試合情報

レギュラーシーズン再開初戦は、パ・リーグ首位のファイターズを千葉マリンに迎えての第6回戦。

先発マウンドには、6月14日のタイガース戦で今季初勝利を挙げて以来、中11日の先発マウンドとなる小林宏が上がりました。
しかし1回、2番・森本にいきなり1号ソロ本塁打を左翼席に運ばれ、1点を失ってしまいます。

ファイターズの先発・ダルビッシュを前に、早めに反撃を見せたいマリーンズ打線はその裏、1番・西岡が四球で出塁して3塁まで進みますが後続が倒れ、得点を奪えません。

先制を許した小林宏は、2回は3つのアウト全てを三振で取るなど、順調な投球を見せます。
5回には、7番・糸井の振り逃げと9番・金子誠の左前安打で1死1,3塁とされますが、これ以上点差を広げられたくない小林宏は力のある投球で踏ん張って後続を断ち、反撃を待ちます。

しかし、好投を続ける小林宏を援護したいマリーンズ打線は、ダルビッシュの投球術の前に7回まで安打すら放つことが出来ません。

ダルビッシュに負けじと落差のある変化球を武器に、6回は3者連続の空振り三振に切って取る快投を見せた小林宏でしたが、7回、6番・小谷野の二塁打と犠打で1死3塁とされると、2死から金子誠に中前適時打を放たれてしまい、0対2とされてしまいます。

8回は2番手・内がマウンドに上がりますが、森本の四球と盗塁で無死2塁とされると、稲葉に左前適時打を放たれ0対3。さらに3番手・高木が5番・スレッジに10号2点本塁打を浴び、0対5とリードを広げられてしまいます。

沈黙していた打線はその裏、先頭の5番・サブローが右前にチーム初安打を放つと、6番・橋本将が中前安打で続き、無死1,2塁とようやくダルビッシュ相手にチャンスを作ります。しかし、後続が打ち取られてここも得点を奪うことができません。

9回はファイターズの2番手・宮西から先頭・西岡が四球を選び、3番手・江尻がマウンドに上がると1死から3番・大松の打席の間に暴投などで3塁まで進みます。しかし、大松が中飛に倒れると、最後は4番・井口が空振り三振。
最後までホームが遠く、0対5のまま試合終了となってしまいました。

先発・小林宏は7回を113球、被安打5、奪三振10、与四死球1、2失点に抑え、自身今季初の二桁奪三振を達成するなど好投を見せましたが、悔しい5敗目。
打線はわずか2安打に抑え込まれて今季5度目の完封負けを喫してしまいました。

しかし、これからも戦いは続きます。明日は交流戦終盤に見せたような猛打を見せて、今後の戦いに勢いをつける勝利を奪いたいところです。

「7回までは互角に戦う事が出来ていた。相手投手のダルビッシュはストレートが走っていて、変化球も切れていた。優れた投手。

しかし、初回の大松や今江、里崎のいい当たりをバックがいいプレーで助けていた。

小林宏之も素晴らしい投球を見せてくれた。初回に甘く入ったボールをホームランされたが、それ以外は素晴らしいボールを投げていた。勝利をつけてあげられなくて残念。

明日の先発は唐川侑己だよ」