点を許したツーベースは唯一の失投だったが、それ以外は完璧な投球内容だった。3種類の持球をコントロール良く、危なげないピッチングだった。

ベンチから見ていてすごく嬉しい投球内容だった。

打線はチャンスで後一本が出なかった。

いい当たりが正面に付くなど、アンラッキーだったが、最後は勝利出来る得点を挙げてくれた。

今江はこの所、本来のバッティングを見せてくれている。今日も3安打で最初の打席でもいい当たりで内容が良かった。彼の復調はチームにとってとても良いニュースだね。

井口も今日から守備に付き、いい動きを見せてくれた。

後、8回の先頭打者の早坂がしっかりボールを見極め決勝のホームを踏んでくれた。

交流戦の初戦を勝利でいいスタートが出来て良かった。明日もいい試合をしたいね」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート