

vs北海道日本ハム 第14回戦
一時は同点に追いつきながらも惜しい星を落としたマリーンズ。同一カード3連敗を免れるためにも、オールスター前最後の試合を白星で飾りたいマリーンズの先発は成瀬。07年7月28日のファイターズ戦初登板以来7連勝中と相性の良い相手に対して、今季初登板となります。一方のファイターズは現在防御率リーグトップのダルビッシュです。
そのダルビッシュに対して初回、制球の定まらないダルビッシュから2つの四球を選び、2死1,2塁としますが走者を還せず、立ち上がりのダルビッシュを攻略できません。
すると、その後ダルビッシュは立ち直り、2回以降3イニング連続で3者凡退に抑えられます。
一方の成瀬も緩急をつけた投球で、4回まで2安打に抑えます。
しかし5回、先頭・スレッジのフェンス直撃の二塁打を足掛かりに2死3塁とされると、鶴岡に初球の直球を狙い打たれ、これが左翼フェンス直撃の適時打となり、0対1と先制を許します。
6回までノーヒットに抑えられていたマリーンズは7回、1死から5番・サブローが振り逃げで出塁すると、続く6番・橋本将が待望の初安打を右前に放ち、1死1,2塁と得点圏に走者を進めます。しかし、竹原、バーナムJr.が倒れて、どうしても同点に追いつけません。
7回まで1失点で抑え、好投を続けていた成瀬でしたが、8回に思わぬ一発を浴びます。簡単に2死を取った後、またもや鶴岡に初球の外角高めの直球を左中間席に運ばれる1号ソロを浴びて0対2とリードを広げられます。
何とか成瀬の好投に応えたいマリーンズ打線は9回、2死からサブローが高く浮いたスライダーを左中間席に運んで1対2。サブローの12号ソロで1点差に詰め寄るも、最後はチーム初安打を放った橋本将が二ゴロに倒れてゲームセット。先発・成瀬は、8回を102球、被安打7、奪三振3、与四死球0、失点2という好投をみせましたが、残念ながら5勝目には手が届きませんでした。
借金は今季ワーストの14となり、前半戦を終えました。オールスター明けの28日には舞台を千葉マリンに移して再びファイターズと対戦します。首位・ファイターズを今度こそ叩き、後半戦からの逆襲を期待したいところです。
vs日本ハム 第14回戦
「相手投手のダルビッシュは今日も非常にいい投球だった。成瀬も良かっただけに、何とか得点をあげて勝利を付けてあげたかった。
成瀬は今年の中でもいい投球内容だった。相手の8番バッターを抑える事が出来なかったのが敗因になった。それ以外は彼本来の投球で、外角へのコントロールは完璧だった。
今日で前半戦が終了した。ここまで、しっかり指揮を取る事が出来なかった。野球を楽しむ事が出来なかった。
後半戦まで5日間あるので、ゆっくり後半戦へ向けた対策を考えて、後半戦からはいい形の野球を見せたい。ファンが喜ぶ試合を沢山して行きたい。ファンが喜ぶ勝利を沢山あげたい」