試合情報

昨日はドラゴンズ相手に9回に2点差を追いつかれての引き分け。心機一転、横浜に乗り込んで6月初勝利を目指し迎えたベイスターズとの第3回戦です。

ベイスターズの先発・グリンの立ち上がりをとらえたいマリーンズ打線は初回、1死から2本の安打と四球で満塁とすると、5番・里崎と6番・ベニーが連続で押し出し四球を選び、先制に成功します。さらに1死満塁で続くチャンスに打席に入ったのは、今日30歳の誕生日を迎えた7番・ランビン。高めに浮いた直球を強振し、自らの誕生日に花を添える4号満塁本塁打を放ち、打者一巡の猛攻で6対0と一気に突き放します。

大量援護を受けたマリーンズの先発・成瀬でしたが、その裏、先頭・金城にいきなり5号ソロ本塁打を放たれ、6対1と1点を返されます。

2回、3回は安打を放たれながらも持ち前の投球術でいずれも併殺打で無失点に切り抜けてきた成瀬でしたが、4回、先頭・内川にバックスクリーン横に11号ソロ本塁打を運ばれ、6対2とされます。さらに1死から佐伯にも左翼席に5号ソロ本塁打を放たれて6対3と3点差に追い上げられると、四球と二塁打で1死2,3塁とされます。しかし細山田は投ゴロ、グリンの代打・呉本は伸びのある直球で見逃し三振に退け、流れを食い止めます。

すると5回、ベイスターズの2番手・高崎から、3番・大松が5月6日のファイターズ戦以来、約一ヶ月ぶりとなる5号ソロ本塁打を右翼席へ運び、7対3と点差を広げます。

しかしその裏、成瀬は先頭・金城に内野安打で出塁を許すと、2死2塁から村田に左適時二塁打を放たれ、7対4と再び3点差に詰め寄られてしまいます。

さらに6回、昨日は最終回を無失点で締めた川崎が2番手のマウンドに上がりますが、左前安打と犠打で1死2塁とされます。ここで代打・新沼に左前適時打を放たれて、7対5とされてしまいます。

続く7回は荻野が3番手のマウンドに上がります。1死1塁から佐伯には左中間の真ん中へ鋭い打球を放たれますが、抜ければ1点の打球を中堅手・ランビンが頭から突っ込む気迫のダイビングキャッチで好捕。さらに荻野は、四球と捕逸で2死2,3塁と一打同点のピンチを迎えますが、石川を二ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けます。

8回は4番手・伊藤が2死から金城に今日4本目となる中前安打を放たれ、一発が出れば同点の場面で代打・ジョンソンを迎えますが中飛に退け、追加点の援護を待ちます。

7回以降はベイスターズ投手陣の前に抑え込まれていた打線でしたが、9回、5番手・工藤から先頭の代打・竹原が四球を選び、その後犠打などで2死2塁とします。ここで打席に入った大松が右翼席上段に今日2本目となる6号2点本塁打を叩き込み、9対5。待望の追加点を奪い、ベイスターズを突き放します

その裏、5番手・シコースキーが、無死二塁から村田に9号2点本塁打を放たれ、9対7と2点差に詰め寄られます。なおも2死1塁と再び一発が出れば同点の場面を迎えますが、最後は新沼を遊飛に退けて、逃げ切りに成功しました。

先発・成瀬は5回を93球、被安打9、奪三振3、与四死球1、4失点の投球でしたが、打線の援護と救援陣の踏ん張りで4勝目をあげました。

チームは6月初勝利をあげ、3つの引き分けを挟んでの連敗を2で食い止めました。明日もベイスターズに勝利し、交流戦初のカード勝ち越しを飾って波に乗っていきたいところです!

-今日のヒーローランビン選手に来ていただきました。
まずは1回の満塁ホームランから聞かせてください。どんな気持ちでバッターボックスで待っていたんですか？

(ランビン)フルカウントだったんだけど、高めの真っ直ぐを良いスイングで捉えられたと思うよ！

-ガッツポーズも出てましたね？

(ランビン)ハハハ(笑)ちょっとエキサイティングな気分になったよ。

-バースデーアーチという事で素晴らしかったですね？

(ランビン)ありがとう。30歳の誕生日なんだけど、誕生日の日にチームの勝利に貢献できるようなプレーが出来たことを嬉しく思うよ。

-区切りの日に打つというのは凄く勝負強いなという気もするんですが？

(ランビン)常に一打席一打席良い打席にしようと心掛けて打席に入っているから、それが結果的にチームの勝利に貢献できるような良い打席に出来れば良いと思っているよ。満塁でこのような良い結果が残せたので凄く嬉しいです。

-7回には守備でも良いプレーがありました。

(ランビン)バットでも守備でもグローブでも常にチームの勝利に貢献できるようなプレーをしようと考えているから、荻野を助けることが出来たし、チームを助けることも出来たし凄く良かったと思うよ。

-チームは引き分けなどあって久々の勝利だったと思うんですが、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

(ランビン)今日は本当にたくさんのマリーンズファンに球場に来てくれて本当にありがとう！今日は自分だけでなく大松も3安打2ホームランを打ったので自分だけでなくて大松そしてチーム全体の勝利だと思うよ。

-今日のヒーローは常に全力プレーのチェイス・ランビン選手に来ていただきました。

(ランビン)Thank you so much!!

「今日は打撃陣が奮起してくれた。
初回にいきなり６点のビッグイニングを作ってくれた。

ランビンはここまでヒットは多くないが貴重はヒットでチームに貢献してくれている。
今日の満塁ホームランは本当に価値のある一発だったし、守備でも大きなプレーをしてくれた。

大松は今日は３番に置いたがベンチの期待通りの働きだった。
３番に置いて何か気持ちの面でも高めて臨んで欲しいと思っていた。

２発とも彼らしいホームランだった。
ここまで、彼らしくないバッティングが続いたのでここからは、はるかにいいバッティングを見せてくれるだろう。

先発の成瀬は５回勝利投手と最低限の仕事はしてくれたが次回は、今日よりいい投球をしてくれるだろう。

今日は荻野を７回、伊藤８回、シコースキー９回と順番を変えたが、このチームでは３人とも抑えを出来る投手。
ここから、ミラクルを起こすために何かを変えて勢いを付けたかった。
３人とも価値のあるアウトを取ってくれた。

明日もいい試合で連勝して千葉に帰りたい」