2009.07.15 WED
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
0
0
1
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
2
X
R
H
2
5
3
12

VSオリックス 第11回戦

2試合連続のサヨナラ負けを喫して5連敗となり、何としても今季ワーストタイとなる6連敗だけは阻止したいマリーンズ。連敗ストッパーとして成瀬をマウンドに送ります。

マリーンズは初回から、バファローズ先発・小松に対して襲いかかります。西岡の四球、福浦の犠打が敵失を誘うと、井口も四球を選び無死満塁。ここで、4番・大松が6試合連続安打となる右前適時打を放ち、幸先よく1対0と先制します。しかし、続く無死満塁のチャンスは5番・サブローは三振、6番・里崎は併殺打に倒れて、初回は1点止まりで攻撃を終えます。

すると2回、成瀬は1死から北川に右前安打を許すと、続く大村に左中間を破る適時二塁打を浴びて1対1の同点に追いつかれます。

マリーンズ打線も負けてはいません。4回、先頭のサブローがフェンスを直撃する三塁打で出塁すると、2死後、9番・今江が右前適時打を放ち、2対1と勝ち越します。

6月7日以来の白星を狙う成瀬は、3回以降たびたびピンチを迎えるものの、キレのある直球とチェンジアップをコースに投げ分ける緩急をつけた投球で要所を抑えます。
6回には無死2塁とするもカブレラ、北川、大村を3者連続三振に斬って取れば、7回には2死満塁で昨日サヨナラ打を打っているフェルナンデスを迎えますが、三振を奪ってピンチを切り抜けます。

しかし8回に思わぬ形で逆転を許します。
この回から登板した2番手・伊藤が先頭のカブレラに右前安打を許すと、1死後、大村に左翼線に適時二塁打を運ばれ、2対2の同点に追いつかれます。ここで伊藤は降板し、3番手・荻野がリリーフします。荻野は一輝に右前安打を許し、1死1,3塁とされますが、下山から三振を奪い、続く鈴木に流し打たれた一二塁間の打球を二塁手・井口が好捕。ピンチを切り抜けたと思われましたが、これが安打となって2対3と試合をひっくり返されます。

立ち直った小松の前に、5回以降は4イニング連続で3人で抑えられていたマリーンズ打線は9回、1死から里崎が二塁打を放って出塁し、同点のチャンスをつくります。しかし、竹原、ベニーが倒れてゲームセット。2対3で敗れ、これで今季ワーストタイとなる2度目の6連敗、借金も今季最多の11となりました。

先発・成瀬は7回を120球、被安打8、与四死球1、失点1という素晴らしい内容で、5月12日のホークス戦に続いて自己最多となる13奪三振を記録しましたが、5勝目には手が届きませんでした。

苦戦が続いているマリーンズですが、明日先発する渡辺俊の投球で、自身の、そしてチームの悪い流れを断ち切り、久々となる千葉マリンに気分良く帰りたいところです。

vsオリックス 第11回戦

「この所、悔しい負けが続いているが、マリーンズにはいい打者、いい投手が揃っている。このまま、悪い状態が続く事はない。何かキッカケを掴めばいい形になる。

先発の成瀬は持てる力全てを出してくれた。満塁のピンチも素晴らしいボールで切り抜けた。チームが勝利出来るチャンスを作ってくれた。

リリーフ陣は投げているボールは悪くない。上手く打たれたり、打ち取った当たりがヒットになったりしているだけ。

残り試合はまだ十分残っている。絶対に選手たちは巻き返してくれるだろう。

長い遠征も明日で最後。いい形で勝利して千葉に帰りたい。

明日の先発は渡辺俊介だよ」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート