

vs埼玉西武 第11回戦
6月最後の試合を延長戦の末に制したマリーンズ、7月最初の試合も勝利するべく迎えたライオンズとの第11回戦です。
ライオンズの先発・岸の立ち上がりを攻めたいマリーンズ打線は1回、1番・西岡が安打で出塁すると、今日1軍に戻った2番・早川の犠打と4番・井口の右前適時打で生還。1対0と幸先よく先制します。
マリーンズの先発は6月17日のスワローズ戦以来2週間ぶりの登板となった成瀬でしたが、1番・片岡と3番・中島の2本の二塁打で1対1と同点にされてしまいます。
さらに2回、5番・江藤と6番・G.G.佐藤の連打と犠打で1死2,3塁とされると、8番・佐藤に犠飛を運ばれて1点を失います。さらに9番・銀仁朗、1番・片岡の2本の単打で1点を失うと、続く2番・栗山に甘い直球を左中間に運ばれる2点適時二塁打で1対5とされてしまいます。
しかし成瀬はその後は本来の投球が戻り、3回から5回までの3イニングスで5つの三振を奪い無失点に抑える快投を見せ、流れを引き寄せます。
4点差を追うマリーンズ打線は5回、9番・今江が岸の直球を振り抜き5号ソロ本塁打を放って2対5。反撃の口火を切ります。
さらに続く6回は5番・サブローと6番・橋本将の連打で好機を作ると、8番・福浦の打球がライオンズの二塁手・片岡の悪送球を誘い、サブローが生還して3対5。なおも1死2,3塁から今江が2打席連続となる6号3点本塁打を放って6対5。ついに岸をとらえて逆転に成功します。
援護を受けた成瀬はその裏、G.G.佐藤の安打と犠打、佐藤の適時三塁打で1点を失い、6対6の同点に追いつかれると、2番手・川崎がマウンドへ。しかし、9番・銀仁朗に犠飛を放たれて6対7。再び逆転されてしまいます。
続く7回は、3番・大松とサブローの安打、7番・バーナムJr.の死球で2死満塁と岸を攻め立てますが、福浦の打球が三遊間を破れずに無得点に終わってしまいます。
するとその裏、川崎が栗山に安打を許すと3番手・内が3番・中島の安打と4番・中村への四球で無死満塁とされてしまいます。ここで4番手・中郷が代打・石井義への押し出し四球と暴投で2点を失い、6対9。点差を3点とされてしまいます。
さらに8回は代打・大崎の安打と犠打、栗山の安打で1死1,3塁とされると、中島に左中間フェンス直撃の2点適時二塁打を浴び、6対11とされてしまいます。
反撃を見せたいマリーンズ打線でしたが、8回はライオンズの2番手・岩崎、9回は3番手・小野寺の前に好機を作ることが出来ずそのまま6対11で試合終了。7月の初戦を白星で飾ることができませんでした。
先発・成瀬は5回1/3を93球、被安打10、奪三振6、与四死球1、失点7で4敗目。
13安打を放った打線は、一時は昨年8月20日のファイターズ戦以来となる今江の1試合2本塁打などで4点差を逆転しましたが、終盤に得点を奪うことができませんでした。
カードの対戦成績は1勝1敗に持ち込まれてしまいましたが、明日は巧みな試合運びで勝ち越しを決め、7月攻勢に弾みをつけたいたいところです。
vs西武 第11回戦
「先発の成瀬は最初の2イニングはリズムを掴む事が出来なかった。その後3イニングは持ち直したが、チームがリードを奪った6回に逆転を許してしまった。今日は配球のコンビネーション、コントロールが定まっていなかった。彼はこれ以上の投球が出来る投手。次回までにはしっかり調整していい投球を見せてくれるだろう。
攻撃陣はいい仕事をしてくれた。序盤にリードを許したが、6回には逆転に成功した。特に今江はホームラン2本を含む猛打賞で素晴らしい働きをしてくれた。その他の打者もみんないい振りをしている。明日の試合もいい攻撃を見せてくれるだろう。明日の先発は渡辺俊介だよ」